消音パソコン(クワイエットパソコン)へ移行 その13

USBのノイズ対策を強化しました。
 USBからFirewire400(IEEE1394a)に切り替えて、正常に動作することが出来ず、玉砕状態で諦める事にしました。そして、USBに戻してからは、極めて安定した稼動状況が得られましたので、USBのノイズ対策を徹底的に行ってみました。

PCとオーディオインターフェースの繋ぎ方
 基本的にPCとオーディオインターフェースのデジタル信号は、INTONAでアイソレートする事にして、5Vのバスパワーは、INTONAへの電源供給の範囲に留めて、その先のRME Fireface UCXには供給しない事にします。Fireface UCXへの電源供給は、直接トランスを用いたドロッパー式の安定化電源から供給します。これにより電源もデータともにパソコンから完全にアイソレートされました。

緑のラインが差動の信号線で、朱色のラインが5Vのバスパワー、赤色のラインがFirefaceの電源(12V)です。
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Qsignal line

EMI Filter Aの回路
D+、D-のラインにコモンモードチョークコイルDLW21SN900SQ2」で、信号ラインのコモンモードノイズを削減します。バスパワーとグランド間にはチップフェライトビーズインダクタ「BLM21PG600SN1」と、0.1uFの積層セラミックコンデンサと超低ESRの導電性高分子タンタル固体電解コンデンサ(POCSAP)でノーマルモードノイズを低減させ、さらにコモンモードチョークコイル「ACM7060-701-2PL」でコモンモードノイズを低減させています。
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usb_fil3_sch.jpg

EMI Filter Bの回路
D+、D-のラインにUSB2.0対応 コモンモードチョークコイルDLW21SN900SQ2」で、信号ラインのコモンモードノイズを削減してRME Fireface UCXに送り込みます。INTONAからのバスパワーラインには、外部からキャパシタンス(SEPCコンデンサー1000U/6V)を追加して、ここを終端としています。
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Xusb_fil3_sch.jpg

肝心な音の変化は
 今日はあいにくの雨ですので、音質の差が解りません。近日中に測定と試聴を行ってみます。PC本体より後からFirefaceを立ち上げないと認識しない事があり、バスパワーをFirefaceに与えない場合、電源投入のシーケンスに条件が有りそうです。

DCS4194UMZ参考資料
RENESAS アプリケーションノート 資料はここ
Full-Speed USB2.0 基本設計ガイドライン(2015.11.25) R10AN0608JJ0100

後で解った事
 Fireface UCXのバスパワー(DC5V)の供給を止めると、立ち上げる順番により、UCX側とTotalMIX(ホスト側)でのステータス不一致が生じる事が判明しました。販売元のシンタックス・ ジャパンのサポートセンターに問い合わせたところ、「ホスト側から見た場合、立ち上げシーケンスが把握できす、又、UCX側からも、DC5Vのバスパワーで、ホストとのフックアップを確認している」との事です。フックアップのプロシージャーが終れば正常に動作しますが、設定の変更を行った場合の直後の再立ち上げ時には、以下のワーニング・メッセージが表示されますが、落ち着いて対処すれば、問題無いようです。基本的にオリジナルどおり、バスパワーを与えたほうが、スタビリティーは高いと思います。
https://synthax.jp/faq-fireface-ucx-reader/items/totalmixnimismatch-detectednomesezigasaremasu.html

ミュージックソースのデータベース

 PCオーディオの場合LPの時代と異なり、リッピングしたミュージックソースのデータベースを、プレーヤー、作曲家、音楽分野で横断的に検索ができて、デジタル化本来の最大のメリットが享受されます。若い頃は、書棚の本の様にCD、LPを棚に並べて、日増しに増えて埋まって行くのが楽しみでしたが、最近はコレクションに対する興味と意欲が薄らいで、身軽でシンプルな生活を目指しています。そして横着なもので、如何に聴きたい選曲を素早く出来るかが大切だと思っています。悲しいかな、数十万円した平凡社の百科事典と文学全集を粗大塵で処分して、貴重なスペース確保が出来たので、そこにユーティリティーのパソコンを設置する事にしました。視力と根気が無くなり、小さな文字を追うのが辛い今日この頃です。

