オーディオの収穫多き一年でした

 今年のオーディオは、収穫多き一年でした。
 特に今年は、ノイズ対策を徹底的に行って、その成果が得られた事が、最大の成果です。クワイエット・コンピュータ(フル・ファンレス)、8チャンネル・ロガリズム・アッテネータと、ファインメットを主体としたEMIフィルターの投入が効を奏した要因であると言えます。それと、クワイエット・コンピュータのソフトウェアー面での静寂化も相乗効果を得る要因となったと言えます。それより最大の収穫は、オーディオという趣味から、素晴らしい友人に出会えて、貴重な時間が得られたことです。これは何にも代え難い大切な事でした。

クワイエット・コンピュータ
ケースは総アルミ製で、分厚いヒートシンクで出来ています。
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NASAにより人工衛星の放熱用に開発されたヒート・パイプでCPUの熱をヒートシンクに分散します。銅製のパイプの中は、作動液(Working fluid)とウィック(毛細管構造の芯)が充填されています。
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 消音コンピュータの投入の成果は、単純にファンの電源を切ったり、回転速度を遅く制御するのではなく、パソコンのキャビネット全体をヒートシンクとして、CPUの使用率を100%として長時間ランニングしてもオーバーヒートしない環境を作り上げる事です。CPUの放熱をヒート・パイプに頼ってシャシー全体に逃がす構造と、日本製の高信頼医療用ファンレス電源をもって、成し得るハードルの高い仕組みです。最近、掛け時計が時を刻む音が耳につき、掛け時計の消音化が必要となる事態となりました。 NVMe対応M.2 SSDの投入により、電源投入後、無音の状態で、パソコンが、7秒で立ち上がり、4秒程度で電源オフとなります。これにより、パソコンと言よりも多機能のオーディオ機器の様な感覚になります。最近のオーディオ機器もPICを多用しておりインテル・プロセッサーを使ったパソコンとは、スループットと速度の差異だけの様です。

ニプロン(日本製)の医療用ファンレス電源
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8チャンネル・ロガリズム・アッテネータ
 アッテネータ自体の動作は、ラッチング・リレーを使っている事から、煩いと言えば、煩いのですが、消音処理を行ったので、動作音が気になりません。それより、投入後、安定稼動して、とても使いやすく高音質です。特に、チャンネル毎に±0.5dBの音圧調整が即座に出来るので、マルチアンプ・システムの場合、ゲイン調整の機能として必須です。又、ポテンショメータ無で、アッテネータには、音質の良いVishay SFERNICE Foil resistorを用いて、DACをフルスイングしているので、音質面で最高の環境が構築できたと言えます。
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ソフトウェアー面の対処
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 ハードウェアー面では、可能な限りノイズ源であるパソコンの台数を減らす必要があります。複数コンピューターが存在する場合に生ずるビート(うなり)を避けてきましたが、同様にソフトウェアー面でも不要なタスク、サービスを減らしてきました。マイクロソフトのTechNetを調べて、インヒビット可能なサービスを調べて、サービスの停止と無効化を行いました。結果として、現時点のアクティブ・タスクとして35以下に抑える事が出来ました。

iPadによる再生のデマンド
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左からコントローラのipad Pro アッテネータのリモコン、外部表示装置

 従前では、CDPへのCDのマウントと再生操作と、パソコンの再生操作で、音楽を楽しんできましたが、総てのCDリッピングとそのタグの整備が出来たので、ネットーワーク・オーディオに切り替えました。メディア・レンダラーとサーバー・ソフトは、不安定要素が多く音の悪いUPnP/DLNA、OpenHomeに頼らず、簡潔明瞭な、MonkeyMote for foobar2000 HDとfoobar2000を用いる事にしましました。メディア・コントローラーソフトのMonkeyMoteは、LINNのKinsky、Kazoo、LUMINとは異なり有償のソフトですが、メンテナンスも定期的に行われて、俊敏な動作で、安定した動作が実現できます。又、クワイエット・コンピュータの電源ON/OFFは、コントローラーソフトのMonkeyMoteからのマジック・パケット送出によるWake on Lanで行っています。

