スピーカー再生技術研究会 2014年第5回公開オフ会

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 2014年第5回公開オフ会に参加させていただきました。
 2014年09月28日(日)東京 中野の 中野ゼロ視聴覚ホール

 作品は、フルレンジ、音場型、マルチ等、バラエティーに富み、又、完成度が高く、総てが素晴らし作品でした。
 中野ゼロ視聴覚室は、7.5m×13.5m×4m(高さ)のホールですが、音がとても良く、小型のフルレンジでも、元気よく鳴ります。
 
 開始前に音だし確認したのですが、発表の段階で舞い上がり、ウーファーとトゥーイータの結線を繋ぎ間違えてしまいました。
 運良くトゥーイータが、とばなかったので、気を取り直して音だしを続けました。
 直前での確認が足りなかったのが原因で、おおいに反省をしています。
 色々な意味で、大変勉強になりました。
 
 とても楽しい一日でした。

クロスオーバーの調整

 オフ会に出品するスピーカーのクロスオーバーを調整しました。
 120-full.jpg軸上0.7mで測定

 サブウーファーとウーファーのクロスは、測定結果から勘案してオレンジ色の120Hzが、聴感上も特性上も良さそうです。
 本来は、ウファーとサブウファーのクロスオーバーは、85Hz以下にするのが、原則です、相互性原則(subwoofer reciprocity principle)と呼ばれるもので、サブウーファーが再生する周波数帯域が無指向性の為に原則が成立します。サブウーファーの存在感を無くすテクニックとして、85Hz以下のクロスが理想です。
 オレンジ色の120Hzの85Hzが、平均的な音圧の80dBとほぼ同一なので、聴感上で優れているのが、うなずけます。

 目標は、サブウーファーの存在が解らず、ブーミングな低音にならない、しかしスケール感が出る設定です。
 低音をサブウーファーに頼り過ぎて、クロスの周波数を上げて、サブウーファーの低音を出しすぎると、ブーミングになります、又、逆に下げすぎると、中低音の歪みが増大します。
 取り敢えず、Near fieldで±5dB以内に納めて、中野ZERO会場が、W7.5m×D13.5m×H4mという、奥行きがあり、通路が左側にある、難しいコンディションなので、部屋の影響の補正等は、現場処理型で対処します。

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 残念なことに、120Hzのクロスは、綺麗な-6dBになっていません。
 80Hzまで下げれば多少は、良いのですが、そこまで下げると、サブウーファーの存在価値がなくなり、低音とスケール感が、少なくなります。
 サブウーファーに150Hzのノッチフィルターを入れるか、125Hzのベントの共鳴を、ずらすかの対処が必要ですが、一週間ではリスキーなので、今回は対処しないこととしました。
 共鳴周波数として40Hzが下限で、BOSEのサブウーファーは、少々物足りない感があります。
 最終調整は、町田のオフ会で行う予定です。

 

タイムアライメント

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 サブウーファーのオリジンを測定を行いました。

 ドライバーの音の出る基準点は、おおよそボイスコイルとダイアフラムの
接合点との説が一般的に言われています。
 例えば、
 フルレンジ :ボイス・コイルとダイアフラムの接合点
 ホーンスピーカー :ダイアフラム
 ドーム型トゥーイータ :ドームの先端

 では、ベントしか見えないサブウーファーの場合は、どうでしょう。
 測定した結果では、フルレンジと同様に、ボイスコイルとダイアフラムとの接合点の様です。
 キャビネットに白いテープでマーキングしましたが、丁度ベントの終端位置(ボイスコイルの位置)付近でした。
 ドライバー2個入りのサブウーファーの場合は、Fsの高い方が基準点になる様です。
 超低音の場合、位相、タイム・アライメントが、解りづらいですが、とかく低音が遅れて聞こえると、言われる事が多々ありますので、合わせた方が良いと思います。

手作りアンプの会 9月オフ会

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 手作りアンプの会の定例オフ会に参加してきました。
 今回は、出し物無しの手ブラで、少々罪悪感を感じながらの見学です。

 手作りアンプの会は、名の通り手作りアンプが主体のレベルの高い会ですが、皆さん親切で楽しい会です。
 会のメンバーの中には、とてつもなくレベルの高い方が大勢いらして、質問して即座に、学問、技術的な正解が得られます。
 メンバーの方の過去、経歴の質問は御法度で、そうゆう意味では、「能ある鷹は爪を隠す」を地で行く大人の会合です。

 さて、今回の出品は、ドライバー(ユニット)自体から自作のスピーカーから、 自分で回路から設計したアンプまで、多義に渡った発表でした。

 前回の「自走式レコードクリーナー」の発表は、恥ずかしくて、今思うと、冷汗物です。
 実は、アンプを作りたいのですが、何か、Something Elseが必要なので、着手できません。

Cambridge Audio P-140X

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 Cambridge Audio P-140Xです。
 二十歳台の頃、ロンドンに出張したとき、帰張中の休暇日に、英国の秋葉原、大英博物館近くの トッテンナム・コート・ロード(Tottenham Court Road)駅前のオーディオ店で、購入しました。

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 底板が全面ヒートシンクで、サイドウッドは黒檀をステンの六角キャップ・皿ボルトで止めた贅沢な作りです。

