スイッチングアダプター電源

 スイッチングアダプター電源は、軽量、高効率、廉価と三拍子揃った電源で、特別ノイズ面に配慮を必要とするオーディオ機器、測定器、医療機器以外、総ての電子機器に使われています。スイッチング電源だから駄目と言うことは無く、製品の品質はピンキリです。そこで、スイッチング電源の振る舞いを調べてみました。以下のアダプターは、製品に添付されていたスイッチング電源アダプターで、総て12V1.5~2Aのものです。
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調査対象のスイッチングアダプター
 スイッチングアダプター電源の価格もピンキリで、廉価な物は200円から高額の物は、数万円の物があります。総じて、秋葉原の電気街で単独に販売されている物は廉価で、測定器、業務用機器等に付属している物は高額です。

外見の違い
 ACアダプターは12V/2Aの同一規格ながら大きさが、全く異なります。左がSisco(米国)、中央がバッファロウ(日本)、右がRME(ドイツ)の付属品で、体積が全く異なります。
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ノイズの測定
 ACアダプターに30Ω/5Wで4.8VAの負荷を掛けてオシロスコープで測定したところ、以下の様な結果で、バッファロウのノイズが極端に高く、如何に粗悪品で有るかが解りました。

 ・秋月電気通商製ACアダプター
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 ・RME Firefaceの純正ACアダプター
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 ・Siscoの小型ルーターの純正ACアダプター
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 ・バッファローのルータに付属のACアダプター
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聴感上での試験
 ノイズ測定の試験環境で、クリスタルイアホン(セラミック)をコンデンサーで直流をカットしてノイズを聞き取りました。ACアダプタにより、色々な音がしますが、ノイズの大きい順番は、筐体の大きさに反比例して、SiscoのACアダプターが一番小さい結果が得られましたが、ノイズの占める周波数帯域により聞える、聞えないが生じるので、ノイズ音量だけで判断できませんが、一つの重要な判断要素と言えると思います。秋月製は、聴感上のノイズが著し高く、バッファローのものは、ノイズでイアホンが壊れそうです。

結論
 RMEのスイッチングアダプターは、上代9,000円程です、又、シスコのスイッチングアダプターも15,000円程であった記憶があります、まともなスイッチングアダプターは、それなりの金額がします。民生用の無線ルータ、充電器用のアダプターは、ハッキリ言って、塵同然なので廃棄処分とします。残された良質なスイッチングアダプターに限り、リニアー電源に交換していく予定です。秋月の物は安さのみがとりえで、存在価値があると思います。