ピアノ生演奏 VS ハイレゾ再生

 2016年7月30日は、虎ノ門にあるB-tech Japanで催された、SKS Lab Hi-Res Experiment #1 「ピアノ生演奏」vs「ハイレゾ再生」聞き比べ“バトル”体験試聴会 というイベントに参加してきました。

当日配布されたブローシャ
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詳細な内容はここ

 オーディエンスの前で、生のピアノ演奏と、それを録音したものを続けて再生して、再生音がどこまで生音に迫れるかというイベントです。
 生のオーケストラと事前に録音したものを途中で、すり替えて再生するという事は、1947年(昭和22年)にRCA研究所オルソン博士がマサチューセッツ州のタングルウッドでオルソンアンプとコアキシャルユニット・システム RCA LC1Aを12セットをオーケストラの配置に合わせて並べて、オーケストラの演奏と切り替えて再生して、オーディエンスを驚かせたという逸話があります。今回、小規模ながら これを彷彿とさせるデモが行われました。但し、オルソン博士行った方法は、楽器の配置に合わせてスピーカーを設置した方法であり、今回はリスニングポイント(ピンポイント)で補正した方式なので、理論的には誤った方式です。その為に、スイートスポットは、ピンポイントでしか存在ぜすに、身動き(顔の移動)が出来なくなる方式です。これに似たシステムで、Audyssey ARC System 2 (Advanced Room Correction)が有名です。このソフトは、7~16カ所のリスニング・ポイントの平均値を求めて補正する方式で、残念ながらこれも良い印象ではありません。いずれも自動の補正のみで、業務用機器の様にチャンネル毎の補正が出来ないので、簡便な方式と言えます。

録音と再生システム
 録音は、アースワーク(EARTHWORKS)のマイクロホン(M50)2本をピアノの前に立て、録音機材は、RME fireface UFXを用いて、パソコンに取り込みます。それを再生する機器はは、S&K社のオーディオ装置で、パソコンを使った、チャンネル・デバイダーと、自動補正ソフト、8チャンネルのicePowerアンプです。
 スピーカーは、片チャンネル4本のウエーブコア製のアルミコーン・ミッドウーファーと、SEAS製の同軸2Wayコーンス・スピーカーの構成です。
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上:Seas Excel 5" Magnesium Cone Coax C16N001/F ×1
下:SB Acoustics SB17NAC35-4 6.5" Aluminum Cone Woofer×4

演奏曲と演奏者
 航(KOH)さんこと吉田文子さんです、演奏曲目は即興曲の様で、似通ったリズム、テンポ、メロディーで、単調で聴いているのが苦痛でした。即興という名の適当演奏です。ショパンの曲をお客さんがお願いしたところ、理由を言わず、演奏家なのに断りました。技量がバレルから嫌なのでしょう。自らのホームページで、「まぜこぜ・チャンプルー音楽 ピアノ弾き語り」と題していますが、そのとおりだと思います。
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使用したピアノ
 ベーゼンドルファー・インペリアルです、今回の演奏曲目には、一寸、重厚過ぎるというか、ヘビーと言った感じです。個人的にはヤマハのフルコンとか、可能であるなら先進的なファツィオリ(FAZIOLI)の方が演奏した曲に合っていたと思います。ちなみにベーゼンドルファー・インペリアルの上代は2,000万円超えとの事です。
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生の演奏に、再生音がどこまで肉薄しているか・・・
 デジタルイコライザーで補正を行っているので、音色はかなり近似といえますが、臨場感は、ほぼ近く、エネルギー感は全く異なります。言い表す適切な言葉が見つかりません。

今回の企画
 今回の様な催し物は、誤解を招くリスクがあります。オーディオという知的な楽しみを理解している方からすると、「良くここまでやった」という好印象ですが、オーディオではなく、音楽のみを嗜む方からすると、「ぜんぜん違うね」という評価になりそうです。
 比較的狭い空間で、ピアノだけでデモを行ったので、そつなくデモを成功裏に終えたと言えますが、これがもしも広い空間でオーケストラと競演をテーマとした場合は、全く別の評価になった事が想像されます。
 個人的には、チャレンジ精神と結果に対しては、大いに評価しています。

