Fireface UCから UCXへの更新

 RME のBabyfaceに加えて、Fireface ucを導入して、かれこれ6年程経過して、その間に大きなトラブルも無く自宅システムのメインのマルチチャンネルDACとして、その任務を果たしてきました。特に音質面、機能面で不満が有る訳でも無く今日に至ってます。現時点でも現行商品であり、不定期ながらも、着実にドライバーとファームが更新されています。
 同時に発売されたBabyfaceがラインナップから落ちてBabyface Proに代わってから1カ年が過ぎたので、そろそろFireface ucもラインナップから落ちる予感がします。そこで、Fireface ucの後継機種であるFireface ucxに置き換える準備を始めました。
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Fireface ucとucxの音質差
 電源を投入して2時間ほど経過してから聴き比べたところ、音質面の差は、極めて少なくヘッドホンで聴き比べて、ucの方が音の線が一寸細いといった程度の差です。
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外観の比較
 ワードクロックのBNCコネクターの位置が、IEEE1394(firewire)の増設の関係で若干移動した程度で、殆ど変化が有りませんので、マニュアルを読まずに、直ぐに使うことができました。
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環境の改善
 ハイスピードUSBアイソレータであるINTONAとの相性の問題がありましたが、UCXでは、全く問題なく動作します。これは、Fireface UCから UCXに更新して得られた最大のメリットと言えます。又、電源をスイッチングアダプターから、安定化ドロッパー電源に変えて半年ほど経過します。Firefaceの要求電源電圧がDC9V~12Vの範囲であることが、判明したので、12Vから10Vに下げて熱対策を行いました。動作するには9V有ればよく、12Vとの差は、熱エネルギィーとしてシャシーに逃している様です。
しばらく10Vで様子を見ることにします。

ipadのDAC
 クラス・コンプライアントに対応(Apple iPad/iPad 2対応)して、DACとして利用可能なことと、TotalMix FX for iPadが利用可能なので楽しみです。
 

スイッチング電源の真空管アンプ作製 改善

 12Vのスイッチング電源で、ヒーターと+B電圧(200V)の基となるDC12Vを供給しますが、先ずはスイッチング電源の12VのEMIノイズを減らす為に、村田製作所 EMIフィルタ ブロックタイプエミフィル BNX005-01を通して濾過します。番号①  次にDC12からスイッチング電源によりAC175Vを作り、それを整流後ごDC200Vの+B電源を作製します。そのスイッチング電源のコンバーターからのEMIノイズを少しでも減らすために、日立金属製のファインメットコアーにコモンモード巻を施したフィルターに+Bを通します。写真②
 DC12Vから+B(200V)を作るDC-ACコンバータのEMIノイズ拡散を防ぐために、洋白のケースを作り、シールドして、フレームグラウンドに落としました。洋白は銅と亜鉛、ニッケルから構成される合金で、低周波から高周波のシールドを狙って、この洋白としました。写真③
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 洋白の詳細は、ここ
 洋白の身近な物として、500円硬貨、水晶振動子のキャンケース、HOゲージのレールがあります。

改造した結果
 ケースを洋白の板材からカットして作製するのに、少々手間取りましたが、半日ほどで終わりました。

肝心な音
 改善する毎に、音が小さく静かに感じます。EMIフィルターの効果の現れだと思います。改善して特性が良化すると、真空管らしさが無くなり、半導体でもない一寸変わった音になってきます。

今後の予定
 既に200時間以上経過して、特に問題なく動作しているので、これで完成として良いと思います。

ピコスコープ オーディオに貢献する

オシロスコープPicoScope
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 手軽なオシロスコープとして、PicoScopeが有名です。廉価で小型なこともあり結構活用しています。PicoScopeのローエンド機種として、Picoscope2204Aで上代 22,000円で、帯域幅が10Mhzしかありませんが、オーデイオ機器の製作には、特に不自由無く活用出来ます。このオシロスコープは単機能ではなく、ファンクション・ジェネレーター機能:DC~100kHz(正弦波、矩形波、三角波、DC、ランプ波形、sinc関数、ガウス関数、正弦半波)の出力が得られ、オシロの時間軸と同期してスイープが可能です。又、簡単なスペクトラム・アナライザー機能があります。
□ picoscorpの詳細はここ
□ 秋月のPicoscopeはここ

FRAで周波数特性測定
そして極め付きは、開発ツールSDK(Software Development Kit)も用意されていて、Analog Discoveryと同様にオーデイオ機器、部品等の周波数特性がワンタッチで測定できます。

SDKの概要
 SDKはPicoScope社から提供されて、A-Dコンバータと発振器、表示機能を制御できるAPIを利用してプログラムを作ります。理系学生の玩具のAnalog Discoveryより遥かに精度が高く、低ノイズ、低歪の知能を持った測定器の開発が可能です。
 当然のことながら自分でオリジナルのプログラムを作ることが可能で、Frequency Response Analysis等、既に開発済みで、その恩恵を直ぐに受けることが出来ます。FRAはボーデ線図を書くだけではなく、フィードバック・ループの解析などにも使えるツールで、グラフの印刷、測定データのCSV出力が可能です。そして、測定に要する時間は、サンプル数にも寄りますが、3分から5分で作図まで終わります。機器のフィティングを含めると10分あれば充分です。

SDKを応用した、アプリケーション各種
3rd party applications for PicoScope oscilloscopesは、ここ

FRA4PicoScopeのWebページ
https://bitbucket.org/hexamer/fra4picoscope/wiki/Home
ツールのダウンロドは、ここ

