ハンダ付けの補習(リハビリテーション)

 テキサス(TI)のTPS7A4700は外付けの抵抗値を組み合わせて、希望の電圧を得るLDOとして有名です。そのICのハンダ付けを失敗して、初心にもどり、ハンダ付けの知識のリハビリテーションを行いました。
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 参考にした書籍は「目で見て解る はんだ付け作業」基本編と、鉛フリーはんだ編で、この本から以下の知識を得る事ができます。

 1.目的に合ったハンダの選択
 2.熱の伝導方法
 3.ハンダ時の温度管理
 4.適切なハンダの量
 5.目的に合った鏝先の形状
 6.フラックスの適切は使い方
 7.ハンダ鏝の良し悪し

欠落していた知識
 久し振りに読み返して、ハンダ付け作業で思い当たる節が見つかりました。
 それは、熱の伝導方法で、糸ハンダを鏝先に直接当てて溶かして、それを母材に付けていましたが、これは大きな誤ります。正しい方法は、鏝先で母材に当てて温めて、「母材の温度が上がるのを見計らって糸ハンダを供給する」が正当です。これにより、ハンダが毛細管現象により濡れたように浸渡り、きれいなフィレットが形成されます。

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ハンダ鏝の種類
 正直言って、素人が使うハンダ鏝で、日本製で、これと言って良い物が有りません。日本製で強いて言えば、一番下段のHAKKOの自動温調のハンダ鏝です。上の鏝は、使用しやすいと思う順番に並べました。

 やはり、英国のアンテックス製(上の二つ)は、持った時のバランスが抜きん出ています。一言で言えば、筆記用具(ペンより鉛筆)の様です。ケーブルに変な癖が無く、ケーブルが無い様に感じます。三番目は米国のアンガー(Ungar)製もとてもバランスが良く使いやすいです。それに比べて、HAkkOの鏝は自動温調で酸化膜ができにくい所が良いのですが、持った時のバランスが、今ひとつと、最大の問題点は、グリップの黒い部分(写真の赤い丸の部分)が触れないぐらい熱くなり長時間使うと低温火傷を負い、指先の皮膚が剥けてきます。
 アンテックス、アンガー製は、熱くなる部分がグリップより少々小さく出来ており、この部分を触ることは有りません。
 残念ながら、この手の道具の日本製は未だ々改善の余地がある様です。
 それから、時々母材への熱の伝わり方が極端に悪い事があります。

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 この縦の出っ張りが、指にシックリきて滑らず、素晴らしいグリップ感です。
 HOZAN(ホーザン) 15W H-130がアンテックスに形状に近いですが、ケーブルの存在感が無いと良いのですが・・・
 昔から船具、馬具、スポーツ用品、道具は、日本人が器用な為か欧米の様に真剣に改善されてこなかった様です。

ハンダ付けの例
https://youtu.be/rBB3c254pOQ

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