パリの騙し絵

フランス在住の妹が、騙し絵を送ってくれました。

 面白い騙し絵を見付けて、今までのものを集めてみました。全部パリだそうです。
 流石に国際観光都市ですね、工事中はこの様に覆って美観を保っています。日本の場合は、チューリップの漫画とか、ヘルメットを被った子供の様なおっさんの画で幼稚ですね。

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ポンピドーセンター横のサンメリー教会前
© 2015 Mari S.

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© 2015 Mari S.
 上が鳥籠の様に丸くなった建物は、小雨の降る薄暗い日にかなり遠くから見付けて、何かガラス張りの変わった建物だと思い近くまで行ったら騙し絵で、本当に騙されてしまいました。

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© 2015 Mari S.

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© 2015 Mari S.

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© 2015 Mari S.

トゥーイータの落とし込み(ザグリ加工)


 スピーカーを作る時に一番困難なのが、ドライバーのバッフル板への落としこみです。
 細かい事を気にしないのであれば、メーカ指定の穴を開ければ、取り敢えず取り付けできますが、バッフル板にドライバーが落とし込まれているか、否かにより、仕上がりの美しさや、音響面での干渉で、大きな差が生じます。
 いかに、トゥーイータの周りに段差がなく、バッフル板にバスケットを固定するボルト等の出っ張りが無く、フラットに出来るかが最大の難関です。
 この取り付けのフラット加工が行われないと、必ず高域の周波数特性にディプが生して、聴感上で音の濁り等、悪い結果が生じます。

 ホームセンターでは、板の断裁は行ってくれますが、ザグリ加工は受けてくれません。
 では、それが可能なスピーカー屋さんに頼むと、物凄く高額であることと、又、ドライバーを同時に購入しないと殆ど受け付けてくれません。
 そこで、猿知恵を絞り、手持ちの道具で加工出来ないかチャレンジしてみました。

 方法としては、以下の様な、自在錐を使いボール盤を用いて空けます。
 なるべくトルクの厚いボール盤を、可能な限り低回転100RPM以下)で、ゆっくり時間を掛けて切削します。
 急ぐと危険ですし、精度が出ません。

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 円の切削に関しては、トリマーより綺麗に空けられますが、深さが上手く行きません。
 爾後に鑿か、カッターで調整すれば何とかなります。
 予算の有る方は、CNCルータを持っているプロに依頼される事をお薦めます。

 以下は、自在錐(2,000円)だけで、チークのバッフル板(15mm)を加工した例です。
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以下の様にトゥーイータを取り付けます。
やれやれ
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GENELEC 8351AのACW™

 MTM方式(Midwoofer-Tweeter-Midwoofer)のモニターとしてGENELECは8351Aを市場に投入しました。
 日本では、有限会社レイオーディオが独自のMTM方式のモニターを業務用として販売していますが、実物を聴いた事がありません、又、一寸それとは異なるかもしれません。
 MTM方式は以前から有ったのですが、GENELECはそれを独自のキャビネット構造で、スリットから、低音域を再生する方法として、「Acoustically Concealed Woofers(ACW™)テクノロジーとして確立している事です。
 
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 215mm×100mm楕円のウーファー二個で中高域を囲む形式です。

 
 

 この方法により、以下のような試聴位置によりディップが避けられない問題を解決しています。
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2Wayスピーカーの作製 その1 ドライバー未定

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 タンノイのバスケット(フレーム)鳴きで苦労しましたので、今度は徹底的にこのフランジで、押さえ込む魂胆です。何と、このフランジは砲金製で、それに取り付けるスピーカーより重く豪華です。効果のほどは未知数ですが、過渡特性が良化する事により、明快な低音の再生ができることを期待しています。
 ドリームクリエーション製のDCU-131A(アルミコーン130mm)ですので高域(6500Hz付近)に鋭いブレークアップが有りますので、それを避けて2,500Hz付近で減衰特性が18dB/oct.のクロスオーバーとした2Wayスピーカーを作製する予定です。
 このフランジをカーステレオの範疇では、バッフル・リングと呼ばれているようです。

 フランジ、デッドマスをつけた状態でのインピーダンス特性です。
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電子ボリューム4Wayの音出しその3(最終)

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 電子ボリュームのオペアンプを六個程換装して、音を比較して聴いてみました。
 LME49720HA、LT1364CN8、AD822AR、OPA2604と交換して聞き比べましたが、どれも優劣を付け難く、やはりオペアンプの色が強く付きます。又、どのオペアンプに換えても、音が眠たくなり鮮度が落ちます。
 電子ボリュームでは無く、アッテネータ(定インピーダンス)の方が良いと思います。
 最後に、制御用のフェーダーを一寸高級な東京光音電波製のコンダクティブ・プラスチック・フェーダーに換えて、納戸行きとしました。
 電子ボリュームの評価ですが、明確に言えることは「何も無いほうが音が良い」これが結論です。
 

後藤浩二 La Rencontre 2015.3.21 アルバム発売記念コンサート

 後藤浩二さん-めぐり逢い-La Rencontreというアルバム発売記念(3月21日予定)のピアノ・ソロコンサートに行きました。
 場所は、芝浦のウオーターフロントにある、FAZIOLI PIANOFORTI(ファツィオリ・ピアノフォルテ)のお洒落なショールームで行われました。

