スピーカーのインピーダンス測定とその考察

 久々にウーファーをキャビネットに入れた状態でインピーダンスを測ってみました。スピーカーを作成するとき、周波数毎の音圧が最も気になりますが、それと併せて、インピーダンスの特性が重要です。特にキャビネットに入れた状態での特性を把握したうえで、ネットワークを設計すると、より正確なクロスオーバーネットワークを作る事が可能となります。
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共振点
 共振点が、31Hzと200Hzの二個所あり、これにより、周波数特性として、30Hzから-3dB以内収まっています。

インピダンス
 インピダンスの上昇カーブが、カタログ値で最低値と1,000Hzの差が5Ωですが、実測の差では、2Ω以内に収まっておりカタログ値より良化しています。これにより、Zobel Circuit等によるインピーダンス・スタビライザーが不要です。

並列接続
 スピーカーを並列に接続することにより、インピーダンスの特性が穏やかな方向に補正されていることが解ります。

MTM
 メインのスピーカーの構成は何を隠そう、Joseph D'Appolitoが提唱したMTM (Midwoofer-Tweeter-Midwoofer)方式として、ウーファーを並列に接続しています。別の周波数帯域を受持たせる2.5Wayではなく、全くの同一周波数です。一般的にウーファーを並列にすると相互干渉により歪みが増えて良く無いと言われますが、大勢と同じ事をするのが嫌いな性格なので、敢えてMTMのスピーカーを作った経緯があります。

 確かに、上下二つのウーファーの距離に応じた周波数域において聴感上では全く問題の無い、微細なディップが生じます。それは、ウーファーの中心軸間の距離が29cmですので、1/2ウエーブメソッド=591.4Hz、1/4ウエーブメソッド=295.7Hzでディップが生ずる事になります。

 軸上0.7m   青:dBSPL/f   緑:位相/f
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アコースティック・ロビング(Acoustic lobing)の相違
TM(従前の方法)
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JBL4311、dynaudio confidence c1 signature等は上下逆さまです。
これも・・山中湖合宿スピーカー

MTM方式の場合
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 MTM方式は、アコースティック・ロビング(Acoustic lobing)を解決する最良の方法と信じています。それについては、又、改めて、ログします。

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