終焉の江ノ島ヨットハーバー

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 好天なのに一杯も舫って無いポンツーンです。 全盛期は、沢山のジブスルがシバーして活気がありました。
 日本におけるセーリングが、純粋なスポーツから娯楽化したことに憂慮します。

 1964年、東京オリンピックのヨット競技場として、建設費24億円を投じ国家事業として湘南港の江ノ島に、「江ノ島ヨットハーバー」が建設され、オリンピック終了ご、一定の条件で一般に開放されました。
 それを期に、友人同士で出資してヨットを購入して、年間50日程(毎週)をセーリングかスキーかに出かけて、楽しい二十年間をすごしました。
 久しぶりに、江ノ島ヨットハーバー出かけてみて、驚きました、ハーバーの建物が朽ちて危険な状態です。それどころか、まともなヨットが無く、船艇のメンテナンスを行う、岡本造船所が無くなっていました。国から神奈川県に移管され50年程経過して、こんな劣悪な状況だとは思いませんでした。
 2020年に再度東京オリンピックが、開催されますが、ヨット競技会場は、この江ノ島では無く、東京湾とのことです。
 遠く富士山と箱根連山を望み近くには、茅ヶ崎海岸、腰越港、葉山、逗子、鎌倉があるこの地を使わないのは、残念です。
 まあ~しかし都内から、車をとばして最短時間1時間30分では、運営上無理なのかも知れません。

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 このスロープから、ディンギーを降ろして、ポンツーンに舫ったものです。

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 クラブハウスとなりのレストランです、当時は横浜グランドホテルが営業していて高級感がありましたが、その後、中華食堂の「入船亭」だったかな?に代わり、衰退の一途を辿りました。
 1964年開催の東京オリンピックは、参加選手281人、参加艇数109艇 フィン級、ドラゴン級、505級、スター級、FD級の五種目が行われ、日本は完敗でした。 その競技結果を、したためた銅製レリーフが、柱の裏側に成績不振を隠すように、ひっそりと掲げられています。
 過去オリンピックのヨット競技で日本は、女子470級で二位が二回、という振るわない成績しか無く、本格的なヨット競技者が育つ環境が無いので、このままでは、大学選手層の厚い470級は別として、今後優勝することは難しいでしょう。
 ※470級:ディンギーでヨットでは無い、欧米ではセールボートと呼ばれている。
 ヨットは、ジョンブルのスポーツでもあるので、少々の悪天候、厳冬にかかわらず練習しないと勝てません。
 まして、こんなに穏やかな日に練習しないのは、2020年東京オリンピックの敗北宣言をしている様なものですね。
 船艇を、欧州からの直輸入して、今から選手層の薄い、スター級、ドラゴン級を狙えば、オリンピック日本代表選手になれる可能性は、充分にあり得ます。

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