ベーゼンドルファーの鍵盤システム
 ショールームの片隅に鍵盤の駆動モデルが飾ってありました。とても複雑な動きをしますが、材料の木は想像とは異なり、水分を含んだ、結構軟らかい木材です。右の白いキィーを下げると、左のフェルトのハンマーが上にあがり、ピアノ線を叩きます。
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後で分かった事
 後日、スタジオ407酒井さんの録音した音を聞きましたが、とても良く録音されていました。当日会場でMPPで再生したとき、低音が膨らんでダブついていましたが、録音の問題よりも、再生システムに問題が有りそうです。又、再生中に「プツ、プツ」とデジタル・ノイズが聞こえましたが、スタジオ407の録音を聴く限りでは、その様なノイズは皆無でした。
 SEASのコアキシャルスピーカーに比べて、SBアコースティックの100Hz以下の切れが悪く、特にスピーカーを並列にドライブしているので、混変調が掛かり、音程が不明瞭に聞こえました。今回の主役は、S&Kより、スタジオ407で、録音の素晴らしさが光っていました。 

foobar2000を高音質で再生する方法 その2

foobar2000を高音質で再生する
 Windows Server2012 R2を止めて、Windows 7 professional 64bitの再導入を行い、foobar2000の再生環境を元に戻すことができました。 苦労してゼロベースへの復帰では、あまりにも情けないので、これを機に高音質化にチャレンジしてみました。

高音質化の目標
 今までは周波数特性、過渡特性、位相特性を気にして鮮度の高い、そして穏やかな音を目標として来ましたが、これを更に進めて静寂性と、音の艶を求めることにしました。
 本来ですと、ノイズの塊であるパソコンを排除して、総てをアナログシステムで構築する事が理想ですが、現状では優れたアナログ・チャンネル・デバイダーの入手が出来ないので、もう少しfoobar2000に拘って、妥協点を求めてシステムの調整を行ってみました。

環境設定
・ノイズ発生元のUSB、LAN、S/PDIF、HDMI等の変換機構を再生時に極力使用しない。
・音源は、パソコン内臓のSSDに格納して、事前に主記憶域にフェッチしてから再生する。
・NetBIOSを用いた、NASの利用は、ファイルのバックアップ時のみアクティブにして、そのとき以外は電源を遮断する。
・EEE(Energy Efficient Ethernet)を無効に出来るハブに入れ替える。
・LANの設定で、EEEを無効化する。

パソコンの基本設定
・ATA channel 1に接続されているBDドライブをBIOSレベルで無効化する。
・サウンド・デバイスをBIOSレベルで無効化して、RME fireface ASIOのみ接続可能とする。
・マウスとキィーボードはリモート・ディスクトップから操作する。
・シリアルポートをBIOSレベルで無効化する。

以下の様に最低必要不可欠なデバイスのみの構成です。
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Windowsの基本設定
 以下のサービスを停止して、ミュージックサーバーに徹する。
・FAX機能、プリントスプール
・NetBIOSによる通信機能
 NASの殆どが、WindowsXP以前に設計された古いファームウェアーで、NetBIOSに依存したパケットのブロードキャストを行うため、静寂性を要求されるオーディオには不向きなプロトコール(protocol) と言えます。

アプリケーション設定
 foobar2000のThread Priorityを高めに設定することにあわせて、MMCSS(Multimedia Class Scheduler Service)を活性化する。
 メモリの大半を、Full file buffering で使用可能とする。
 firefaceドライバーのMMCSSを活性化する。
 MMCSSについてはここ
  
