デジタルボリュームとポテンショメータの音の違い

 マルチビットDAC(dam1021)にデジタルボリュームが搭載されており、その音質が気になっていました。又、無帰還アンプを作製してその入力の音量制御をどの様に行うか、思案中でしたが、今回作製した無帰還アンプは、全段差動アンプであり、マルチビットDACの出力も差動ですので、それを生かさない手は無いことに気づきました。
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カーボンのポット
 その差動の信号を音量制御の為だけにアンバランスとして、カーボンのポテンショメータで制御するのも如何なものかと思い、DACのデジタルボリュームで音量を調整する事にしました。今まで、デジタルボリュームは、データビットをシフトして、桁落ちさせて音量を調整するので、音のリアル感が殺がれると思い、使用を避けて来ました。

レガシーな、カーボンのポット(アンバランス)
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デジタルボリューム
 デジタルボリュームを使ってみての印象は、今回の音の比較で考えが大きく変りました。今まで、カーボンのポテンショメータを使って、それ程音の劣化を感じなかったのですが、同じ環境で、デジタルボリュームとポテンショメータを比較すると、デジタルボリュームの方が、変な音に色付けがされず、とても自然な音です。ビットシフトによる音数の減少は、取るに足りない心配であった事が解りました。

電子ボリューム
 以前に作製した、TIのPGA2311PAを用いた8チャンネルの電子ボリュームを引っ張り出して、デジタルボリュームと聞き比べました。ハッキリ言って、カーボンのポテンショメータと大差有りません、ギャングエラーが無い分、左右の定位が良いかなと感じる程度です。

結果
 やはり、デジタルは、デジタルボリュームで制御するのが正解で、可能な限りフルボリュームで聴く事が出来るレベル合わせを行う事が肝心であり、ADとDA分部が連動してデジタルボリュームで制御されれば、高いSNRが確保できると思いました。

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デジタルVR

 私もデジタルVR派です。今のDACはハイビットなのであまりビット落ちの心配をすることは無いと思います。

 ただし、SoekrisはBカーブのVRを付けただけだと変化幅が大きくそのままではちょっと使いにくいです。
 またVRmaxでは0dBの信号では歪んでしまいます。
(プラスゲインがあるため)

 そこで音量調整の10kΩのB型VRのグランド側に直列に10k、電源側には3.3kを付けてみてください。大分使い易くなると思います。
 これでmax2Vぐらいのはず。もっと絞りたければグランド側の10kを小さくしてください。

Re: デジタルVR

コメント有難うございます。

 貴重な情報ありがとうございます。
 早速、改善してみます。

デジタルボリューム

こんにちは、

デジタルボリュームの感想、フルボリューム付近で聴く場合”ビットシフトによる音数の減少は、取るに足りない心配であった”はまさしく「我が意を得たり」です。

特にマルチアンプ方式の場合、デジタルボリュームですと左右および高低間のクロストークが最小限に留められますので、定位の良い鮮度感のある音が得られる事を私も体感しています。

参考になる実験結果の公開有難うございました。

Re: デジタルボリューム

こんにちは コメント有難うございます。

 レガシーなボリュームは、ギャングエラーとか音のカラーレーションの方が問題だと思います。
 デジタルボリュームは良いと思います。