ファインメットコアーによるEMI対策
 オーディオ機器、パソコン、クロック、通信機器の総ての電源にファインメット・コアーと、TDKのEMIフィルターを施しました。投入の都度、音質を確認しなかったので、どの部分での効果が大きかったか解りませんが、一定の成果は得られたものと思います。

今後の予定
 来年のハイライトは、ラズベリーパイを用いた、ネットワーク・プレーヤーを作成します。デジタル信号の出力は、クロック情報の無いS/PDIF用いず、i2S通信をLVDS(HDMI、RJ45)で行い、現在市販のネットワーク・プレーヤー(LINN Klimax DSM 程度)の機能、性能を凌駕する予定です。又、今年一年、色々な方と出会い、情報交換を行い充実した一年でした、来年も充実した年でありますように・・・

 I hope people all over the world live in peace.

ノイズ対策が進むと

 オーディオ・システムのノイズ対策を徹底的に施すと、聴感上で静寂感が向上して、音が優しくなります。この現象を、「音数が減った」とか、「音が死んだ」、「つまらなくなった」と例える方がいます。実は、この変化は、「為て遣ったり」と言える現象であり、その特性を考慮して、高域、中域の利得を聴感上で微調整(ゲインを上げる事が多い)を行いオプティマイズする事により、音が良化します。実際の場合は、ノイズ対策後に中高域を0.5~1dB程アップした結果で全体のバランスが取れました。この様な場合、どの様に変化したかを定量的に把握して診る必要があります。

クロックの確度と音質
 クロックの精度と異なり、短期的なクロックの確度(位相ノイズ)の音質による違いは、やはり空間の前後感と音の厚みであり、音数つまり、密度感は音の粒立ちがマッシブで厚みがある音は、実は確度の低いクロックの音です。良いクロックの音は細身で、上品で静かであり、空間が広く立体的で、そして前後感のある音です。バイオリンに刺激性が無く、低音部の楽器の種類が明解になるのが、良いクロックといえます。コントラバスの音程が明確で、澄んだ低音で、「ズーン」と言った感じで、バイオリンの音色が甘く感じられます。この様に変化してきたら、しめたものです。

クロックの汚れ
 クロックの波形がノイズの汚れで歪まず、精密かつ正しくゲート回路を動作させる事により、低ひずみの音の再生が可能となります。そのことから、基本的に位相ノイズの少ないクロックと、その動作を確実なものとするノイズ対策が大切です。今回はルビジウムクロックの電源にノイズフィルターを施してありますが、ワードクロック・ケーブルのノイズ対策が必要と思われます。それ以前に、ワードクロックのケーブル・ターミネーションとインピーダンス整合が重要である事は言うまでもありません。

ワードクロックの品質
 CD品質のワードクロックは、44.1khzで、システム(マスター)クロック22.5792mhzから、PLL回路により 1/512 の分周により作られる為にPLL回路の品質に大きく依存されます。
 実際の内部処理は、FEI Communications, Inc. の FE-5680Aから生ずる100mhzを段階を経で22.5792mhzにPLLで分周して、更にワードを作るので、結構、多段で複雑です。その為か、必ずしもルビジウムクロックだから優れているという事は無さそうす。同様にNDK製のOCXO DuCULoN®を使えば総てハッピーと言う事でなく、周到な周辺回路の設計が必要な様です。ステディークロックという名称で、高品質のクロックを有する、RMEのオーディオ・インターフェースの内部クロックが、無難な様です。

PLL回路
 PLL:Phase locked loop(位相同期回路)PLLシンセサイザーとも呼ばれ、位相の制御と帰還により、新たな周波数を作る、単純な分周で、ターゲットの周波数とバウンダリーの関係にあれば精度が確保できるが、非バウンダリーの場合に、音源ベースで必ず位相ノイズが生じて、クロックのジッターが理論的に生じます。
 好ましくない例として、CDの44.1khzを48khzで再生すると、必ず音質が悪化します。再生する音源がCDの場合は、クロックを22.5792mhzとして、業務用の48khz中心の場合は、24.576mhzとすべきです。

