レコードクリーナー 

 アナログ・レコード(LP)を聴く環境を整えると、デジタル、それもハイレゾとを聴き分けることが困難になってきます。唯一、埃によるスクラッチ・ノイズの有無で、判別できる事と、レコード内周(全体の20%部分)で、高域の劣化で、辛うじて解ることです。塵によるノイズは、レコードを購入して一回でも再生すると埃がつき、中々理想的な状態で保管できません。国立国会図書館で使用している英国製のKeith Monksのクリーナーを導入すれば、総て終わる事なのですが、所有するレコード枚数が中途半端なので、導入に踏み切れません。

レコードの埃取り
 英国デッカ(Decca)製のカーボン・ケブラーで出来た刷毛、水を含むスティックを入れるParostatik Disc Preener、山田ハケブラシ製作所のトンボ印レコードブラシ、等々、試しましたが、どれも上手く使いこなせませんでした。

ソフトウエアーによる埃取り
 LPレコードをデジタル化した後に、リミッターとフィルターを用いて波形を加工するソフトがあります。試してみましたが、音の鮮度が阻害されて、音質が劇的に変化するので、決定的な解決策とはならない様です。処理のスレッショルドを調整すれば、改善されると思われますが・・・レコードのリッピングを行わない主義ですので、チャンスがありません。

レコード・クリーナーの作成
 レコードを再生しながら、掃除するクリーナー(リアルタイム・クリーナー)を以前に作成しました。20年ほど前にオーテックからトーンアーム型のクリーナーAT-6001という販売されていましたが、作りが華奢でビビリが生じるので、自作したものです。
 http://grigri.jp/blog-entry-28.html
 この時は、柔らかく極細毛先が化学繊維で出来たシステマを用いましたが、静電気で良い結果が得られませんでした。そこで、今回は、馬とヤギの天然毛を用いた「軟毛ライオン」を加工して用いることにしました。あわせて、駄目もとで、クリニカのデンタルタフト(ピンポイント)も試してみました。
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ブーム(アーム)の作成
 真鍮のブロックとオイルレス・メタル、ミニチュアベアリングで作成
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ブラシの加工
 上:デンタルタフト(ピンポイント)
 下:軟毛ライオン、ブラシの先端のみを残して刈り上げた。
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結果
 結果は予想したとおり、天然毛を用いた「軟毛ライオン」を加工した方法で良い結果が得られました。デンタルタフト(ピンポイント)は、トレースの音が、微かに聴こえるので駄目です。天然毛でも剛毛の場合は好ましくなく、なるべくソフトな天然毛が良く、今度、猫の毛を束ねて実験する予定です。
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