四台目の無帰還アンプ作製 プロローグ

 手作りアンプの会のI氏監修の無帰還アンプの四台目作製に着手しました。
 三台目に作製した同無帰還アンプの音が、とても気に入り、更にもう一台作製します。電源電圧等、仕様は殆ど同一ですが、電源の容量を60VAから80VA程度に増加してみます。
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アンプの用途
 今回作製するアンプは、メインシステムの中音域に投入して、前回作製したアンプは高域に投入する予定です。これで、低音域はPWMのicePowerとして、中高音域は、この音の良い無帰還アンプとします。この方法により、アンプの特性とスピーカーの役割分担で、理想的と思える適材適所が実現します。これにより、クラウンのアンプはお払い箱として高いSNRの環境が出来上がります。
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         上記の赤い丸で囲まれたアンプが無帰還アンプです。

アンプによる音の相違
 巷では、アンプによる音の相違は無いので、アンプに投資するのは馬鹿げていると、仰る方が多々いますが、それはメーカー製の安全サイドに重点を置いた保護回路満載のアンプの事です。ICを多用してコモディティー化された日本のメーカー製アンプでは、どれを聴いてもたいした差は無いと思います。又、保護回路、保護装置が音を鈍化する大きな一つの要因だと思います。

RME firefaceのアップグレード
 始めにRMEのBabyfaceを購入して、その直ぐ後にfireface UCを購入してから随分経ちます、その間に、UCX、UFX、Babyface Proが発売されましたが、当初のBabyfaceはカタログ落ちして、それ以外の機器は、未だに商品ラインナップされており、日本の製品と異なり独逸製の機器はこれに限らずに息が長いです。そこで、現状機器のUCに飽きてきて、そろそろ新製品にアップグレードすべき頃かと思いまして、東京御茶ノ水の楽器屋さんを訪ねて各機器の音を試聴しました。聴いた機器は、UC、UCX、UFX、Babyface Proの四種類です。まず、聴いた感じでは、10万円前後の日本製のDACと比べると、どのメーカー製DACよりは遥かに再現力に優れており、音もピュアでフラットです。

聴いた感じ
 簡単に纏めると以下のとおりです。

 ・fireface UFX
  低域の感じがとても気持ちよくクリアーです、この音が
  スタンダードと言えると思います。

 ・fireface UCX
  UFXの音に近いですが、品位はUFXに全く及ばないです。
  特に、中域が持ち上がって聞えて倍音が美しくありません。
  特性的ではフラットなのですが、聴く音には現れ不思議です。
  又、IIRのイコライザーが出力チャンネル毎に有りますが、
  音は芳しくありません。

 ・fireface UC
  UFXに比べて上品ですが、力が無い感じです。

 ・babyface Pro
  音の出かたとしては、最上位機種のUFXに極めて近いです。
  既に、UC、UCXを完全に凌駕しています。

 ・旧babyface
  100Hz以下がダラさがりで低音に力がありません。
  今更、使うまでもありません。

 音の良さ:UFX>babyface Pro >UCX>旧babyface

購入するとしたら・・・
 若し、費用と設置スペースを無視して選ぶとしたら、UFXです。フルラック・サイズの余裕から電源、部品配置の余裕がもたらす作りの良さからか、他の機器とは音の出かたが全く異なります。スペースの関係でUCXを選びたいところですが、音を聴いた限りでは、最新のbabyface Proの方が優れていると思います。しかし残念ながらアナログアウトが最大4チャンネルなので選択対象にはなりません。firefaceのアップグレードは、ポストUCXが出るまで、UCを使い続けるのが良い様です。RMEのfirefaceシリーズ以外の選択は、ルビジウムクロックとワードシンクが出来て音が良い廉価な製品を探すと、現時点では一寸無い様です。又、DPC (Deferred Procedure Call:据え置きプロセス呼び出し)レイテンシーのハンドリングが正しく行われている、USBとドライバーを有するDACは、RME以外少ないですね。

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No title

 流石にUFXはRMEのフラグシップだけあって良く出来ていますね。オールインワンで済むのも便利です。

 現場主義のアナログインアウトが主なので、PCオーディオにはちょっともったいない気もしますが、割り切れば一番良い選択かもしれません。

Re: No title

 コメント有難うございます。

 特にAD変換機能が優れているので、アナログレコードのデジタル化と再生で有効活用出来そうです。RMEの音は、シングルビットDACでありながらマルチビットDACの音に近く感じます。