無帰還(Non-NFB)アンプ作製 プロジェクト

 手作りアンプの会は、「もの作りの原点に戻って、自作オーディオを楽しみ、その楽しさを次の世代に伝える」をのモットーとしています。会主催の無帰還(Non-NFB)パワーアンプ作製プロジェクトに参加することにしました。

普通のアンプと無帰還の相違
 市販品アンプの殆どは、普通の部品を用い大量の負還を掛けて、目標とする特性を得る手法です。それに対して帰還を行わない無帰還アンプは、適切な品質の部品の使用して、巧みな回路設計により、薄化粧で素直で音の良いアンプが作れる手法です。
 負帰還の説明は一言ではなかなか難しいのですが、並みの特性の部品を使って、回路の特性を改善する為に負帰還(Negative FeedBack:NFB)を掛けて、出力信号の一部を入力に戻し、入力信号と逆位相で合成する事によって、出力の振幅を適度に抑えて、特性を見かけ上改善する方式です。
 負帰還によって回路の増幅度は低下しますが、全帯域で均一な増幅度を得る手堅い手法で、その音は一寸詰った感じで、大量にNFを掛けるとエコーが掛かった様な音になり、不自然さが目立つ場合が多々有ります。

無帰還アンプの回路図 
 以下が、その無帰還アンプの回路図(一部)で1チャネル分です。
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© 2015 Ebina.

無帰還アンプの作製
 今回の無帰還アンプは、ディスクリート部品を用いて、出力から入力にオールオーバーの帰還を行わないという仕組みの難易度の高いアンプを作成します。
 最大の難関である回路の設計、プリント基板の設計、プリント基板の設計を手作りアンプの会の方々で準備していただきまして、プラモデルはないですが、それを半田付けして、ケース収めた後に調整を行い完成です。

イーグルによるPCBパターン(1チャネル分)の作製結果
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© 2015 Ebina.

 半田付けも高度な技術を要しますが、部品が大きいので何とかなりそうです。
 しかし、部品の点数が多いので、時間と根気を要します。

基板
 基板(1チャネル分)で100mm×150mmサイズとしては、ディスクリートの限界です。
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© 2015 Ebina.

数々の部品
 受動部品のほんの一部です。
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無帰還と帰還アンプを例えるのならば
 無帰還(Non-NFB)アンプは、薄化粧で清楚な日本女性。
 帰還(NFB)アンプは、グラマラスでエネルギッシュな欧米女性の様です。
 

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