消音パソコン(クワイエットパソコン)へ移行 その11

 そろそろ完成させないと、秋されの候となり、音楽をいそしむにはベストシーズンなので、精力的に進めたいと思います。ようやく、ファンレス、USBレスのクワイエット・パソコンを形にする事が出来そうです。

クーリングシステムの最終確認
 最大視聴時間に合わせ実設置個所で、6時間の連続負荷試験を行いました。結果としては、全く問題ないので、負荷試験はこれにて完了とします。 以下のグラフが、その結果ですが、TDP35WのCPUの選択と、熱容量が大きくヒートパイプ方式の優れたキャビネットの組み合わせ結果だと思います。

画面をクリックすると拡大表示されます。自然対流の冷却で6時間のフル負荷でも安定しています。
X軸が負荷試験時間(分)、Y軸が負荷100%試験のCPU温度です。100分頃から安定期に入ります。この手の試験は最低6時間は必要です。
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エンタープライズ用のNIC
 オンボードのNICを用いてWindows Server 2012 R2 Essentialsの導入を試みましたが、最新のマザーボードのチップセットでは、Windows Server 2016 以前のサーバー用プラットフォームのサポートが終了しており、NICのドライバーの導入が出来ない仕組みになっています。ディスクトップ用プラットフォームのWindows7、8、8.1、10は、この限りでは無いのですが、インテル、マイクロソフトの戦略に沿った結果になりました。そこで、エンタープライズ用のNICとして、Intel Pro/1000 PCIe Express Server Gigabit Card NIC D33025 (インテル® 82571EB Redwater、TDP:4.95 W)BoxをeBay経由で米国から入手しました。このNICは、最大負荷で24時間365日に渡り連続運転可能な仕様です。これにより、CPUの負荷が下がり、信頼性の高いLANの通信が実現します。
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更なるノイズ対策
 スイッチング・電源の発振部分と、トランス部分が剝き出しなので、アルミのパンチング・メタルで可能な範囲内で、塞ぐする事にしました。
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SDメモリー対策
 新たな音源をSDメモリーから取り込む場合、USBのSDカード・リーダーを用いれば、いともたやすく取り込めるのですが、USBをBIOSレベルで無効にするので、その方法は採れません。考えられる方法として、ホットプラグのe-SATAを用いる方法とIEEE1394(Firewire)を用いる方法が考えられます。IEEE1394にはバスパワーの12Vを供給する予定が無いので、消去法で、e-SATAを用いたアクセス方式で、進める事にしました。

SDカードリーダー
 SATAを用いたSDカードを多用したドライブは存在するものの、ホットプラグのe-SATAインターフェースを用いたSDカードリーダーは現存しない様です。そこで、SATAインターフェースのSDカードリーダーをe-SATAインターフェース・カードを用いて、新たに作製する事にしました。
画面をクリックすると拡大表示されます。
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パイロットランプ
 クワイエットパソコンには、電源の表示LEDのみでハードディスクのアクセスLEDは、音楽鑑賞には不必要と考えていましたが、悲しいかな所詮パソコンで、電源を投入しても稼動しているのか否か解りません。現時点でのコンシュマー用のパソコンではキャタストロフィックな障害にあった場合でも状況が全く解らない事が多々有ります。安心の為にディスク・アクセスを示すLEDをIR受信機の窓に取り付けました。サーバー専用のマザーボードの場合は、ディスク・アクセスの他に、サーマルチェック、LANのトラフィックを反映するシグナルが得られますが、今回は廉価版のマザーボードなので、残念ながらそれらは存在しません。
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今後の予定
 明日からは、懸案事項のWindows Server 2012 R2 EssentialsとWindows 7 Proのデュアル・ブートストラプトの環境を整えて、いよいよ視聴を行うことにします。瞬時の切り替えができないものの、3分位の切り替え時間で比較を行う予定です。それから今回インテルのNICを導入しましたが、ドライバーソフトの新たな導入等なく、バスに差し込んで電源を投入したら、LANの全ての環境が整ってました。流石インテル製のNICです。