EEEを無効化する例
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 EEE機能は、LANのリンク中にパケット・フローが無いアイドル時に、省電力とする機能です。再生する曲の間が空いた場合、省エネモードとしてスリーピング状態に遷移します。 この様な時にパケットが到来した場合に省エネモードから復帰しますが、この時アクティブになるまで遅延が生じて、タイミングに寄っては、パケットのコリュージョンが生じて、CSMACD機能によりパケットの再送が始まります。これは、音源をLAN経由で送受信する場合、音質の悪化になります。

スイッチのEEEを無効に設定
 スイッチング・ハブの種類により、EEE(Energy Efficient Ethernet)を無効にする機能があります。
 そこで、オーディオに使うハブの場合、このEEEを無効化する必要があります。オーディオでハブを使う場合は、スイッチでは無い、昔の馬鹿ハブ別名「リピータハブ」が最適です。
 以下は、EEE機能制御が可能な ヤマハ L2 スイッチ SWX2100-8G
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で、肝心な音は・・・
 極々普通の音になりました、もう少し聴かないと評価できませんが、今までの音とは一寸違います。今まで聴く気にならなかった廉価版のCDが、気持ちよく聴ける様になりました。1TBのSSDが三万円台となり、それを生かさない手はないですね。

四台目の無帰還アンプ作製 その1

 無帰還アンプを作成してる矢先に、Windows10への無償アップグレードの最終日が迫るというアナウンスが頻繁に表示され、ついつい無償期間の文言に踊らされて、アンプ作成を中断して、アップグレードに浮気しました。
 結果は、昔からの言い伝えどおり、「只より高いものは無い」と、玉砕状態で、Windows7に生還を果たしました。

アンプ作成の進捗状況
 PCBへの実装と検証を終えました、これから、ケーシングです。トランスもスイッチ、コネクタ類等、総てが揃っているので、後は時間の問題だけです。
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今回作成にあたり注意したこと
 前回は、ハンダ鏝をあて過ぎて、トランジスタ3個、ダイオード1個を熱で壊してしまいました、今回は、鏝をあてる時間を短くして仕上げるように注意しました。
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ハンダ付けの状態
 基板は、ディスクリート用なのですが、とても細かいです。部品を乗せる順番を間違えると、組み立て不能になる、立体テトリスを彷彿させる、難易度の高い基板ですが、写真の様に、比較的綺麗に出来たと思います。
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今回の仕様
 前回と同じ構成ですが、電源トランスを、18V/60VAから80VAに容量アップを行いました。その他の部品は全く同じです。

得たノウハウ
 今回は、ハンダ付けを終えて、フラックス除去にKUREパーツ・クリーナー840ml/500円を使いましたが、ハンダ面は綺麗になりましたが、部品搭載面が思ったほど綺麗になりませんでした。最終的には、サンハヤトのフラックス・クリーナーと綿棒を用いて仕上げました。やはり、フラックス・クリーナーの方が綺麗な仕上げになるようです。

Windows 7 Professional 64bitの導入

Windows 7 professional 64bitの再導入
 この一ヶ月の間に以下のプラットフォームの変遷を経験して、メインメモリーの増大、ハードディスクから1ギガバイトのSSDに換装して、ようやく落ち着きました。システム安定化と音質問題点の解消にともない、音の方も何とか、振り出しの元の音に落ち着きました。結論から言いますと、Windows 7 professional 64bitをベースに安定稼動している場合は、浮気をしないで、それを使い続けるのがベストといえます。又、Windows7の更新プログラムもサービスパックの様に纏まったものが、開示されています。

導入の変遷
 1.Windows 7 Professional 32bit
 2.Windows 10 Professional 32bit
 3.Windows 10 Professional 64bit
 4.Windows Server 2012 R2
 5.Windows 7 Professional 64bit

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Windows 7の現状
 業務用パソコンメーカーの雄であるデル株式会社の場合、2016年7月末時点でもWindows 7の品揃えが存在して、特別高額ということも無く、普通に入手できます。特に企業IT部門からの引き合いがあり、Windows 7未だ々健在といった感じです。

