ES9018K2Mを使ったDACを入手しました

 マルチビットのDACを入手するまでの場繋ぎとしてES9018K2Mを使ったDACを入手しました。
 ES9018K2Mは定評のある、ES9018Sの後継チップではなく、名前は似ていますが全く異なるものです。K2Mはチップサイズが約4分の1、ES9018Sは8CH、K2Mは2CHで、チャンネルあたり2DACの差動パラではなく、潔いステレオ構成です。
 電子ボリュームが内蔵されている事を思うと、据え置き型のDACより、モバイル機用に省電力を狙ったチップと言えます。
 ES9018K2M内にもジッタ―クリーナ機能を内蔵しており、I2Sの信号のジッタ―をクリーニングできる等、廉価で高機能なDACチップと言えます。又、ASRCを使わない同期方式を持つという点では、使い方によってはES9018Sより優れていると言えます。
 ES9018Sは非同期(A)SRCが避けられない事により、常にオーバーサンプリング、直線補間や畳み込み演算等、演算の嵐となってデータが乱れるリスクが満載となります。それらにより、音にエコー等のカラーレーションが重畳されるのは確かです。
 ES9018Sの最大のウイークポイントは、マルチビットDACと比べると、妙に不自然な音に感ずる部分だと思います。
 
ES9018Sのブロックダイアグラム
XESS9018S.jpg

ES9018K2Mブロックダイアグラム
XES9018K2M.jpg

コネクティビティー
 ・i2s(ピンヘッダー)×2  
 ・S/PDIF(Coaxal、EIAJ optical)
 ・Analog RCA output

早速の改造
DSC00901.jpg
 電解コンデンサーとして、ニチコンFGから導電性高分子アルミ固体電解コンデンサに換装しました。 オリジナルのオペアンプとして日本無線製NJM5532DDが搭載されていましたが、LME49720HAに交換しました。
DSC00923.jpg

肝心な音
 i2s入力時のアイソレータを未だ経由していませんが、トラポと繋いでPCMとDSDを再生してみましたが、音はとてもクリアーです。音の傾向は、ES9018Sと共通して、不必要にエコー感が強いくオーディオ向けに作られた音です。MSB等のマルチビットの音とは全く傾向が異なります。
 それでも確実に言えることは、CDPより遥かに鮮度が高い事は良いのですが、音の定位が悪く、音が団子状態です。
 当初のNJM5532DDの音は俗事言う「ドンシャリ」でありながら、繊細な高音が出ないでPAの音に近い下品な音でしたが、LME49720HAに交換して24時間ほど経った時点では、NJM5532DDとは全く次元の違う音です。しかし、音が雑然として、このDACは、早くも納戸行きになることが決定しました。
 本来OPアンプ毎に最適な周辺回路定数として比較すべきで、厳密な意味での比較では無い為一概にNJM5532DDが悪いと言う意味ではありません。

LME49720HA
 このオペアンプは不思議な事にホンノリ暖かい程度ながら熱を持ちます。最近の民生用のフルモールド型のオペアンプは熱を帯びる事が無い様に思えます。フルモールド型の場合、足から基板に伝導で放熱しますが、キャンタイプの場合は、どの様な構造でしょうか? 現在、9Vで発熱しますので、予定の±15Vに電圧を改めた場合の放熱が心配です。

今後の予定
 恐らく音の悪さは、100mHzの発振器の品質の悪さが原因かと推測できます。JYECと書かれていますが、怪しさいっぱいです。
 Amanero Combo384でUSB~i2s接続を検討していますが、スタビリティーとリライアビリティーの高さは評価できるのですが、音の評判が、いまいちなので悩ましいところです。USBの限界でしょうか?
 オーバー・サンプリングを前提とした、シングルビット方式の勇であるES90XXシリーズは、何か音が不足しています。音の自然さを求めるとマルチビットのDACの方が、遥かに音としては自然で優れていると思います。
 このDACで遊べますが、どうやら塵を購入したようです。

コメントの投稿

非公開コメント