RASDAC+ Proの作製 その2

 作製したRaspberry Pi のi2S(Inter-IC Sound)信号を横取りして、デッドストックのDAC(ES9018K2M・モノデュアル)を使って、動作させてみました。信号の種類として、ワードクロック(LRCLK)、ビットクロック(BCLK)、シリアルデータ(SDATA)の三種類と、そのグラウンド(GND)の4線で、仕様が合致していれば、それ程に困難でない接続形態です。マスタークロック(MCLK)を必要とするDACもありますが、音は別としてメーカー自称高級と言われるDACは、その傾向にあります。
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接続ケーブル
 接続ケーブルは、フラットケーブル(リボンケーブル)を用い、可能な限り短く接続しました。おおよそ100mmですが、DACシャシー内の立ち上がり等を含めると180mm程度と想定されます。
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i2S TTLレベルの音
 PCM5122の音は鮮度の高い良い音です。PCM5122のLPFはファーストオーダーのLPFで極めて単純で、これに比べて、ES9018K2MのDACは、OPA2107を用いたLPFで、かなり複雑であり、その構造の差が音に現れている事が想定できます。もののついでに、アステルアンドカーンAK100ⅡのDAC部分を使って聞きましたが、淡白系で、悪く言えば情報量の少ない物足りない音で、これにはガッカリしました。

i2Sの問題点
 接続ケーブル長が内部の引き回しを含めて、180mm有り、耐ノイズ特性が良くありません。周辺の誘導性の電気装置(窓のシャッター)の電源オンオフでノイズが乗ります。それに引き換え、PCM5122は、安定していて、中々いい具合です。
 ノイズを無くす(減らす)には、i2S接続のタンパー抵抗値のオプティマイズをオシロで波形観測しながら、カットアンドトライで定数を決めるべきであり、正しく調整されると、もっと音質が良化する可能性があります。簡易的にシールドを施したら、逆効果となり、デジタルの調整は、中々難しいです。
 ワードクロックをオシロで見ると、以下の様にリンギングが生じてます。
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今後の予定
 作成後、長時間の稼働でも安定して、音が良いので、そろそろケーシングを考えたいと思います。表示装置は電源のパイロットLEDのみで、出力は、PCM5122を動作確認用として、本命はi2S信号をLVDSで出力する予定です。LVDSは、HDMIとRJ-45で行い、仕様は、PS-AUDIO社のデファクト・スタンダードとします。

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