Windows 10と Server 2012を避けた理由

 ひとえに、UIの設計に迷いがあり、使いづらいといえます。慣れの問題も十分に解っているつもりです。attached knobの様な(取って付けたような)メニュー体系が嫌いです。Windows10のGlimpseに迷いがあります、スマホの様であったり、レガシーなパソコンの様であったり、Xbox、システムの設定・・もう滅茶苦茶です。マイクロソフトの困惑が良くわかります。
 又、Server 2012については、単純にオーディオインターフェースのRME firefaceがサポート対象外なので、無条件に使用を止めました。

Windows 7 Professional 64bitの復帰
 単純にプラットフォームを戻すのではなく、同時にハードの大幅な増強を行い、音楽再生のCPU中断処理(インタラプト)を極力避ける構成にしました。
1.内臓のSSD(1ギガバイト)に音源を格納して、音楽再生時にノイズの元であるNAS、USB外付けディスクに対して余計な入出力を行わない方法としました。
2.マウス、キーボードは、USBインターフェース/PS2経由で動作させずにリモートデスクトップからLAN経由で操作します。
3.シリアルポート、音源のポートをBIOSレベルで無効化して、余計なソフトが動作しない設定としました。
4.再生する直前の音源は、内臓SSDから更にRAMディスクに移して、そこから再生することにしました。
5.仮想メモリーの設定を無くして、リアルメモリで動作させてノイズ対策を行いました。
6.オーディオのインターフェースは、カーネルミキサー経由しないで、ASIO限定としました。

肝心な音は
 高音が滑らかで、艶があります。これで当分の間アンプの製作に没頭出来そうです。

今後の予定
 取り合えず、Windows 10と、Windows Server 2012 R2のライセンス認証済みのシステムディスクが入手できて、何時でも置き換えられる環境が整ったので、しばしアップグレードの事は忘れます。これから2020年まで、Windows 7 Professional 64bitを使い続けて、その後は、スカイレイクを活かしたWindows 10の改良版に移行したいと思います。

本当の本当の話
 本当は、オーディオにパソコンを持ち込みたくないのです。デジタルを嫌っているのではなく、音楽を楽しむときにパソコンの操作画面を見たくないのです。良質な音楽プレーヤー・一体型アンプ(リモコン必須)と、聴いていて疲れない、美しい音のスピーカーが欲しいです。PCオーディオの最大のメリットは廉価な事です、それ以外のメリットはありません。


Windows Server 2012 R2の試験

ミュージックサーバー
 ミュージックサーバーをWindows7からWindows10にしたところ、酷い音に変化してしまい対策を考えていました。最近JPLAYという複雑なプレーヤーが巷で話題になっており、そのソフトの販売サイトでは、音を良くする為に、Windows Server 2012 R2をコアモードでの動作を推奨するという、エキセントリックな要件を示しています。その宣伝文句にあやかり、Windows Server 2012 R2を購入して、試しに音出しをしてみました。
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Windows Server 2012 R2 Essentials のディスクトップ上で、foobar2000、totalMIX、DigiCHECKが動作している様子

Essentials 日本語版 アカデミックの購入
 Windows Server 2012 R2 Standard 日本語版 5 CAL付がアマゾンで、実勢価格128,800円と音楽再生専用のサーバーとして、一寸高額なので、機能限定版のEssentials 日本語版 アカデミック版を、次男の大学生協価格、45,000円で購入してもらいました。Essentials版にはコアモードが無いのですが、取り敢えずGUIモードで試してから、次のステップで考えたいと思います。

プラットフォームの導入
 導入は極めて簡単で、Windows7からWindows10のアップグレードの方が、遥かに複雑です。ものの45分程度の導入作業で終わりました。