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 演奏曲目の殆どが後藤さんのオリジナル曲で、一曲のみビル・エバンスの”We will meet agein"がフューチャーされた渋くて、メローな演奏会です。
 オリジナルの曲は、常にメローで素晴らしい曲ばかりで、ファツィオリのピアノにぴったりです。ピアノ・ソロというと、とかくカクテルピアノ風になりがちですが、一寸シャイに構えたお洒落な感じでとても好感触でした。
 リスニング・ポジションに椅子を配置して、リモコン・ボリュームをかたわらに置いて聴く曲ではなく、プレゼンスを意識しないで気軽に聞ける曲で私は大好きです。

ピアノについて
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 イタリアはピアノを初めて発明したクリストフォリが生まれた国です。
 このピアノの工房であるファツィオリは、200年程の伝統を持つピアノ・メーカーの中では、極めて新しい会社です。
 創立は1978年で新進の世界的に最も注目されているピアノ・メーカーでり、三日前に逝去されたアルド・チッコリーニ、アルフレッド・ブレンデル、マルタ・アルゲリッチ、ウラディーミル・アシュケナージ、ラザール・ベルマン、ニキタ・マガロフ、ミシェル・ベロフ、アニー・フィッシャー、ルイ・ローティ等のピアニストたちがファツィオリのピアノを弾くようになり、それにより集客力の有るコンサートホールがファツィオリを購入し始めました。

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 世界で最も高額なピアノとして知られているファツィオリのピアノは、独立アリコート方式や「第4ペダル」など特殊な設計でも知られており、現時点で世界最長サイズF308モデルが特に有名です。ジュリアード音楽院では米スタインウェイしか学内への持込を許可しませんでしたが、2010年に時代遅れを恐れて、ファツィオリを認定楽器としてファツィオリの導入を開始しました。日本国内には、80台ぐらい輸入されている様で、スタインウェイ、ベヒシュタイン、ベーゼンドルファーに比べると少なく希少価値があります。

 金色の塗装ではなく、本当の金を塗っているそうです。
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演奏曲目について
 お洒落な曲で構成されています、例えで言うと失礼になりますが、アンドレ・ギャニオン(André Gagnon)風の曲を、帝国ホテルのフォンテンブローでピアノを演奏していたピエール・ビュゾン(Pierre Buzon)風に演奏した感じです。この様な曲は、工房で好きなアンプ作りながら聴くのにぴったりですね。しかし、ファツィオリの魅力を十分出しているかと言えば、はっきり言ってノーだと感じました。

RMEのfirefaceについて
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 今回は、独RMEの日本ソール・エージェントであるシンタックスジャパン主催でこの様なチャンスに恵まれたのですが、firefaceのユーザーに対するサービスの一環ですが、今回のコンサートでとても得した感じです。
 最近シンタックスでは、RME Premium Recordingsというレーベルを立ち上げて、録音からハイレゾのレコード販売を始めました。そこで、演奏、録音共に良いハイレゾが極めて少ない現状で、シンタックスジャパンには大いに期待したいところです。

アナログチャンデバの作製 その1

 今までにデジタルのチャンネル・デバイダー(DCX2496)を四台、他にも何台か改造と破壊を繰り返して、現在は、foobar2000でPCチャンデバ(チャンネル・デバイダー)で楽しんでいます。 素晴らしい音でもなく、ごく普通の音で満ち足りないのですが、パソコンとRME firefaceから距離を置き、レガシーなアナログ・チャンデバに浮気してみたくなりました。
 アナログのチャンデバの候補としては、ASHLY XR-1001を2台構成で3wayとするか、DBX 234Xを素直に使うか考えましたが、双方とも標準ラックで大きさが気に入らないのと、すでに多くの方が導入されているので却下しました。
 そこで自作の道を選択したのですが、方式については、ディスクリートで山根式を考えましたが、いずれ位相の問題が起こるで、オペアンプの多重帰還方式で作ることとして、あえて棘の道を選択しました。
 恐らく、最終的にもとの状態に落ち着くとおもいますが・・・

 そこで、気をとりなおして以下の様な回路で、3Wayのアナログ・チャンデバを作る事にしました。

回路図をクリックすると拡大されます
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シミュレーション結果
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 クロスオーバー周波数の微調整は抵抗値の調整で行うので、ソケットを用意しました。
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 現在、総て平衡で接続しているので、アナログこそ平衡入力として、出力をトランスで平衡とするか平衡のバッファーを入れるか、思案中です。
 当初オペアンプは標準的なTI製のOPA604として、オペアンプの換装による音の改善の余地を楽しみながら試験を行う予定です。
 アナログチャンデバで、デジタルチャンデバに近い結果が得られたら、家族から厄介物扱いされているジャンク・オーディオを処分して終活に専念できそうです。

 今回は部品の数が多くて、電子ボリューム作製時の比では無いですね!(電源は含まれません)
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 電子ボリュームについて

使用する部品
 抵抗はMIL-R-10509 MIL規格準拠(±1%誤差)の米DALE製のRN60D、RN-65で、コンデンサーは独WIMA製MMKとPMRです。
 ポットはALPS製で、電源トランスはタムラ製のハーメチック・シールドタイプを用意しました。
 オペアンプの入手は、RSコンポーネンツからバルク買いを行い、秋葉原のどのお店よりも廉価に入手できたと思います。
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 完成したら、三土会で皆様に聴いていただく予定です。