ルビジウムクロックから分周によりジェネレートされたワード

RME Fireface UCX ワードの出力

手作りアンプの会が開催200回を迎えます

 毎月定期的に参加している「手作りアンプの会」の定例会が、来年の四月で開催200回を迎えます。2000年7月から毎月一回第三土曜に「三土会」という名称で開催されて、かれこれ、18ヵ年も続いています。その三土会が、来年の4月で200回を迎える事になります。そこで、200回の記念行事として200に纏わる、作品を出品する事になりました。手作りアンプの会は、名称にアンプとありますが、実際には、「手作り電子機器に関するモノ」で、アンプに限りません。しかし、アンプ作製からスタートした会なので、金看板のアンプの作成に敬意を払い、参加するにあたり200に纏わるアンプを作製することにしました。

三土会
http://kantou-sandokai.sblo.jp/

200回記念の作品
 今回は、電解コンデンサー200個をアレーとした、電源と片チャンネル200円のデジタルアンプ(PWM)を組み合わせて200尽くしのアンプを作成する事にしました。電源基板は、手作りアンプの会員O氏が設計製作した基板に、電解コンデンサーを乗せただけです。

朝礼台から眺めた学童の様で可愛です
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電解200アレーのコンデンサー基板
 470μ/16Vの電解コンデンサーですので、電源を10Vとして、スピーカーのインピーダンスを8Ωとすると13W程度の小型アンプが限界です。

前へ倣え、ピー!
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片チャンネル200円のPWMアンプ
 米国 Diodes Incorporated PAM8006AというPWMで、8Ω負荷で10W強の出力パワーが得られます。上記の電源に最適なアンプと言えます。
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PAM8006Aの情報は以下
https://www.diodes.com/assets/Datasheets/PAM8006A.pdf

作製方針
 出来たら音の良いアンプであって欲しいのですが、音の良し悪しは、関係なく200というワードが、含まれていれば良いので、手間を掛けずに廉価に作製する予定です。

フィルムカメラは、塵(金属・陶器・ガラスごみ)

 スマホのカメラが広く普及して、コンパクト・デジカメ(コンデジ)を持ち出す時は、旅行とか、特別綺麗に撮影したい時に限られます。まして、一眼レフ、特にフィルムカメラに関しては、既に死語になりつつあります。先日、NOS(新古品::New Old Stock)のフイルム一眼レフをカメラ店で処分を考えました。

驚くべき結果
 なんと、NOSのフイルム一眼レフの買取価格が、「写ルンです:シンプルエース)」27枚撮りより安いのです。

ペンタックスSL f1.4レンズ付き 買取価格500円
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写ルンです 734円(税別)
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 NOSのフイルム一眼レフ:下取り価格:500円
 レンズ付きフィルムカメラ;上代   :734円
 ILFORDレンズ付きフィルムカメラ :2,197円

 ・漬物の石・・・・・・錆びるので不可
 ・書初めの文鎮・・重過ぎる
 ・置物・・・・・・・・・・邪魔
 ・玄翁の代わり・・・使った後、粗大塵で処分

値段の付くフィルムカメラはあるか?
 以下のカメラ以外は塵(金属・陶器・ガラスごみ)と同様で、プラスチック・ボディーのカメラ、レンズを処分する場合、資源塵(ビン、缶、ペットボトル)となります。
正常に動作する、ライカMシリーズ、プレミアムのニコンSP、チタンボディー、ブラック・ペイントのFシリーズ、ハッセルブラード、ローライフレックス、旧コンタックス、但し、いずれもレンズはツァイス製のみ

 カメラは、下取りに出さずに持ち帰りました。しかし、持っていても使い道が無いです。せいぜい置物で、あの世に行ってから、オーディオ装置と一緒に家族が粗大塵として、処分する事になりそうです。団塊世代からの世代交代に同期して、カメラ、オーディオセットが、大量放出され、殆どが粗大塵となり、少数の価値あるカメラと、ビンテージ・オーディオ機器のみ大陸に渡る事になると思います。東京都23区の塵の定義で「金属・陶器・ガラスごみ」は、鍋、やかん、傘、蛍光灯、と同じ分別で、月2回の無料収集です。

