ブルートゥース・パワーアンプの実験

 ブルートゥース チップとPWMアンプであるTDA7492P使った基板が廉価に入手できましたので、お遊びで音だしをしてみました。
 タブレット端末からブルートゥースでダイレクトに音だしが出来ます。ペアリングも極めて簡単に行えて、選曲はタブレットから、又、音量のレベル調整は、タブレットとアンプ側の双方で行えて完全に連動します。
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使用しているIC
 アンプは、STMicroelectronicsのTDA7492Pです。PWMのBTL 25W×2チャンネルのマトモな商品です。又、ブルートゥースのトランスポンダーは、デファクトスタンダードのQualcommのCSR8635で、オペアンプはTIの定番NE5532です。
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実装のマップ
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 TDA7492のデータシートを見ると、21.6 dB, 27.6 dB, 31.1 dB 33.6 dBと4段階の調整ができるようです。TDA7492Pのデータシートを見ると25Wとありますが、0.1%歪み以内での動作を期待すると10W前後と言ったところです。

アンプの値段
 実は、このアンプは大陸製で、国際航空輸送料金を含めて、何と1,055円です。如何したらこの様な価格になるのでしょうか?凄く不思議です。まあ~注意深く基板を眺めると、LPFのインダクターが、リフローの時に移動したためか、少しズレています。でも動作上では問題ない範囲です。

肝心な音は
 本当に酷い音です、流石1,055円のPWMアンプで、電源投入時に「ポロリ~ン」と結構な大音量で開始音が響くので…ゲインの設定以外本体に触れる必要がないので、各種操作、音量、イコライザーはタブレットで行います。ご愛嬌に再生、停止時に「ポツ!」と盛大なノイズが入ります。色々調べましたが消す事ができませんでした。最後に電源を切ると「バッツン」と大音響です。
 再生無音時は「チリチリ」というロジックノイズの漏れが乗ります。何気なしに、Bluetooth のアンテナの辺りを触るとノイズがピタリ!と消えます。ノイズ対策がまるでなってません。音質はSBC(SubBand Codec)でつないだ場合、無音時に特有のロジックノイズが聞こえましたが、AACでつなぐとヒスノイズのみになります。音源としてALACで鳴らしましたが、どの様なフォーマットでも同じです。
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総括
 電源逆接続防止ダイオードを設けてあり、リフローも綺麗で、英国製のラズベリーパイより遥かに美麗に出来ています。音質はオーディオの範疇とは言えません。音楽を楽しみ、手段を選ばない方に向けた商品です。かなり"あらびき"ですが、部品を集めて作製してもこの価格に収めるのは不可能であり、コストパフォーマンスはかなりのものです。東急ハンズで購入したアクリル名刺入れとヒロセパーツのターミナルブロックで、基板の価格を超えます。次回のオフ会で紹介して、その後は夢の島行きの予定です。

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