実際の測定
 サンプルコーディングのFRA4PicoScope 0.6.で、RSコンポーネンツから購入した、トロイダルトランスのFrequency Response Analysisをおこなってみました。以下が、そのグラフで、電源トランスでありながら、出力トランスに利用可能です、NFBを適度に掛けて押さえ込めば、結構良い特性のアンプの製作が可能と思われます。
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DCX-2496の特性
 ベリンガー / DCX2496 ULTRA-DRIVE PROの周波数特性と位相特性を測定してみました。 DCX2496は、アナログ・デバイセズのSHARC®プロセッサを使ったデジタル・チャンネルデバイダーとして有名です。同様にアキュフェースのDF-55,DEQX等、IIRのフィルターを用いてDSPを行っています。その特性は非常に興味があるところです。以下が、デフォルト設定で、ティピカルな設定の3Way中域の特性曲線です。
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 IIRフィルターで位相が4回転しています。高域の場合、これの倍ほど回転しており、スピーカーの極性とアライメントの関係が混沌としています。これがIIRフィルターのデジタル・チャンネルデバイダーの難しさと、音の不明瞭な原因です。IIRフィルターは非線形の位相応答なので、線形位相応答を必要とするオーディオ用のチャネルデバイダーは、理想的にはFIRフィルタを適応すべきですね。

他の用途
PicoScope社提供のSDKを用いて、歪率、ダンピングファクター(on/off法)、FFTの測定ができたら、これ見よがしなオーディオ・アナライザーは不要です。

やっと帰国、早くアンプを完成させたいです。

 昨夜は、居候をさせていただいた御礼としてホテルで食事をして、朝早く出発しました。DSC06056.jpg
 今の時期、10時頃まで日が長く明るいです。

NRTに到着
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WiFi ルーターを返却
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 出発の時に借りたWiFi ルーターを到着空港で返却です。成田で忘れると、無駄な一日分が加算されるので、確実に返却します。 しかし、WiFi ルーターは、当然のことながら田舎と郊外では使い物になりませんでした。別途準備した、ドコモの「WORLD WING」が、日本での通信と同様の振る舞いをして、ストレスフリーで実用的でした。くだらない、海外WiFi ルーターサービスは、絶対にお勧めしません。

ローラン ギャロス観戦

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全仏オープン( Les Internationaux de France, Le Tournoi de Roland-Garros )は、テニスの4大国際大会であるグランドスラムのひとつです。開催地名で大会を表します。6月は、このローラン ギャロスとルマン24がフランスの大きな行事です。この時期は、夕刻10時にやっと夜の帳が落ち始めます。、一年で一番日照の長い季節で、公園では9時頃まで初夏を楽しんでます。

ローラン ギャロス観戦
 今日8日は、男子準決勝( Demi-finales individuelles pour hommes )が、パリ16区ブローニュの森(Bois de Boulogne)のはずれにある ローラン ギャロス(Roland-Garros) コート・フィリップ・シャトリア(Cour Philippe-Chatrier)で行わました。FC.jpg
ローランギャロスの詳細は、ここ

 日本男子としては佐藤次郎以来84年ぶりの4強入りが懸かる錦織さんの準決勝ですが、6月8日時点で再販席(la revente)有るのですが、 Salon Legende でランチ、無料バーの利用が可能なプレミア席は、だふ屋価格で48万円/席です。裕福な方にとっては、価格は関係ないのでしょう。来週(6月17-18日)に近づくルマン24もそうですが、近くまで自家用機で観戦に来られるように小さな飛行場があります。
 今回は、入場券を事前に妹に頼んでおいたので、極普通の価格で入手できました。しかしティケットの販売は、ほぼ瞬間に完売した様で入手に苦労したとのことです。

対戦結果
 対戦結果は、世界ランキング9位の第8シード、錦織圭さんは、世界1位で第1シードのアンディ・マリー(英国)に6:2 1:6 6:7 1:6で逆転負となりました。しかし、ここまで戦えることは、素晴らしいです。それにしてもマレーと錦織さんのサーブスピードは格段の差がありました。その様なことから、体格上不利でも互角に戦える錦織圭さんの様な日本人は、当分現れないと思いますね。

お土産
 Roland Garrosの記念時計(スオッチ)を購入しました。今年の成果は、アステルアンドカーンと記念時計す。フランスプレスのDGG(Deutsche Grammophon)LPレコードが捨て値で売られてましたので、ブルーチューリップ・レーベルを選んで購入しました。日本のヤクザなレコード屋さんは、この様な物をキース・モンクス(KEITH MONKS)で洗浄して100倍位の価格で販売してるのでしょうね。
キース・モンクスの詳細はここDSC02900.jpg
時計の文字盤の周りに ROLAND GARROS と刻印がありますが、文字盤が見づらくて実用的では無いですね。

そろそろ帰国の準備
 お土産として定番のチョコレートと紅茶をギャラリー・ラファイエット百貨店 パリ・オスマン店( Galeries Lafayette )で購入して、あとは公園でのんびりと過ごしました。
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帰ったらお寺大会の作品の仕上げと、リレー式アッテネータの仕上げを行う予定です。オフザビートンとして、ルマン24の観戦まで居ても良いのですが、郊外電車とバスを乗り継ぎで、サルト県(Sarthe)まで行くのが大変なので、今回も止めて素直に帰ることとします。
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自動車レースとブーローニュの森
 現在のFormula 1レースの起源に相当する、1894年7月22日に開催された、127キロメートルのパリ - ルーアン・トライアル(Paris-Rouen)の記念碑が、ブーローニュの森を入り、子供遊園地の直ぐ際に建ってます。余り知られて無いようですね。モネの連作大聖堂で有名なルーアンは、ル・アーブル、港町のジェルブールの手前の都市で、日本で言えば、代々木公園~沼津、辺りでしょうか?、欧州の自動車の歴史は馬車から始まり長いですね。日本は籠の歴史で自動車の歴史に50年の差があります。