第5回PARCサウンド鑑賞会 その4

 第5回 PARC サウンド鑑賞会の開催日まで残すところ一ヶ月です、出品予定作品を拝見しますと、凄くレベルが高いです。
 何方の作品も凄く凝っていて、私の様に普通の箱では、赤っ恥をかきそうです。
 パッシブネットワークも三次(18dB/OCT.)のバターワースのつもりですが、構えば構うほどラビリンスに入り抜け出せません。
 そこで代替策として、PCチャンデバを用いた調整を行いました。
 今まで廉価なAVアンプで手軽に調整していましたが、120Hz以下の低音の質が今ひとつですので、本格的なアナログアンプとオーディオインターフェースで試してみる事としました。
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 アンプは、クラウンのローエンドアンプのD45を二台とRMEのfirefaceで構成しました。折角業務用の機器なので、接続は頑張って平衡(バランス)接続です。

 音量の調整は、RMEのTotalMIXのデジタルボリュームを用います。
 RMEの内部処理とTotalMIXの音量調整は、長精度浮動小数点(46bit)でサウンドモジュールをレンダリングしてるので、小音量時の情報欠損が生じず良い結果が期待できます。
 アンプは、ラックマウントタイプで堅苦しいイメージなので、ラックマウントの耳(パネル)を外して、サイドバーをチークで作り、一寸お洒落しました。
 これを機会にISOタップで螺子山を切って、インチネジからISOネジ皿キャップボルトに替えました。
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 肝心の音は、AVアンプに比べて良い音になりました。

ラスベリーパイ その9 Raspberry Pi 2 と ES9023

 最新機種のRaspberry Pi 2 Model B SBC Ver1.1.とES9023を用いてMPDを作製する事にしました。
 Raspberry Pi 2 Model Bは、昨年作製したシングルコアベースの旧モデルから最大で6倍のスループットが得られる クワッドコアのCortex-A7プロセッサに1GBのRAM(Random Access Memory)を搭載しています。
 旧モデルのRaspberry Pi Type Bでは、CPUのパワー不足からDSDの再生が出来ませんでしたが、今度は十分期待できます。
 左が、Raspberry Pi 2 Model B SBC Ver1.1 右が、岩野さん設計のDACです。
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© 2015 grigri.

 従前プロジェクトのMPDは、バーブラウンPCM5102Aの組み合わせで、良い音のネットワーク・プレーヤーとして、半年間以上に渡り連続運転で、何事も無く安定して稼動しています。
 今度、新MPDに用いるDACチップはESS Technology, Inc.製で、かなり定評の高いDACで、上位のES9018に採用されている、Time domain Jitter Eliminatorが採用されている廉価版です。
 Raspberry PiはGPIOにDAC用のMCLKが供給されませんが、その対策として以下の三方式の選択が可能な仕組みのPCBです。
 (1)Raspberry Piの内部クロックからソフトでMCLKを生成する。※1
 (2)49.152MHzの水晶発信器でMCLKを打ち直す。
 (3)BCLK信号をICS570(PLL)で逓倍してMCLKとする。

※1ほーりーさんの日記
  Volumio で無理やり I2S MCLK を出力してみる

 今回は、迷わず水晶発信器でクロックを作製する方法を選びました。
 三土会で上記三種類を聴き比べましたが水晶発信器で非同期の方法の音が優れている様に思えました。
 特に低音の音の濁りが無くスッキリして好みの音でした。
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© 2015 grigri.

 新DACでは、Raspberry PiとDACの電源がアイソレートされている素晴らしい設計ですので、それを生かす意味でローノイズ、低雑音、高速応答の高品位電源(Raspberry Pi とDAC用に2チャンネルの5V)を作製する予定です。又、ケーシングも一寸凝って、厚手のアルミ合金で作製してみたいと思います。

 更なる改善策として、音源のサンプリング・レートに合わせて48kHzfs系の場合はMCLKを1024倍の49.152MHzとして、CDの44.1kHfs場合は1,024倍の45.1584MHzの水晶発信器に切り替える等が挙げられます。
 又、RAMが1GBありますので、再生する直前にRAMに音源をコピーしてRAMから再生すると、外部入出力によるCPUインターラプトが低減されて、更に音が良化することが想定できます。
 完成した暁には、市販のプレーヤーを凌駕した優れたLinux[ˈlɪnʊks](リヌックス)ベースのプレーヤーが出来ると思います。
 手作りアンプの会メンバーの皆様と、岩野さん、ほりおさん、蝦名さん、岩井に大感謝です。

 アナログチャンデバの回路と部品の総てを用意して未だに未着手です。5月にはPARCサウンド鑑賞会があり、その準備があり、多忙な毎日ですが、頑張って結果をだす旨の決意表明です。

firefaceの熱対策

 毎年春になると思いつくのが、firefaceの熱対策です。
 夏を迎えると、RME firefaceの発熱が猛烈で、それが原因で電解コンデンサーのドライアップ等が原因で短命になる事が気になります。
 そこで、パッシブ放熱方式から、積極的にファンで冷却するアクティブ放熱方式に改善する事にしました。
 取り付けはfirefaceの裏面で、ゴム製の粘着ワッシャーでケーブルを固定してます。
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 冷却に使うファンは、定評の山洋電気製のチップクーラーです。
 12V用のチップクーラーですが、あえて6VのACアダプターを用い静寂で、放熱効果が期待できる回転数に落としています。
 ACアダプターは、スイッチングではなく、レガシーなトランス式の物を求めました。
 現在、総ての機器(アンプ、DAC等)を総て平衡回路(バランス)で接続しているので、ACアダプターからのハムは一切乗っていません。これでひとまず、この夏は安全にすごせそうです。