電源ケーブルにフィルターを入れました。

 今日は、ファインメットコアー(FT-3K50TS)を用いて、アンプの電源にコモンモード・フィルターと、TDK製のフェライト・クランプフィルターを入れました。少しずつ様子を見て、測定しながら施す方法もありますが、今回は、第二次世界大戦に米国が行った物量作戦と同じで、10個購入した、ファインメットコアーの総てを活用して、全アンプ、全コンセントに絨毯爆撃を行いました。

コモンモード・フィルターとコード
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肝心な音は
 静かになって、全体的に音圧が下がった様な気がします。特に、バイオリンの音に甘さ(Sweet)が感じられるようになりました。それから、大編成のオーケストラ等を聴くと楽器の分離が多少ですが、良くなった様に感じられます。

早速、魅惑の黒竹輪を料理

 日立金属製のFT-3K50TSを用いコモンモード・チョークを作成して、早速 、クワイエット・パソコンの電源に投入しました。既に、TDKラムダ製PRE-2003の高周波対応 ACインレットソケットを使い、ディファレンシャルモード(25dB min.: 3MHz~30MHz)、コモンモード(25dB min.:1MHz~30MHz)の双方に対し遮蔽を期待して投入済みです。更にニプロン PCFL-180P-X2S2のスイッチング電源発振周波数にターゲットを合わせて100k~200kHzの遮蔽を期待して、黒竹輪のコモンモード・フィルターを追加しました。

FT-3K50TS・コモンモードフィルター
 手持ちの適当なケーブルを使いました。
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クワイエット・パソコンに取り付け
 コモンモードフィルター・フィルターを可能な限り金属部分から離す為に、スポンジとシリコンゴムでフロートしました。取り付けのボルトは非磁性体です。左がファイメットコアーのチョーク、右がTDKラムダ製のインレット・フィルターで、シリーズに繋いでいます。
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LANケーブル
 シールド無しのカテゴリー6のLANケーブルの被覆を剥がして、ファインメット・コアーに巻きました。効果は未知数です。
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肝心な音の変化は如何に
 ハッキリ言って、良く解りません、これと言った変化は無い様に感じます。投資に見合った結果は得られているのでしょうか?、只言える事は、パソコンを弄ったので、テーブル周辺の掃除が出来て綺麗になりました。

電源ケーブル
 パワーアンプの電源ケーブルにフィルターとして投入する予定です。

LUMIN AppがiPad Pro 12.9インチにネイティブ対応

 LUMIN AppがiPad Pro 12.9インチにネイティブに対応しました。今までiPad Pro 12.9を用いて、LINN Kazoo、MonkeyMote、LUMINを使っても、10.5インチの画面が2割程拡大表示されるのみで、12.9インチの優位性が生かされていませんでした。しかし、ipadが64ビットiOSに更新された事に合わせで、LUMINが大幅に改善されて、ネイティブに12.9インチに対応して、かつ処理速度も大幅に向上しました。今までは、単に拡大で、それはそれで、眼には優しく良かったのですが、大幅に情報量が増えて、1画面:128アルバム(16カラム×8ロウ)の表示が可能で、スクロールすると、目にも止まらない速度で表示する事が可能になりました。しかし、よい事ばかりでは無く、膨大な機能の整合性が取れてない事と、機能の膨大さから内在するバグが消え切れてない点など、更なるブラシュアップが必要と思えます。その開発費用はどの様に捻出されて、サポートが永続されるのかロードマップが見えません。ソフトを有償化にしてでも良いから、迅速なサポートを期待したいです。

新RUMIN(Ver.6.1.0)の画面
プレーリストとアルバムアートを同時に表示
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アルバムアートの全画面表示
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LINN Kazoo
Kazooの場合、プレーリストを表示するために、画面の半分が潰れます。又、必要以上にアルバムアートが大きいです。
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オーディオの最終着地点のひとつ
 ビンテージの真空管アンプ、LPプレーヤー、大型スピーカーを用いてオーディオを楽しむのも良いですが、私としては、ソファーでくつろぎながら、膨大な音楽ソースから、タブレット端末で、その時の気分で再生する音楽を指示して楽しむのが好きです。その仕組みの為に、音質が多少悪くなっても、構わないと思っています。