データベースのハイアラキー
 CDをリッピングして、ミュージックソースのデータベースを構築する場合、事前の周到なる準備が大切です。以下の事柄を決めない内にリッピングを行うと、必ず失敗して、長時間要した作業のやり直しになります。
Music_DB.jpg

事前に決めて置く事柄
 1.ミュージックソースのフォーマットを何にするか
 2.データベースのプライマリーキィーを如何するか
 3.補助キィー(オルタネート・インデックス)として何を選び整理するか
 4.アルバム・アートの取得方法と保存方法を決める
 5.CDキャプチャーとタグの保守ソフトに何を選ぶか

データベースの規模
 データベースの規模を知らないと保守の方法が決められません。以下の様にルートホルダーのプロパティーを見て、フォルダー数(CDの枚数)とファイル数(曲数)を調べて、その規模に合った装置(媒体)の選定が必要です。
ATR.jpg

データベースの保守
 気持ちよく使うのであれば、定期的(新たなCDをキャプチャーした時)に、決めに沿って、インデックスの保守が必要です。
 レコード会社によりCDのタグが統一されて無く、手作業での修正が必要です。JPOS、ジャズ等は比較的、綺麗に統一されていますが、クラシックで、日本のメジャーレーベル(V社、D社、K社))、とP社の廉価版は、全く出鱈目で、アルバム名に指揮者名、作曲者が空白の事は多々あります。この不規則なデータをツールを使って統一が必要です。

バックアップの取得
 CDをキャプチャーした後、CDをダンボール箱詰めして納戸に格納したため、ファイルを失った場合、再キャプチャーが大変です。データを失った場合精神的なショックは計り知れません。そこで、定期的なバックアップをハードディスクに3世代に渡り管理するようにしました。

フォーマットの考察
 保管する場合のフォーマットは、PCM(WAV)、FLAC、ALACの何れかの方法が良いと思います。PCMでもタグの管理ができますが、再生ソフト、プレーヤーにより、エラーとなる場合があります。 対処方法としては、極めて簡単で、foobar2000等のデファクトスタンダードのソフトでフォーマット変換を行うと解決します。スペースが許される場合は、PCMでも良いと思いますが、ファイルが大きい事と、タグの問題回避からロスレスのFLAC、ALACが良いと思います。但しフォーマット変換を行うと、タグを失う事が多々ありますので、アルバムアートはタグに埋め込むのと併せて、同一フォルダーにJPGでアルバムアート写真を保管することが必要です。

データベース化のメリット
 データベース(アルバムアート付き)で管理することにより、ミュージックソースを幅広く均等に見渡すことが出来ます。これにより音楽の趣向(ジャンル等)が偏らず、素晴らしいオーディオ生活を楽しむ事が出来ます。「音質を追求して、限られたWAVの曲をリファレンスで尖がって聴く」か、「音質はそこそこ良くリラックスして音楽を聴く」かについては、後者を選びました。

200個のコンデンサアレイ

 連休に、手作りアンプの会の合宿が行われて、コンデンサー400個とコンデンサアレイの基板をいただきました。今すぐ何に使うという予定が無いのですが、何時でも使えるように組み立ててみました。コンデンサーは、16V470Uの小型の物ですが,200個を並列い繋げると、94,000Uのコンデンサアレイとなり、小型のアンプに最適です。製作は至って簡単で、頭は使わずに気力と体力の勝負です。
DSC04728.jpg

手作りアンプ200回記念
 毎月一回、第三土曜に秋葉原で行われている手作りアンプの会(三土会)が来年四月で200回を迎えようとしています。そこで、200回に纏わる作品を作り、発表する予定です。そこで、このコンデンサアレイを使い、200にちなんだ作品を考えています。

200回記念作品(案)

1.200円のデジタルアンプを200個のコンデンサアレイで鳴らす。
2.200個のLEDを使ったペンダントライト
3.200個ピエゾ素子を使った平面スピーカー
4.等々

消音パソコン(クワイエットパソコン)へ移行 その12

 リレー式アッテネータが成功裏に終わったので、本丸の消音パソコン(クワイエットパソコン)へ移行に力を注ぎました。そして、USBを止めて、Firewire (IEEE1394a)に移行する予定でしたが、残念な結果になりました。