肝心な音
 キッパリ言って、「全く駄目です」Windows10より更に悪化しています。
 音が高いほうに力点が移り、滑らかで艶の有る音が失せてしまいました。ヒステリックな音で、ノイジーです。試しに、サウンド処理に無関係なサービスを停止しましたが、結果は変りません。ホーカスが鋭くなったといより、金網越しに音を聴いている様です。ラズベリーパイに volumio というLinuxベースのMPDを乗せた時の方が、遥かに音が良いです。

今後の問題
 二三週間、サービスの停止等の調整を実施して、解決策が見出せない場合は、Windows7 に戻したいと思います。
 Windows Server 2012 R2には、コンシュマー様のWindows10と比べて膨大なサービスが有ります。最近のWindows Server は、NTとか2000の頃と比べて、導入後に直ぐに使える様に特殊なサービスを除いて、多くのサービスが事前にアクティベートされています。その中には、タイム・イニシエートで動作するソフト等、音質面で好ましく無く、ましてサービスの機能を知らず、放置して使い続けるののも気になります。既にプリント・スプール、シリアル・ポート、サウンド関連は停止しているのですが・・・・
 しかし、プラットフォームの違いにより音(ノイズ)が、こんなに異なるとは思いませんでした。
 このヒリヒリした、日焼けした様な音は何でしょう?

後で解った事
 Synthax Japanのサイトを見ました。
 RME fireface をサポートしているプラットフォームは以下のとおりで、Windows Server 2012 R2 は対象外でした。
 なんてドアホな事をしてしまったのだろう、そう言えば、Windws10の音に関する評価は酷評が多いですね。
 周波数特性よりも、位相特性が変です、周波数により位相が大きく変化して、各帯域が繋がらず、アライメントが凄く変です。恐らく、DPC レイテンシーのハンドリングが正しく調整されて無いと思われます。まあ~サポートされてない組み合わせなので、諦めるしかない様です。

  リビジョン:1.091
  更新日: 2016年4月13日
  対応OS:Windows XP/Vista/7/8/10、32/64 Bit

旅先の写真

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© 2016 grigri.
 毎日、暑い日が続きます、日本は湿度が高く凌ぎ難いですね。
 ヨーロッパは高温でも湿度が低いので、北海道の様に快適です。昨年、那覇に四日程滞在して、東京に帰ってきたら、東京の方が蒸し暑かったです。

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© 2016 grigri.
この写真は撮影と公開の承諾を得ています。

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© 2016 grigri.

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© 2016 grigri.

Windows10へのアップグレード

Windows10へのアップグレード実施

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 2016年7月29日に無償のアップグレード期間が終了するので、音楽再生専用のパソコンであるWindows7 Professonal 32bit(以降 W7Pro32)を生贄に、Windows10 Professonal 64bit(WXPro64)にアップグレードしてみました。単純にW7からWXにアップするのでは、メリットを感じなかったので、アップグレードのドサクサ紛れに32bitから64ビットにしてみました。
 それから、アップグレードに先立ち5,400rpmのハードディスクをSSDに換装して、メモリーを2ギガバイトから10ギガバイト(2+8)にしました。これは、W7をSSDにデッドコピー(バックアップ)して、WXにアップグレード後31日以降、2020年1月14日までW7に戻すことが可能な環境を保持しています。

アップグレードの手順
第一段階、W7からWXへ
 先ずは、W7Pro32→WXPro32に設定を引き継ぎ32bitでアップグレードしました。
 特に問題もなく、要した時間も1時間程度で完了しました。
 総てのアプリケーション、カスタマイズが移行されて、直ぐに使えます。
 GUIのみ変り、基本部分が変って無いので、当然と言えば当然ですね。

第二段階、32ビットから64ビットへ
 WXPro32にアップグレードした環境で、WXPro64用にスクラッチインストールする環境を作製しました。
 アプリケーションとカスタマイズは、スクラッチインストールなので、当然の事ながら引き継がれません。しかし、動作する為の最低のドライバーは引き継がれていており言わば、WXPro64のパソコンを購入して直ぐの状態と同様です。これは、長い期間 Windowsを使うことにより ボロ雑巾化したものをリフレッシュする上で、よい方法と言えます。

