Soekris dam1021 のビルドその4

マルチビットDACの試聴会を行いました
 マルチビットは、Takeさん所有のMSB製、ケンさんが抵抗の選別から作製されたマルチビットとSoren Kristensen設計のdam1021(旧モデル)と今回動作した、dam1021(新)です。トランスポータとは、i2sで接続して比較しました。
DSC01244.jpg
上から順番に、dam1021(新)、電源、dam1021(旧)、完全ディスクリートDAC、ここから見えないMSB
 MSBのH.P.はここ

肝心な音質
 マルチビットDACに共通する点は、極めて自然な音で、低音の分解能が高く、アタック感に優れている点です。
 どのマルチビットも電源が強化されて、ノイズ対策が程度の差があれ正しく行われているので、メーカー製(MSB)に肉薄する音質です。強いて言えば、dam1021(新)の電源対策に未だ改良の余地有りと言った所です。
 特に今回は、dam1021(新)のR-2Rのダイレクト(RAW)を電流駆動プリアンプ(I/Vアンプ)で聞いたところ、自画自賛で決まり悪いのですが、こんなに廉価なDACで良い音が許されて良いのだろうか?と言った感じです。今回聴いた、マルチビットのDACは、どれも高いレベルでの競演です。マルチビットの音に馴れしまうと、シングルビットには戻れなくなります。
 
電圧駆動VS電流駆動アンプ
 電流駆動アンプは、以下の長所があるとのことです。
 ・電流がより正確に増幅できる
 ・高周波まで増幅できる
 ・出力雑音が小さい
 ・直流ドリフトが少ない

マルチビットDACの特徴
 マルチビットとシングルビットの音を聴き比べる機会が皆無に等しいため、その差を知っている人は少ないと言えます。
 最大の特徴は、マルチビットDACとシングルビットDACの音を冷静に比較すると、現時点では、キッパリ言って、マルチビットの音の方が圧倒的に優れていると思います。シングルビットDACの音は作られすぎて不自然で、恐らくコンシュマーモデルとしてESS社のES9018体系の音がデファクト・スタンダード化している事が災いしていると思います。
・カレントセグメントでの量子化ステップのアナログ出力レベルを電流値としてダイレクトにRAW出力する。
 電流出力なので電流アンプで受けると理想的な伝送が可能となる。
・ノイズは受動部品の熱雑音レベルで、シングルビットの様にΔΣのノイズで高域が汚れない。
・ワンビットでのLPF処理は、PDMあるいはPWM変調された信号をSCF(Switched Capacitor Filter)で、アナログ信号に変換することによりキャパシタに電荷をチャージし伝送する。Charge pumpで電荷が蓄積されるまで時間の遅れが生ずる。
・部品の点数が多く製造工程が大掛かりとなる。
・精度の高い部品を揃える必要が有り、又、その精度が歪率特性に直結する。
・上記理由により、製造コストが高くなる。
 
今後の対策
 電源のノイズ対策と低インピーダンス化が未だ不足している様に思えます。ケーシングについては、アルミ合金で作りたい所ですが、電源のシールドを意識したモジュール化を行い、その後に設計を行う予定です。
 外部機器とのコネクティビティーについては、USB接続をISO7640FMでアイソレートを行った上で、設けたいと思います。

USBのDDC
 32bit I2S DSD出力オーディオDDボードとして、Amanero Combo384のオリジナルとするか、電源強化されて廉価なパチモンとするか思案中です。

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