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 保守点検を考慮して、中間コネクターで接続します。

第5回PARCサウンド鑑賞会 その3

 久し振りの雪で家の周りが静かなので、PARCサウンド鑑賞会に出品するスピーカーの調整を行いました。
 気温が上がらず湿度が高いので、生乾きの塗装面にオーニングを掛けました。
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 28mmのリング トゥイーター(DCU-T113S)を取り付けて、クロスオーバーを2,500Hzで聴いてみましたが、能率が低い事と、仕様のfs:700Hzの割りに2,500Hzでは苦しい様です。
 色々と試した結果、3,000Hz程度がカットオフが下限の様で、ヨーロッパ製のリング トゥイーターのそれは2,300Hzから使えますが、一寸勝手が違う様です。
 131Aの1,000Hz~2,000Hzの小山を避けるには、2,500Hzのクロスは欲しかったです。

周波数特性(軸上1m)
 以下の特性はfoobar2000にMinnさん作製のデジチャンを使った場合です。
 グレーの曲線は24dBのスムージングです。
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ウオーターフォール特性
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インパルス・レスポンスのスペクトラム
 横軸は時間、縦軸は周波数であり、色は(dB単位)の相対強度を示します。
 トゥーイーターの遅延はサンプリングレート44,100Hzで7.8mmのバウンダリー(boundary)ですので、タップ数は3で遅延長にして23.4mm相当です。
 3,000Hzのクロス部分はテパー状のコーン(赤色)となっていて、問題無さそうです。
 それより、131Aが担当する低域に問題があります。解決策としてドライバーを交換するのが簡単ですが、吸音材などを調整して、もう少し頑張って見ます。
 白い水平線がクロスオーバーの3,000Hzです。又、300Hz以下は一次反射と干渉が強いためにクリアーになっていません。
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インピーダンス特性です
 ベント長さを調整した結果、共鳴周波数として50Hz付近となり想定どおりの特性です。
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肝心の音は
 阿保な話ですが、市販のミニコンポのアソート・スピーカーに負ける音で悲しいです。
 改善を更に継続するか、昨年出品したスピーカーと同様に廃棄処分するかの分岐点にいます。
 根本的な対策として、ベントを塞いで、アコースティック・サスペンション方式という手もありますが、恐らくアルミのダイアフラムの耐久性が低い為に対応出来ない可能性があります。
 やれやれ・・・

第5回PARCサウンド鑑賞会 

 PARCサウンド鑑賞会の応募の時節になりました。

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 日時    2015年5月23日(土) 10:00~17:15
 場所    九州工大鳳龍クラブ(新橋駅前ビル5F
参加費    500円(入場時に会場使用料として)
 主催    代表幹事 田中さん + 有志 (+ 事務局 A&Cオーディオ)

詳細はこちらから → 第5回PARCサウンド鑑賞会 開催のご案内

ディープなビルで有名な新橋駅前ビルの三基あるエレベータの五階の正面です。
矢印入り口
無題

 今年も懲りずに参加させていただく事に致しました。
 今年のスピーカーは、以下の様なごく普通の四角い箱の2wayの予定です。
 しかし一寸凝ってます。
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ウファー      DCU-131A(アルミコーン130mm)
トゥーイータ    DCU-T113S
クロスオーバー  3,000Hz
キャビネット容量 7L バスレフ

 この鑑賞会はコンペティションでは無いので、気楽に参加して音が出れば良いので、私の様なド素人でも参加が可能です。
 とても良い雰囲気の大人の会合です。でも、技術的に高度な方もいらして、其れなりに楽しめる鑑賞会です。
 PARCのドライバーは、今まで日本で発売された他社製と比べて、コーンに変なコルゲーションとか、補強の為のフォルド(リブ)が無いので、素直で使いやすいです。

(昨年)第4回PARCサウンド鑑賞会でのドリームクリエーション(PARC)冨宅代表による、磁性流体の有無に関するお話
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A&Cオーディオの新製品
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N氏宅訪問

 昨日は、N氏宅にI氏、T氏と訪れて5Wayシステムを聴かせていただきました。
 N氏宅はトトロが出てきそうな雑木林に囲まれた閑静なお宅で、自然を眺めながら音楽を楽しめる絶好の場所です。
 N氏は、普段から研究熱心で、最新のデジタル技術を用いたPCチャンデバによる5Wayシステムで聴かれています。
 システム構成は、定評があり高いポテンシャルを有する素晴らしいドライバーと、RMEのfireface、multifaceを核としたPCチャンデバ・システムで、かなり複雑な接続形態です。
 
 聴かせて頂きました音の印象は、ご本人の好みの高音に趣を置いた峻烈で緊張感の有る音です、途中で設定を調整して、フラット化を意識しつつ中低音に基軸を置いた音をも聴かせていただきました。

ドライバーの構成
 ハイ    リボン・トゥーイータ パイオニア PT-R100  
 ミッドハイ ドーム・トゥーイータ スキャンスピーク クラシック D3806/8200-00
 ミッド    スキャンスピーク イルミネータ 12MU/4731T-0
 ミッドバス スキャンスピーク クラシック 18W/8545K
 バス    JVCケンウッド ビクター パワードサブウーハー SX-DW7 

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機器の接続
             BENCHMARK DAC1→パワードサブウーハー
                ↑(Toslink)
Multiface→S/PDIF→firefaceMultiAmp→スピーカー(4Way)
 ↑(firewire)       ↑(USB)
 音楽再生PC      PCチャンデバ
  JRiver

 サブウーハーのみfireface(AK4621EF)ではなく、別のBENCHMARK DAC1 (AD1853)で接続されており、アライメントを考慮して同じクロック配下のfireface、multifaceに収容されると低音の分解能が更に上がる様に思えます。
 大変素晴らしいシステムの音を聴かせていただきまして、ありがとうございました。