RME fireface用 高品質電源の作製

RME fireface用の電源
 RME fireface用の電源は12V/24VAのスイッチング電源ですが、秋葉原で販売されている中国製のACアダプターより、大分良い品質です。ダミー抵抗で24VAまで負荷を与えても、12Vの供給は行われ、負荷が高くなるに従いノイズが増えますが、まあまあの性能です。以前、Webで得た情報で、ヤマハの楽器用の電源(PA-6)を入手して使った事がありますが、整流ダイオードと電解コンデンサーのみの非安定化のために、軽負荷の場合15V以上の電圧があり、複数のチャネルから音を出し負荷を掛けると12Vを下回り、デジタルノイズ(プツプツ音)が生じて、歪を伴う為めに直ぐに使用を中止した経験があります。その様な訳で、RME firefacの電源を純正以外のものに交換する事には一寸抵抗があります。

今回作製した電源
DSC04664.jpg
 今回電源を作るにあたり、品質の良いトランスを用いる事にしました。
 耐負荷変動に考慮して、BLOCK社製の40VAのトロイダルトランスにしました。ドロッパー(三端子レギュレータ)は、National SemiconductorのLM338を用いたレガシーな方法です。より高品質なLinear Technology LT1084-Fixedで作製する予定でしたが、調達に時間が掛かるので、一度作製して結果を見てから、改善することにしました。

測定結果
 測定するにあたり、12オームの純抵抗を負荷として、供給するケーブルを含めてノイズをオシロスコープで調べてみました。
 ドロッパー電源の方が、幾分かは低ノイズな事が解りました。


 ・ドロッパー電源ノイズは、以下のグラフの様にP-Pで5mV、実行値3mV程度のノイズがあます。このノイズは30cm程近くに有るパソコンの放射ノイズともおもえますが、LM338が発信している事も考えられます。
Drop_P.jpg



 ・スイッチング電源
  5mVの高周波ノイズが重畳しています、又、P-Pで25mVのパルス状のノイズが乗っています。
SW_P.jpg



 では、実際に10kHz/0dBの正弦波をfirefaceに入力して、アナログアウトの出力波形をオシロスコープで調べてみました。
 ・ドロッパー電源
以下の様に殆どノイズが乗っていません。
Xdrop_out.jpg
  


 ・スイッチング電源
  ドロッパー電源と同様に、ノイズが殆ど乗っていません。RME firefaceの電源とフィルターの品質が良い様です。
  強いて言えば、赤い丸で囲んだ部分ですが、それ程高いノイズレベルではありません。
Xsw_out.jpg



肝心な音は
 電源の方式の違いにより電源自体のノイズレベルが大分異なります。しかしRME firefaceの内部で、どの様なフォルターで対処しているかによりその結果が音に反映される筈で、実際に聴き比べてどうなのでしょう?正直言って、徒労と散財に終わった様です。この結果をもって、LDO(LT1084-Fixed)で電源を再工築するのは止めることにしました。RME firefaceの電源は、オリジナルの物で充分で有る事が解りました。
 鰯の頭も信心からと言った心境で、スイッチング電源のケーブルにシールド被服を被せた状態で使うことにしました。ノイズ対策はとても難しいです。もっと優れた方法が有るとおもわれます。
DSC04665.jpg

コメントの投稿

非公開コメント