3Wayから2Wayにチャレンジ その10(アンプのノイズ)

 アンプの構成を変えてから、中高音が芳しくありません。
 高音がきつく(硬質)自然な感じがしません。

クロストークの悪化
 従前では、全チャンネルを アイスパワー(Bang & Olufsen ICEpower a/s) のアンプを用いて、一台のアンプで左右を賄わず、クロストークを気にして左右毎にアンプの筐体を分離していました。その構成から中高域に Crown D-45 を投入したところ、総てが悪い方向になって、酷い音になってしまいました。

ノイズ対策
 アイスパワーアンプはツインモノ構造で、一つの筐体の中に、電源を含めてモノラール・アンプが二台で構成されており、平衡入力で、かつトランス入力により電磁妨害 EMI( Electro-Magnetic Interference )の対策が厳重なされていました。
 その構成からノイズ未対策のCrown D-45のEMI 無防備なPA用のアンプに変えた為に、大幅にSNRとチャンネル間のクロストークが悪化した模様です。

 早速、オシロスコープでノイズを測定してみました。
 その結果は以下のとおりで、Crown D-45の耐ノイズ特性が劣悪である事が解りました。
Crown-VS-Jeff.jpg
    が中高音のCrown D-45、がアイスパワーのノイズです。

 そして、極めて残念な事に、Crown D-45はEMIの影響を受けており、5mV~10mvの可聴帯域外のノイズが出力に重畳されています。
 このノイズは、スイッチング電源からの飛散であり根源は、パソコンの電源とRME firefaceのスイッチング電源である事は想像に難いと思います。
 やはり、巷で好感触のアンプとは言え、PA用のCrown D-45は、設計が古く、スイッチング電源が多用されている現在では、デリケートな音楽を聴くシステムには全く不向きで、大味のPAシステムに向いている事が、改めて再確認する事ができました。
 現在の白物家電に限らず、殆どの電子機器がスイッチング電源を用いており、そのノイズから逃れる事が出来ないので、自衛対策が必須です。

改善策
 これはでは、従前の構成に戻すしか無い様です。
 そして、元の構成に戻した後、手作りアンプの会で作製する無帰還アンプを投入するか否かですが、この方法も、自作の為に博打的な要素が残されており、悩ましい問題が山積しています。

 一番手堅い方法は、総てのアンプをアイスパワーで揃えて、EMI対策を徹底的に施す事がベストのソリューションかと思えて来ました。

アイスパワーアンプの内部
 10mm厚のアルミ合金、真鍮、トランスで、EMI対策がなされています。
icepowerAMP.jpg

アンプの選択基準
 アンプで音は変らないと言われる方がいますが、それ以外の判断基準として、アンプは単なる増幅器ではなく、安全対策、耐ノイズ、耐クロストーク、スピーカーの保護等、総合的に判断すべきであると思います。

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