IEEE1394aの異常動作
 米国から入手したunbrain製のIEEE1394aのボード(FireBoard Blue-e)が、とんだ くわせもんで、正常動作しません。極普通に使って異常な発振を起こして、なんと、その信号がオーディオ・インターフェースのアナログ出力チャネルに0dBVの強さで出力されて、、高い確立でトゥーイータを飛ばす事になります。この現象は、友人のN氏も同様に体験されて、他社製のボードとの、問題の切り分けを行い、unbrainのボードが問題である事は明確になりました。即刻、夢の島に直行しました。その様な訳で、IEEE1394aから、一寸、距離を置いて、実績のあるUSBとアイソレータ (INTONA)とフィルターでいく事ににしました。
以下が、 くわせもんのIEEE1394aボード、結構高額だったので、悲しいです。
DSC03127.jpg

機器構成の暫定策
 以下の様にUSBとアイソレータのINTONAとEMIフィルターで構成して様子を見ます。バスパワーは用いていません。クリックで拡大します。
201710Hard.jpg

IOS11のトラブル
 最近、ipadのOSが更新されて、iOS 10.3.3 (14G60)から11.0.2 (15A421)に誘導されるがままにアップグレードを行いました。一抹の不安が有ったのですが、iCloudにバックアップを取得していたので、気安く更新してしまいました。結果は、心配が的中して、レンダラーソフトのMonkeymortが正常に動作しなくなりました。試しに、DLNA対応のLINN製のKinskyでも試して見ましたが、Monkeymortと同様に安定動作しません。そこで、早速、iOSをバックアップからダウングレードを行い、事無きを得ました。
 現象は、グリッド表示のアルバムアートが表示されない事と、コンポーザー、音楽ジャンル等のオルタネート・インデックスでの検索が不能になる事です。 只でも遅いKINSKYは、それに輪を掛けるが如く、無応答の様になります。
 今更ですが、不要不急のプログラム更新は控えるべきで、蔵出し一番のフルーティーなソフトは駄目です。少なくとも、半年程度の熟成期間は必要です。

PCオーディオの行末
 パソコン・オーディオの最大のメリットは、レガシーな音響機器に比べて圧倒的に廉価に実現できる事に尽きると思います。本来、オーディオ機器はターンキー・システムで有るべきで、何台ものパソコンを連ねて実現するのは、過渡的な処置であり、最終目標ではないと思います。オーディオ機器は、ソリッドな金属と美麗な木目で出来ていて、美しく、かつ優しくあるべきだと思っています。パソコンの圧倒的なパワーは、音楽の選択と管理に活かして、見えない所で頑張って欲しいです。
 

attached Knob(とってつけた)話です。

 今日は、オーディオインターフェースをUSBからIEEE1394に切り替える予定でしたが、ケーブル長が40cm程不足な為、作業を中止して、完成したばかりのリレー式のアッテネータを改造してみました。ロータリエンコーダーのノブが、値段相応なので、一寸、高級な真鍮の削り出しに交換してみました。単純に交換するのでは、つまらないので、光ファイバーケーブルを用いて、ノブの中央にLEDの光をノブに導いてみました。

消灯時
 ノブの中央にファイバーチャネルのポリカーボネートの芯が見えます。ここに光を導きます。
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点灯時
 点灯の時は、ロータリーエンコーダの奥に仕組まれたLEDの光がファイバーチャネルを通して導かれます。リモコンでのイベントの場合は赤色、ノブの手回し、手押しの場合は青色に光ります。
DSC03383.jpg

結果は
 プチ整形で一寸、美人になりました・・と言う、
 とって付けた( attached Knob ) 様な話です。

重要なプチ整形
 ハムのノイズを避けるために、予防保守の整形を行いました、洋白のホイル(0.1mm)を入手して、ケースの内側、上部と下部に貼り付けて、そこから電源のマイナス(グラウンド)に落としました。これでシールドの効果が期待できそうです。洋白は、銅と亜鉛、ニッケルから構成される合金で、ニッケルシルバー(nickel silver)と呼ばれており、電気部品では、水晶発振子の銀色のケースがそれで、銅とニッケルのシールド効果が期待できます。