MathAudio Room EQの使い勝手

 foobar2000のDSPコンポーネンツで、MathAudio Room EQがあります。
 Room EqualizerとしてのMathAudio Room EQの使い勝手と、それにより最適化した場合の特性の変化と聴いた上での音の変化を体験しました。
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測定と最適化
 先ずは荒削りに何も加工を行わず、「MathAudio Room EQ」で測定を行い周波数特性を得ます。
  
得られた特性曲線を用いて、ピークを潰します。
 スライダーを上下に移動して、試聴しながら最適値を求めます。ここが極めて重要です。今回は-7dB程度のフラットネス化で良いバランスが得られました。これは、ディップをブーストしないで-7dB程度のディップの谷の中ほどに、ピークと平均値が揃えられたと言う事です。

omimicで測定
 その時の特性を「Omnimic」(左のグラフ)で測定しますと、右肩下がりの特性に補正されていて、なかなかの特性に改善されています。

キャリブレーション
 以下の矢印はマイクロフォン固有のキャリブレーション・ファイルが読み込まれて、正しく校正された事を現しています。この校正は極めて重要です。
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肝心の聴いた感じは一発でここまで聴けると思うと、まあ良いのではと思います。バランスの悪いスピーカーは、そこそこに良い音に変身します。

先ずはフラット
 オーディオは、先ずはフラットな特性が基本で、そこまでは測定器に頼り実現します。しかし、それで総てではなく、そこから自分の好みに合わせて調整します。以下の様な受動素子を用いて、カットアンドトライで時間と手間を浪費して、気長に追い込んで行きます。スピーカーの作製は気力と体力勝負です。時間と手間を無駄に使う事は何と素晴らしい事でしょう・・・・
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第5回PARCサウンド鑑賞会 その2

PARCサウンド鑑賞会のスピーカー作製を終えて、これから調整です。

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 日時    2015年5月23日(土) 10:00~17:15
 場所    九州工大鳳龍クラブ(新橋駅前ビル5F)
参加費    500円(入場時に会場使用料として)
 主催    代表幹事 田中さん + 有志の方々 (+ 事務局 A&Cオーディオ)

詳細はこちらから → 第5回PARCサウンド鑑賞会 開催のご案内

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 今年は、四角いキャビネットで、ありきたりのデザインで一寸つまらないです。
 バッフル板はチークの無垢材で、外から見える螺子はスピーカーの取り付け螺子だけです。最近のスピーカーは、スピーカー(バスケット)を止めている螺子を隠すのがトレンドの様ですが、残念ながらそこまでは出来ませんでした。
 バスレフ構造ですが、ベントが何処に有るのか解らない様にしました。
 又、重量が鬼の様に12kgもあります。
 今日から、ネットワーク、ベントの長さ、吸音材の材質と量等、調整を開始しました。

 取り敢えず周波数特性を測定しました。
 3m離れたリスニングポイントでの測定結果です。
 低域の特性が良くないのは、バスレフ共鳴点の最適化が未着手の為だと思います。
 又、2.5kHzからの中高域の荒れは、ウファーに下駄を履かせている、バッフルリング(フランジ)による干渉が原因で生じていると思われます。やはりこの手の便利グッズは駄目ですね。
 バスレフの共鳴周波数を50Hzから60Hzに変更したほうが、低域のパワー感が出そうです。
赤:低域 、青:高域(6dB/OCT.スムージング) 灰:24dB./OCT.スムージング
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 インピーダンス特性です。
 設計どおりに、50Hzで共振してますが、ベント長を調整して60Hzでの共振を試して見ます。

ウオーターホール特性も特に問題無さそうです。
ウーファーの分割振動開始(950Hz)からクロスオーバーの2,500Hzに2サイクル目の振動が顕著に生じています。
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歪率の測定は、以下のとおりです。
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1,000Hzで0.1%程度で、100Hzで1%前後ですので、並の下といったところです。

肝心の聴いた感じは、まだまだ駄目ですね、何か物足りないです。



 ウファー      DCU-131A(アルミコーン130mm)
 トゥーイータ    DCU-T113S
 クロスオーバー  3,000Hz
 キャビネット容量 7L バスレフ
 重量         12kg
 

Variable length vent

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 可変長のベントです。
 このようなベントが売られている事に気づきませんでした。
 この外側の筒がスライドして、フランジの付いた内側の筒と相成って、長さが100mmから200mmまでのシリンダー式の可変長ベントとなります。
 外側の筒の最上部に穴を開けて、そこに針金を取り付けて、ベントの開口部からアコーディオンの様に調整します。そして、Datsでインピーダンス特性、Omnimicで周波数特性をチェックながら、低域の調整をこのベントで行います。
 調整後、接着材で止めてパーマネントとしても良いのですが、変な共振が起きると厄介なので、同じ長さの普通のベントと交換します。
 無線リモコン付きの電動式可変長ベントが有ると良いですね。

babyface ブレークアウト・ケーブル

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自作のbabyface ブレークアウト・ケーブル(平衡)です。