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 外観の割に結構重くて、9㎏程有り持って帰るのが大変でしたが、帰宅後、いつもの癖で直ぐに開腹して、驚きました。
 ファイナルのトランジスターは、モトローラのダーリントン型のMJ802 / MJ4502で構成されています。
 王冠マークのアリソンとか、Quad33が全盛の頃、日本製の高級アンプの殆どが、ベークライト基板であるのに対して、既にカラス・エポキシ基板で、特大のトロイダルトランスを使用していました。
 ケンブリッジオーディオ社は1968年に設立され、設立当初は業務用の機器を製造していました。この薄型のアンプの成功により、現在のケンブリッジオーディオが存在しますが、現行の商品とは、全く作りが異なります。
 このアンプは、後々ステレオサウンド誌で紹介されましたが、その後にマークレビンソンの発売が行われ、外観(色合い)が、やけに似ていると思いました。

  肝心の音は、業務用のアンプの様に無色透明です。

DCX2496改良の再開

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 DCX2496のクロックとして、ルビジウムと、水晶発振器のターンオーバーが可能な仕組みとしました。
 低位相雑音の水晶発振器(TCXO)とルビジウム・クロックの選択をジャンパー線で選択することが可能ですので、使用する環境に合わせて切り替えが可能です。
  
 ルビジウム・クロックの12.288MHzを二逓倍して24.576MHzを得ています。 
 通常、PLL回路で逓倍するのですが、PLLの場合位相の変動によりクロック確度が、大幅に落ちることが想定出来た為、Mini-Circuits社AK-2+という周波数マルチプライヤーで、逓倍しています。
 AK-2+は、全波整流回路の高調波を急峻なフィルターで、取り出すモジュールのため、確度、精度の維持はできるのですが、トレードオフとして、著しい利得減衰が想定されたので、減衰分を補うRAM-4+という高周波アンプを用意しました。
 しかし、取り敢えず動作したので、適用は止めましたが、BNCケーブル長に依存しない安定稼働のためには、このアンプとAGC回路は有った方が良い様です。

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 ルビジウム・クロックで動作中のDCX2496です。
 
 肝心の音は、パッシブLPFの遮蔽特性の悪さからDACのΔΣのノイズが消しきれず、又、スイッチング電源のため、高周波の残留ノイズがタップリ乗っかり、高音に美しさが無く、全く気に入りません。
 次のステップでは、スイッチング電源からレガシーなトランスとシリーズ・レギュレータへの換装と、LPFの遮蔽特性の見直し、DA変換後にルンダールのトランス出力による平衡出力を行う予定です。
 デジタル入出力のチャンデバは、Omnimicと親和性の良いMiniDSPで実現して、DCX2496はDSPに搭載されている、AK4396を徹底的に活かす方法でいきます。
 いよいよ、DCX2496の改善プロジェクトの最終段階です。

 

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15WU/8741T00の再認識

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久しぶりに15WU/8741T00を外して確認しました。

 落ち着いて、改めて眺めてみると、15cmでありながら先進的で、良く出来ています。スパイダーの大きさがコーン紙と同じで、背圧にストレスが生じない様に、エアーフローが確保されています。最大の特徴は、Linear excursion ± 9 mmで、極めて大きいことです。モーター部分は、大型汎用機用ハードディスク・ドライブのボイスコイルの様です。大きなネオジムのマグネット、強固なバスケット、削り出しのヨークも特徴です。二重構造ダンパー(スパイダー)のウーファーが有りますが、この方が合理的だと思います。



15WU/8741T00の仕様

スピコン

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 スピコン(SpeakON)を初めて使いました。
 リヒテンシュタインのノイトリック(Neutrik)社によって開発・商標登録された、2芯、4芯、8芯のスピーカー専用のコネクタです。
 写真は、BOSE501に取り付けているところで、既に空いているケーブル直止めの穴を、塞ぐように取り付けます。
 25mmの穴を開けて、皿ネジで止めるだけで、取り付け可能です。
 値段は、プレート付き4線式レセプタクルが280円、4線式コネクタが400円であり、バナナプラグ+バインディングポストと比較して、取り付けが簡単、廉価、ツイストロックで信頼性も高くて、良いことずくめです。

 直ぐに抜けそうな名前で、損をしていると思います。
 

プレーヤーの針先照明

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 最近、目が悪くなり、レコードに針を乗せるとき、よく外しますので、針を落とす所だけを、照らす照明を作りました。
 IKEAでJANSJÖというLEDランプと、百均でコンセント型のUSB電源を購入して組み合わせました。
 シェードは、みの虫クリップのビニール部分です。
 コンセント型のUSB電源は、普通のトランス式に交換する予定です。
 
 LEDランプ:399円、USB電源:100円、みの虫クリップ:50円 600円で作れると思います。
 
 IKEA JANSJÖ
http://www.ikea.com/jp/ja/catalog/products/50291233/

進化するだまし絵

damashi.jpg入場チケット

 Bunkamura25周年特別企画 進化するだまし絵を見にいってきました。
 今回は、2009年の続編です。
 内容は、前回以上に素晴らしいく、ダリの絵も三点ほどあり、かなり接近して見ることができます。
 言葉で表現出来ないほど、素晴らしく、楽しいだまし絵展です。