リレー式アッテネーター 完成直前 その7

 ケーシングを終えて、動作確認を行いました。メインシステムに投入する前に、サブシステムで、十分に試聴、負荷試験、最終調整を行う予定です。
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操作概要
 音量の増減は、リモコンを基本とします。正面の三行の数字は、上からトゥーイータ、スコーカー、ウーファーの音量を表します。減衰量をデシベルで表すと、∞、-63dB~0dBと表示する事になりますが、音量の把握という点では、ミュート(ゼロ)、1~64とした方が自然ですので、単なる尺度として表示します。
 音量は、リモコンの増減ボタンで調整します。電源オンオフを行ってもラッチング形リレーを用いているので、電源断の状態を物理的に記憶しています。電源投入して、立ち上げ時点で、マイコンが、その状態を調べてソフトのテーブルの同期を行いその数値を表示します。
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 左のノブは、3Wayの内、個別に音量を微調整したいチャンネル(左右))を選択します。
 右のノブは、左のノブで選択したチャンネルの音量を増減するロータリー・エンコーダーです。
 例えば、3Wayの内、トゥーイータのみ1dB減衰する事が可能です。同様にスコーカー、ウーファーの音量も個別に調整可能です。そして微調整した状態で、リモコンにより増減する事が可能です。良くある例として、「一寸高域だけ下げたいね」と言うときに効果を発揮します。最近は余り見かけませんが、左右の音量を個別に調整してロックする同軸型のボリュームが有りました、それと似てますね。

ミュート
 ミュートスイッチはリモコンのみに存在して、全チャンネルを即座に無音状態にします。リリースするとミュートした直前に戻ります。

パワースイッチ
 ミュートスイッチと同じ機能ですが、ホトモス・リレーを用いて、他の機器の電源を制御できますが、今回は、配線しないで、隠し機能としてしまって置きます。電源投入のシーケンサー付きの電源モジュール(コンセント)を用意すれば、この機器から連動可能です。
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本体の電源
 本体の電源スイッチは設けませんでした。個人的にオーディオ機器個別の電源スイッチは不要だと思います。

製作途上でのトラブル
 ロータリーエンコーダーのエンコードでアンダーランが生じました。今回使用した光学式のエンコーダーが精細すぎて、マイコンの処理が追いつかず、ロスト・インターラプトが生じます。対策としては、廉価なメカ式(スイッチ式)のエンコーダに変えたところ、解決しました。マイコンの処理能力(サンプリング時間)に合わせたブルアップ時間を有するエンコーダの選択が必要です。 シングル・ステイブル形のリレーに比べて、ラッチング形リレーの場合、メイク/ブレークのパルス幅が広いので、サンプリングを早くする事が出来ません。
 IR受信機に対するノイズ処理が必要な事が解りました。後でわかったことですが、インバーター式の蛍光灯からのノイズが、IR受信機に乗り、動作がランダム動作になり、一時は製作の放棄を考えました。IR受信機はインピーダンスが高く、ケーブルを少しでも長めにすると問題が生じる事が解りました。
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今後の予定
 4月の三土会(4月15日)までランニングを行い、問題点を出し切ります。その後、連続運転等、負荷試験、試聴を行い、メインシステムに投入する予定です。それから、表示が明るすぎるので、LEDの抵抗値を調整して、中の配線が見えない程度まで明るさを下げる予定です。左右のレベル調整を考えましたが、聴く曲毎に左右のバランス調整を要したアナログLPの事は、考慮しない事にしました。

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No title

 いよいよ完成ですね。

 完成基板の組み立てといっても結構色々あり、ご苦労様でした。

Re: No title

 コメント有難うございます。
 完成基板では無く、PCBと抵抗のバラ売りキットです。
 http://grigri.jp/blog-entry-335.html
 念願のマルチチャネルのアッテネータが手に入りました。これでデジタル・チャンデバ本来の性能を発揮できます。基板は半田付けが漏れていたりして未検証の状態でした。製作は、一寸二と休みで、音楽を楽しみます。

No title

完成おめでとうございます!

メイン適用となった段階で是非拝聴させてください。

Re: No title

コメント有難うございます。

 メインに投入できましたら、是非、お聴きいただきまして、忌憚の無いご意見をお願い致します。
 時々、ロスト・インターラプトを起す問題が有り対策中です。