耽美主義の極限 「夜のガスパール」

 今日の午後は、LPで音楽を楽しみました。
 曲目は、モーリス・ラベルの「夜のガスパール:Gaspard de la Nuit」、「水の戯れ:Jeux d'Eau」、「ソナチネ:Sonatine」で、演奏は、ジャック・ルヴィエ(Jacques Rouvier)です。それから、シャルル・カミーユ・サン=サーンス(Charles Camille Saint-Saëns)のソナタ集で、何れもカリオペ:CalliopeのLPレコードです。

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カリオペレコード
 カリオペレコードは、フランスのマイナーレーベルで、メジャーレコードがマルチマイクで、位相がグチャグチャで、音が団子状態のレコードが多い中で、ハルモニアムンディーと並び、ワンポイントマイクに拘った高録音です。入手した三十数年ほど前には、その良さが解らず、殆ど針を落としていませでした。

夜のガスパール
 Gaspard de la Nuitは、19世紀のフランス近代詩人アロイジウス・ベルトランの散文詩をモチーフにつくられ、ベルトランの詩集「夜のガスパール」は、彼の唯一の代表作であると同時に、文学史においては、散文詩 :Poème en proseという新ジャンルを切り開いたエポックメイキングな詩集として位置づけられています、この散文詩が、そういう名誉をあずかるまでには、ちょっとした廻り道があったりして・・・それをもとにモーリス・ラベルが作曲した、耽美の極限 「夜のガスパール」です。

音と演奏
 音は、とても良くて、CDをリッピングしたものと、遜色ありません。今日は、RME FirefaceのADAC(AK4621EF)を192kHz/24bitに設定を改めて行いましたので、陰影の表現が美しい艶のある良い音で聴くことが出来ました。演奏は、一寸、気難しいですが、なかなかのものです。フランスの曲は、フランス人に限ります。歌舞伎が日本人以外に向かないと同じですね。

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