最終的に要した時間
 2時間程度です。
 インターネット回線が120Mbps、CドライブがSSDの為か、短時間で終わりました。

アップグレードした感想
 W7Pro32から、WXPro64にアップグレードして最大のメリットは、64ビットの広大なメモリー空間が得られた事ぐらいで、基本的に出来る事も、出来ない事も変化が有りませんでした。
 WXは最後のプラットフォームとの事でしたが、設定の細部の画面は、WindowsXPと全く同じで、画面のレイアウトと、機能別に集約された程度の物でした。W7時に累積した修正プログラムをソースコードに反映して、画面レイアウトと、プログラムのオーバーレィー構造を変えたのみです。それが、マイクロソフト社の現状の力量と言えます。

 これから、スマホ(アンドロイド)が主流になり、これ以上にWindowsの保守に工数を避けない、マイクロソフト社の事情が見えてきます。
 
グーグルとマイクロソフトの関係
 今回、グーグル・ドライブに使用頻度の高いデータを保管していたので、データの移行は皆無でした、又、インターネット環境でも、クロームとGmailを中心に使っていたので、メールの移行も不要で、マイクロソフトへの依存度が低いので、ハッキリ言って、プラットフォームは、どうでも良いと言えます。

マイクロソフト社の将来
 時間の経過とともに脱マイクロソフトになりつつあり、過去の資産で食いつなぐマイクロソフトの将来は悲観的です。
 そういえばWindowsは、IBMのOS2は共同開発とは言え真似であり、マウスもダグラス・エンゲルバート(Douglas Carl Engelbart)が考案したもので、最初に使用したのはアップルであり、Windowsのカーネル部分は、元DEC社のデヴィッド・ニール・カトラー(David Neil Cutler)の作品であり、マイクロソフト社はゼロから物づくりの経験の無い会社です。この様な会社にとっては、これからは厳しい時代になると言えます。マイクロソフトにポストWindowsを期待したいところですが、まあ無理でしょう・・・・
 日本マクロソフト(アースキー)が設立された時、同好会の様な会社で、一般的な会社の体裁を成して無かった記憶が有ります。

マイクロソフトにとってのWindowsは、薔薇色か
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© 2016 grigri.
パリから北へ100Km程の薔薇の村で知られている、ジェルブロワ

それとも、絶望的か
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© 2016 grigri.


YOUは何しに日本へ?

Why did you come to Japan?

 テレビ東京系列で放送中のバラエティ番組で、月曜日18:55~20:00(65分)ゆるい番組ですが、ところが、この番組の出来がとても良いです。

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© 2016 grigri.
帰国時に取材クルーと出くわしました。そこで、こちらも取材です。

 空港に居合わせた外国人にYOUは何しに日本へ?(Why did you come to Japan?)と問いかけて、その返答の様子や、気になる返答をした人に密着取材を依頼し来日した目的を果たす様子を放送する番組です。
 このような放送は、元来NHK教育が行うところを、制作費の無いテレ東が、金の無いところ知恵を絞って作るところが良いでね~
 まあ~やらせを行うほど予算が有るとも思えないのと、番組制作中である成田空港で垣間見たところ、真面目に作っている様です。取材班は3班で行い平日は、ほぼ毎日、成田、関西空港でインタビュー取材を行っているようです。

面白さの評価基準
 ひな壇式の作られたお笑いは、民放が得意とする作りですが、最近では、NHKが若者(新しい視聴者)獲得の為に民放をまねしています。このスタイルは、もう既に終わっているのに・・・「おもしろい」とは、笑うことだけが「おもしろい」では無い事を、NHKは解っていながら、それが出来ない年老いた組織です。
 これは、勝手な想像ですが、取材対象はアジア人以外としている様に思えます。それもその筈で、空手を習いにきた中国人とか、介護の研修に来たアジア人を取材しても、絵にならないですから・・・・