ネットワーク・オーディオ
 ネットワーク・オーディオとは、選曲と再生のデマンドを有線、無線に拘わらずネットワーク越しで行うことであり、プレーヤー、音源のNAS、サーバーが、LANで繋がっていると言う事では無いと思います。まして、パソコンを複数台、ノイズ対策の為に機能別に分離して、LAN経由でタンデムに繋いで、動作させる事は、ネットワーク・オーディオとしては、未完成そのものと思えます。理想を言えば、なるべく少ないコンポーネンツを用い、シンプルにストレス無しに安定稼動するのが、最終目標と言えます。ネットワーク・オーディオは、レガシーなオーディオに比べて遥かに複雑です。複雑な故に利便性と音質はトレードオフの関係にあり、要は何処で妥協するかと言う事だと思います。

オーディオの楽しさ
 LPレコードの再生を行う場合、何段階もの儀式があり、ターンテーブルの清掃、レコード面の埃の除去、カートリッジの交換など、手間が掛かります。その楽しさを知っており、否定はしませんが、ターンキィ・システムのネットワーク・オーディオの素晴らしさを知ってしまうと、一寸、今更、レガシーなオーディオには戻れません。所詮、総て、与えられた条件での妥協の結果ですから・・・

魅惑の黒竹輪を入手しました。

 ネットワーク・オーディオのノイズ対策として、灰色の竹輪を投入して、それなりの効果が得られました。更にノイズ対策を進めて、静寂性の追求と音質の改善を目指して、ファインメット・コアーを入手しました。
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灰色の竹輪
TDK製のクランプフィルター(ZCAT3035-133)
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測定結果
 早速、日立金属製のFT-3K50TSのインダクタンスを測定したところ、ワンターンで0.18mH(10k)もあります。このコアーに「コモンモード巻き」で7~10ターン巻くと、中波帯のノイズのリダクションが出来そうです。スイッチング電源撲滅作戦上、最後のスイッチング電源であるクワイエットPC内のATX電源(ニプロン PCFL-180P-X2S2)に試してみます。スイッチング周波数が100~200kHz(負荷により変動)と比較的低いので、効果が期待できそうです。

適応個所
 今回は10個入手できたので、PCの電源ライン、LANケーブル、RME Fireface UCXの電源に投入して様子を見たいと思います。更に、スイッチング電源の蛍光灯、LEDのシーリングライトの電源ラインに追加して、エアコン、冷蔵庫、電子レンジ等、電力系は、発熱の想定が出来ないので、今回は見送りとします。

ウェーブ・パーフェクト・オーディオ

 今日は、神田駿河台で、「ウェーブ・パーフェクト・オーディオ体験会」に参加してきました。駿河台といっても、御茶ノ水のアテネフランセの近くの男坂の隣のエスパス・ビブリオと言う、多目的小ホールで行われました。久々に御茶ノ水界隈を訪れると、学生時代を思い出ました。今は無き日仏会館、テント式のビアホールのコペンハーゲン跡を尋ねましたが既に跡形もありません。しかし、今でも男坂、女坂はあり、学生街の喫茶店のモデルになった、レモン(浜田病院交差点突き当たり)は変わりありません。西村伊作によって創設され文化学院は、玄関のアーチ部分のみ残して、既にビルの一部として保存されています。オーディオのイベントも良いですが、改めて、御茶ノ水界隈の散策に訪れたいです。

アテネフランセ
池袋西口のロサ会館と同じ色です。日仏会館と、ここにフランス語の勉強で来ましたが、フランス語はさっぱりでしたが、女性の友人が沢山できました。
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男坂
この坂の右手に女坂があり、水道橋方面に下ります。こんな坂の途中に住んでみたいです。
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レモン
ガロの学生街の喫茶店のモデルです。駅前繁華街の喫茶店「丘」という誤った説があります。御茶ノ水には雰囲気の良い喫茶店が沢山あり、長い時間を過ごしました。
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ウェーブ・パーフェクト
 ウェーブ・パーフェクトとは、スピーカーから出力される音声信号が、如何に音源のデータに近いかを問うために、スピーカーの音を測定用のマイクで拾い、AD変換後に音源のデジタルデータと比較して、その類似(相似)度合いを定量的に測る物です。それにより、スピーカーの良し悪しの判断基準とする考え方です。

