i2sケーブルの耐ノイズ対策

  i2s(Inter-IC Sound)は、基本的に、LRCLK、BCLK、STATAの3本の信号線(リターンを含めると4本)で構成され、それ以外にデジタル信号の動作基準となるクロック信号MCLKが方式により追加される場合があります、MCLKは無くても伝送は可能です。i2sの規格は結構古く、1986年2月にPhilips®セミコンダクターにより定められたシリアルバス・インターフェースで事実上のデファクトスタンダードと言えます。
 そのi2sを用いてトラポとDACを長め(200mm)程度の極普通のバラ線で繋いで、ハイサンプリングの曲を聞いたところ、スッキリしないばかりか、クロックが外れるエラーが生ずる事が判明しました。そこで、i2sケーブルの耐ノイズ対策を行う事にしました。

耐ノイズ対策ケーブル
 早速、ケーブルを作製しました。
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以下は、短すぎの失敗作
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ケーブルの概要
 1.ケーブル長は、150mm以下としました。
 2.ケーブルをシールドして、それをセンダー側のグラウンドに落として、
   レシーバー側はシールドのグラウンドを落としません。
 3.隙間を埋める為にシールドと銅箔をハンダ付けしました。

肝心な音
 効果絶大で、クロックが外れるノイズが皆無となり、雲が晴れたように音がすっきりしました。
 i2sは、USBのアイソクロナス転送と同様で、エラーコレクションがされないストリーミング伝送なので、エラーが生じたとき、音に結果がでる方式と言えます。
 USBのバルク転送の様に生成多項式(サイクリック・チェック)でビット化けを検出して再送する方法で無い故、音の良し悪しはケーブルの出来にディペンドすると言えます。

今後の問題
 i2sは音が良いものの、ケーブルの扱いが、とても難しいと言えます。それもその筈、同じ筐体内に基板を格納した場合のインターフェースですから、無理もありません。筐体の外に信号を取り出す事自体、不測の事態に遭遇するリスクを背負い込みます。そうゆう意味では、S/PDIFは音質より可要性と汎用性を優先した方式と言えます。

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No title

 やはりシールドは効果がありますね。まあバラ線なら10cmぐらいまででしょう。
 波形を観測してダンプ抵抗を入れるというテクもありますが、一般的ではないですから。

Re: No title

 コメント有難うございます。

 シールドしていないi2sのケーブルは手を近づけただけで音が豹変します。
 送信、受信側を最短距離で配置する必要を感じました。

Re: Re: No title

 オシロスコープで矩形波を確認しながらダンピング抵抗値を調整しました。
 対ノイズ特性が改善されました。