四台目の無帰還アンプ作製 プロローグ

 手作りアンプの会のI氏監修の無帰還アンプの四台目作製に着手しました。
 三台目に作製した同無帰還アンプの音が、とても気に入り、更にもう一台作製します。電源電圧等、仕様は殆ど同一ですが、電源の容量を60VAから80VA程度に増加してみます。
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アンプの用途
 今回作製するアンプは、メインシステムの中音域に投入して、前回作製したアンプは高域に投入する予定です。これで、低音域はPWMのicePowerとして、中高音域は、この音の良い無帰還アンプとします。この方法により、アンプの特性とスピーカーの役割分担で、理想的と思える適材適所が実現します。これにより、クラウンのアンプはお払い箱として高いSNRの環境が出来上がります。
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         上記の赤い丸で囲まれたアンプが無帰還アンプです。

アンプによる音の相違
 巷では、アンプによる音の相違は無いので、アンプに投資するのは馬鹿げていると、仰る方が多々いますが、それはメーカー製の安全サイドに重点を置いた保護回路満載のアンプの事です。ICを多用してコモディティー化された日本のメーカー製アンプでは、どれを聴いてもたいした差は無いと思います。又、保護回路、保護装置が音を鈍化する大きな一つの要因だと思います。

RME firefaceのアップグレード
 始めにRMEのBabyfaceを購入して、その直ぐ後にfireface UCを購入してから随分経ちます、その間に、UCX、UFX、Babyface Proが発売されましたが、当初のBabyfaceはカタログ落ちして、それ以外の機器は、未だに商品ラインナップされており、日本の製品と異なり独逸製の機器はこれに限らずに息が長いです。そこで、現状機器のUCに飽きてきて、そろそろ新製品にアップグレードすべき頃かと思いまして、東京御茶ノ水の楽器屋さんを訪ねて各機器の音を試聴しました。聴いた機器は、UC、UCX、UFX、Babyface Proの四種類です。まず、聴いた感じでは、10万円前後の日本製のDACと比べると、どのメーカー製DACよりは遥かに再現力に優れており、音もピュアでフラットです。

聴いた感じ
 簡単に纏めると以下のとおりです。

 ・fireface UFX
  低域の感じがとても気持ちよくクリアーです、この音が
  スタンダードと言えると思います。

 ・fireface UCX
  UFXの音に近いですが、品位はUFXに全く及ばないです。
  特に、中域が持ち上がって聞えて倍音が美しくありません。
  特性的ではフラットなのですが、聴く音には現れ不思議です。
  又、IIRのイコライザーが出力チャンネル毎に有りますが、
  音は芳しくありません。

 ・fireface UC
  UFXに比べて上品ですが、力が無い感じです。

 ・babyface Pro
  音の出かたとしては、最上位機種のUFXに極めて近いです。
  既に、UC、UCXを完全に凌駕しています。

 ・旧babyface
  100Hz以下がダラさがりで低音に力がありません。
  今更、使うまでもありません。

 音の良さ:UFX>babyface Pro >UCX>旧babyface

購入するとしたら・・・
 若し、費用と設置スペースを無視して選ぶとしたら、UFXです。フルラック・サイズの余裕から電源、部品配置の余裕がもたらす作りの良さからか、他の機器とは音の出かたが全く異なります。スペースの関係でUCXを選びたいところですが、音を聴いた限りでは、最新のbabyface Proの方が優れていると思います。しかし残念ながらアナログアウトが最大4チャンネルなので選択対象にはなりません。firefaceのアップグレードは、ポストUCXが出るまで、UCを使い続けるのが良い様です。RMEのfirefaceシリーズ以外の選択は、ルビジウムクロックとワードシンクが出来て音が良い廉価な製品を探すと、現時点では一寸無い様です。又、DPC (Deferred Procedure Call:据え置きプロセス呼び出し)レイテンシーのハンドリングが正しく行われている、USBとドライバーを有するDACは、RME以外少ないですね。