比較のシステム
 以下の写真の様に異形のスピーカーが、ウェーブ・パーフェクトを追求したものです。その隣のB&W805Dは比較されるスピーカーです。スピーカードライバーは、三菱ダイアトーンSA1000で、カーオーディオ用のスピーカーです。異形のキャビネットを包んでいるシートは、アルカンターラというベッチンの様な布です。アンプはアイスパワーアンプとデノン製のPMA-50で、双方ともPWMのデジタルアンプです。そして再生ソフトはJRiverだそうです。単一のシステムで、スピーカーを瞬時に切り替えて比較しないと、目的が解らなくなるリスクが有ります。
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肝心な音
 異形スピーカーの音は鋭く、聴いていて疲れます、恐らく測定数値は優れているのでしょう。それと比べて、B&W805Dのクロスオーバー付近の中域は、一寸歪っぽい音がします。しかし、安定感がありソノリティーが高く、ボーカルが前面に出て、聴かせ方がとても上手です。聴いていて音楽そのものを楽しめます。

評価について
 今回の様な体験会は、極めてリスキーだと思います。趣旨を理解しないで参加して、この体験会に相応しくない質問がなされ、間違った評価が行われる恐れがあります。又、オーディオに対する思いは、人それぞれなので、それを一義的に比較するのは危険と思えます。ふと思ったのですが、尖がったマルチアンプのシステムではなく、サブシステムとして、お茶漬け「サラサラ」の様に、LCのパッシブ・ネットワームで、良く出来たB&W805Dの様なスピーカーを用い、アンプ、CDP等を色々なバリエーションで交換して各機器の個性を楽しむのも有りかなと思いました。

後で解った事
 DENON PMA-50のDDFA(PWM)は、Hypex社 UcDの特許であるアナログフィードバックによる方法を回避しながら無理して特性を出すためにデジタル領域でフィルタの外側からNFB処理を行い、事実上、測定値と聴感ともにHypex(Ucd)に遥かに及ばない様です。

5Way コンプレッション・ドライバーシステム

 昨日は、宇都宮市の中心街にお住まいのWさん邸を、T氏、N氏と一緒に訪れて、総てコンプレッション・ドライバーで構成された5Wayのスピーカーシステムを聴かせていただきました。ウーファーのみコーン形式のホーン・スピーカーのシステムは、聴かせていたいた事は多数ありますが、超低音を含めて総てコンプレッション・ドライバーでの体験は、初めてです。

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システムの構成
 YL音響製のホーンとドライバーを用いて5Wayを構成しています。帯域の分割は、dbx DriveRack 4800を2台用い低音は、LH-5ホーンにD1250を用い高音域には、D-18000、その他の帯域は、MB-70ホーンにD75000で各々の帯域を受け持っています。上流の入力音源は、写真の右側に位置するレガシーなCDP、SACDPとアナログLPです。 

低音ドラーバー
二つのドライバーの帯域を微妙にオフセットして、量感を表現しています。正確に言えば5.5Wayと言えます。
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音の印象
 ホーンシステムの音に関して、今まで、アルテックA7、A5、JBLの音を連想して、ホーンが「シンシン」鳴き、締まりの無い低音が「ドスドス」するイメージがあって、何時かは、正しく調整されたホーンシステムを聴いてみたい気持ちが有りましたが、今回、それがが叶えられました。それは、ホーンでありながら、優しく、滑からで浸透の高い音です。特に低音は、コーン型の音とは全く異なり、低歪で風を感じる独特の雰囲気の音です。

 今回、拝聴させていただきまして、音も良さも、さる事ながら、システム全体の規模の大きさから、ご家族の優しい理解の基に成立していると想像できます。W氏とご家族に感謝の一日でした。この様な体験は一生にそれ程無いと思います。