オリゾナ(オリンピック・ゾナー)

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 このレンズは、東独のCarl Zeiss JENA(イエナ)で作られた180mmf2.8の猫足レンズです。 
 原型は、ベルリン・オリンピックの時に、フラッシュ無しに撮影可能なレンズを、国の威信を掛けてナチが、Carl Zeissに作らせたレンズが基です。そのオリジナル・レンズは、今は無き、ブラックContaxⅠ専用で、これは、それに準ずるレンズです。
 現在でも、180mmf2.8というスペックを越えるレンズは存在しません、写りも全く問題ないのですが、いかんせ重すぎて使えません。
 硝材は、独Schott社製で、レンズを熔解したときトリウムThorium (原子番号:90の放射性同位元)が混合されています。
 下のヘリコイドは、アセトンでクリーニングした時のもので、大変凝った作りで、精度優先で、重さ無視のCarl Zeissの特徴が現れています。

 このレンズを付けて、千鳥ヶ淵で桜を撮影していたら、警察官に質問されたので、それ以来、お蔵入りにしました。

 かのライカは、当時、Schott社から硝材の提供を受けられなかったため、優れたレンズを作ることが出来ませんでした。
 それで、ライカのボディーにZeissのレンズを付けるのが、最高の組み合わせと言われた由縁です。
 現時点でもシネ、スタンパー、医療光学機器のレンズ等のプロ用レンズでは、ライカ、キヤノン、ニコンは、ツァイスの足元にも及びません。
 

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