無帰還(Non-NFB)アンプ作製 プロジェクト その10

発振止めの抵抗
 電力増幅段のトランジスターのベースに、発振止めの抵抗をつけました。
 もし、組み上げた後に発振現象(コルピッツ発振:Colpitts oscillation)が生じた場合、その対処に改造が必要となり大幅な手戻りとなるので、その予防対策として摘要しました。
 コルピッツ発振については、ここ

ベースのシュリンク・チューブが膨らんでいる内部に発振止めの抵抗があります。
DSC00455.jpg
 
 この抵抗値により、高域の周波数特性が制限されるとの事ですが、発振止めの抵抗値は680オームで、これによる高域減衰のカットオフ周波数が200kHz付近ですので、高域の限界値を追う微調整を行う事無く、迷わずこの値としました。
 「急がば廻れ」と言ったところで、これで安心です。
DSC00458.jpg
真ん中のトランジスタが、温度補償に特化したC4495です。

グラウンドの落とし方
 今回はグラウンド・プレーン(シグナル・グラウンド)をフレーム・グラウンドに落としました。
DSC00457.jpg
 製作中のアンプの電源が、左チャンネル・右チャンネル共通ですので、入力端子部分(左右)で落とす事によりグラウンド回路がループとなりノイズのアンテナとなってしまいます。そこで、電源供給部分のシグナル・グラウンド(必然的にコモンとなる)から、0.1u/200Vのフィルムコンデンサー経由でフレーム・グラウンドに落としました。
 この基板はグランド・プレーンが、大きく三分割されおり、六個の円状のビアで繋いでいるため、既にグランド・プレーン自体がループ状で、ノイズ対策上心配です。
 フレーム・グラウンドは、アルミ・シャーシーの中央に菊座金タイプのラグで強く螺子止めを行い取り付けました。

 グラウンド(アース)の落とし方は、一つの学問になる程、難しい問題です。
 今回の一点アースの考え方は、EMIの場合は、ダイポール(逆L)アンテナとなり逆効果になる可能性があります。「これが正解」というものが無い様なので、現場処理型(田中角栄方式)で、何種類かの対策を経て、実際に測定しながら良い対策を施していくしかないのがノイズ対策の様です。

余談です
 アンプのシャシーは、グラウンド(ground):大地」が正解であり、グランド (grand)大きい、偉大は、誤りだと思います。

コメントの投稿

非公開コメント

いつ見ても

いつみても、綺麗に作られておられますね。
使用されている部品も、こだわりの良い部品をお使いで、
完成品したときには、至極の一品になりそうですね。

Re: いつ見ても

コメント 有難うございます。

 いい材料を使うと、腕の悪い分をカバーできると思ってます。
 無帰還アンプも音出しが出来ました、帰還アンプと一寸違った音が楽しめそうです。