 babyfaceに添付されているオリジナルのブレークアウト・ケーブルの品質が悪くて、直ぐに断線します。
 おそらく大陸で、最低の部品と技術で作られたものだと想像つきます。
 babyfaceを使う場合、ブレークアウトのコネクターの総てを同時に使う事が無く、常時使用しないコネクタがゴロゴロして、とても使えた物ではありません。
 そこで、D-SUB15のコネクターを購入して、babyfaceの説明書を参照して、簡単に作成できます。
 部品は、秋葉原で総て調達できますが、唯一コネクタを金属製に拘ると、今の秋葉原では入手に少々時間がかかります。
 写真のケーブルは、コネクタが航空電子のアルミ製ですので、プラスチックを選べば2,000円程で作成可能かと思います。
 ケーブルはスイスのGotham Audio、キャノン(Cannon)コネクターはリヒテンシュタインのNeutrik、スリーブは、米国のTECHFLEXです。
 秋葉原までの運賃より宅配料の方が安いので、部品は総て通販で入手しました。
 
 肝心の音の違いは、・・・良くなったと思っています、ケーブルは、つきたてのお餅の様に柔らかいです。



 babyfaceのD-SUB15の仕様(シールドは共通)
 
 不平衡 L out + : 12
 不平衡 R out + : 3

 不平衡 L in + : 6
 不平衡 R in + : 2

  平衡 L out + : 12(ポジティブ)
  平衡 L out - : 7(リターン)
  平衡 R out + : 3(ポジティブ)
  平衡 R out - : 8(リターン)
 



 

スパイクの手作り

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 PARCサウンド鑑賞会用にスピーカーのスパイクを作ってみました。購入しても、一個300円から500円で購入できますが、ボール盤と鑢で三日ほど掛かりました。材料代は一個600円ですから、手間と機械の償却費を加えると幾らになるのでしょう、もう、二度と作りません。疲労と自己満足と切削屑が残りました・・・やれやれ

 林檎は、ゴルフボールサイズの姫林檎です。

O氏宅訪問

 友人のO氏宅に、4名で訪問させていただきました。
 O氏はアンプ、チャンネルデバイダーからスピーカーの殆どを、ご自分で設計して作製する、大変に高いスキルをお持ち方です。
 スピーカーは、超大型のホーン3Wayシステムから、サラウンド、3Dシステムがあり、これも総てご自分で製作されものです。
 特に驚く事は、極めて難しいロジック付きのサラウンドのエンコーダー、デコーダーをディスクリート部品で、ご自分で設計して、製作まで行われた事です。

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 聴かせていただきましたメインスピーカーは、500リットルもある大型キャビネットで、JBL2215+LE85とフォステクスで構成されています。
 そのスピーカーから再生される音は、豊かな超低音が再生されて、市販のシステムでは得られない素晴らしい音です。
 他にも、OnkyoのミッドホーンとPARCの17cmを用いたシステム、PARCの8cmのPPコーンを用いた3Dシステム、トールボーイのサラウンドスピーカーがあり、それも、総て切り替えスイッチで再生できる仕組みに整えられています。
 どのシステムもバランスが良く、総て一捻りも二捻りも工夫され、個性豊かな素晴らしいシステムです。
 お邪魔する度に、新しい発見があり大変勉強になります。

O氏ホームページに詳細が記載されています。
URL:ホームページ

町田オフ会に参加してきました。

 昨日、2月28日は町田オフ会に参加させていただきました。
 出し物は、秋葉原に店を構えるaitendo(株式会社秋葉原)のWAV/MP3のメモリー・プレーヤーと、株式会社音響総合研究所(ATL Inc.)の業務用ヘッドホンアンプです。

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メモリー・プレーヤー
 aitendoのWAV/MP3のメモリー・プレーヤーは極めて廉価なために、改造に失敗しても全く問題ありません。
 LPFを色々と工夫したり、トランス出力としたりして、音の変化を楽しみました。
 肝心の音は価格相応で、音の要素が抜けていて、WAVの再生を行っても、MP3の様な音がする、不思議なメモリー・プレーヤーです。Raspberry PIを用いたVolumio等のMPD(Music Player Daemon)とは音の傾向はかなり異なります。

業務用ヘッドホンアンプ
 発売前のヘッドホンアンプのDACを用いて、ハイレゾの再生をおこないました。スピーカーは、Meyer Sound製のHD-1(HD-1High Definition Audio Monitor)を用いました。
 HD-1は、Near-field tracking and mixing studio monitorとうたわれて、町田のオフ会の規模にぴったりのスピーカーです。
 ヘッドホンアンプのDACは、XMOS Limited.のRISC(最小命令セット)を用いており、プログラムはメーカー配布のほぼ標準品を用いているとの事です。
 CHORD Electronics社のHugoというFPGAのDACとか、プロの世界のRME製品等と聞き比べるなど、比較対象が無いので、ヘッドホンアンプの力量は正直解りませんでした。

黒いスピーカーがHD-1です。
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 肝心の音の印象は、極めて低歪で分解能が高く、素晴らしい音です。
 このMeyer Sound HD-1とか、GENELECの8000シリーズのスピーカーを購入して、スピーカー作製の趣味に終止符を打ち、音楽を聴く事に専念するもの良い選択かとおもいました。

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 同日に電子ボリュームを改善して、皆さんに聴いていただきましたが、特に得られた成果は無く、梱包を解かないで納戸に直行しました。