豪華なオフ会で耳が肥えました。

 手作りアンプの会でオーディオの重鎮であるT氏宅を訪れました。そして、欧州のハイエンドSPでは有名なドイツの「MBL121+対向結合型スーパーウーハー」、「ATD 18W4004+Raven R3」、「水滴型 Accuton C168+BD25」という豪華なアラカルトを聴かせていただきました。
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左からMBL121+対向結合型スーパーウーハー、中央:Accuton C168+BD25、右:ATD 18W4004+Raven R3

MBL121
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 MBLは展示会で聞いたことがありますが、その時は広い会場で良さが解りませんでした。今回は石井式のリスニングルームで、本領を発揮した素晴らしいプレゼンスを堪能することが出来ました。球状無指向性という特徴で、音像が特殊で、部屋の何処で聞いてもバランスの良い美しい音を楽しめます。まさしく広いリビングに置いて、何処に居ても上質な音楽を楽しめるオーディオ用スピーカーだと感じました。この様なスピーカーを広大なウォールトゥーウォール(wall to wall)の部屋でパーティーを行いながら聴くスピーカーに最適です。中高域は、必要以上に高解像ではないですが、リアルで聴きやすい音色です。低音はフラットではなく、高い次元での意識的な味付けがされている様に感じました。超低域は対向結合型スーパーウーハーで補われていて、必要十分です。

Accuton C168+BD25
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 次のアラカルトは、水滴型のキャビネットのAccuton C168とダイアモンドBD25です。C168はリング型のネオジミウム・マグネットとセラミックのダイアフラムで出来た美しいドライバーです。それに、球状のキャビネットの25mmのダイアモンド・ツーイーターの競演です。聴かせていただいた印象は、素晴らしいの一言です。低音も170mmの対向結合型スーパーウーハーで補われて、素晴らしいバランスです。個人的には、Accutonのセラミック(C50)を導入して、バイオリンの音が鋭く、良い印象が有りませんでしたが、このセラミックは癖が少なく、とても聴き易く、ハイエンドな音がします。ダイアモンドと相まって低歪で、音量を上げても、全く煩く無く素晴らしいシステムです。

ATD 18W4004+Raven R3
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 最後のデセールは、言わすと知れたOrca DesignのRaven R3です。周波数特性としてリボンでありながら、500~30KHzを±3dB以内でカバーする世界最高のリボンスピーカーです。大型で強力なネオジミウム・マグネット製て重量27kg/本あります。過去に目白のMinn氏邸で拝見した事はありますが、聴かせていただくのは、初めてです。聴かせていただいた感じは、今まで聴く事が出来ずに埋もれていたデリケートな音が、良く聴こえます。ウーファーは、Magico Miniに使われている7インチ口径のミッドベースドライバーで、チタン蒸着加工された特殊なサンドイッチ圧縮コーン構造で40Hzまで低域が延びるとの事です。高域は上手く言葉で現せないのですが、デリケートな飴細工を施したデセールに高級な貴腐ワインをいただいたような感じです。低域は現代的で粘りのある力強い音が特徴でした。

感想
 ハッキリ行って、耳が肥えてしまいました。この様な素晴らしい音と音楽を聴かせていただきますと、当分のあいだ自宅のシステムを聴く事ができません。今回はその期間が最長になりそうです。T氏は、音楽を嗜む技術者で、正しい理論と技術を身につけた方で、私の個人的な思い込みですが、日本一のスピーカー・イリュージョニストだと思います。濃厚で素晴らしい一日を過ごすことが出来ました。本当にありがとうございました。

ネオジミウム・マグネットについて
 正確には、ネオジミウム(英: neodymium) ネオジム(独: Neodym)が正しく、「ネオジウム」「ネオジューム」は誤りです。
 日本化学物質辞書でも上記の様に定義されています。

昨日は第49回町田オフ会に参加してきました。

  今回は、聴かせていただくだけで、作品の出品は行いませんでした。
 町田オフ会は、スピーカーに基軸を置いた会ですが、アンプ、DAC等、広範囲に渡っての出品があります。会場は防音を施された音楽室で、試聴と測定を繰り返して納得いくまで調整できる環境にあります。又、スピーカーに高負荷を与える事が出来るので、音響的に優れているテスト環境環境でもあります。

今回の作品
 以下の写真の様に、工芸品の様に美しい仕上がりのスピーカーばかりで、音も中々の物でした。
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スピーカー以外
 STマイクロ社製のLM12パワーオペアンプを使ったアンプと、その等価近似回路をディスクリート部品で組み上げたアンプを比較しました。
 LM12方は、音が静かと言った感じです、それと比べてディスクリートアンプは、パワーオペアンプに較べると高域が明瞭で、高情報量に感じられました。リニアリティーの差を混じましたが、音質の相違点は少なく、個人的には、この差の範囲でしたら合理的なLM12の方が好みです。

LM12等価ディスクリート・アンプ(左)とベースのLM12・ICパワーOPアンプ(右)
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 アルテックとクラウンのアンティークアンプを聴きましたが、ナローで耳に優しい音ですが、鈍重といった感じで、近代的な音楽を聴くには、レンジが物足り無く、又、時々歪とクリップが生じていて不調の様でした。加齢とともにナローなアンプの音が好みに変わって行く様です。真空管アンプの様にトランスの音がしました。

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十分に聞けなかったのですが、アトゥールIN200を聴く事が出来ましたが、中々爽やかな音で、只者ではないと言った感じで、凄く気になりました。しかし、外見は、キッパリ言わせていただくと、機能面の美しさではなく楕円の窓、丸いロゴ等、無駄なデザインが多く私の好みでは無いです。でもアキュフェーズの仏壇色のアンプに比べると、断然好感触です。

RAAL 140-15D dipole amorphas

先日、目白のminnさん邸を訪れてRAAL DIPOLE 140-15D DIPOLE TRUE RIBBON DRIVERを聴かせていただきました。

RAAL 140-15D dipole amorphas-1
 通常のリボントゥーイータは、リボンの付け根部分にストレスが集まり、歪が集中しますが、それを上下のディフューザー(異形のスポンジ)で吸収消音するという合理的な設計です。この方法は他のリボントゥーイータに応用できそうです。
 大きさは 242mm(H) × 194mm(W) × 67mm(D) で、リボン特有いの低域と振幅を確保するためのコルゲーションが存在しません、この辺がノウハウの様です。

140-15D DIPOLE TRUE RIBBON DRIVERは、以下のURLで参照
http://www.raalribbon.com/

RAAL 140-15Dのブローシャ
http://solen.ca/wp-content/uploads/DIPOLE140-15D.pdf

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RAAL advanced loudspeakers d.o.o.
 RAALのスピーカーは、セルビア東部のZajecarを拠点とする、1993年に創業の若い会社です。
 RAALのリボンツィーターは、注文時にトランスに限り仕様選択が可能な仕組みとなっています。通常トランスの一次インピーダンスは8Ωですが、高インピーダンスとすることが出来ます。又、トランスのコアー材もより高級なアモルファスにすることも可能で、聴かせて頂きましたトゥーイータは、その仕様でした。Dipole 140-15Dは、最近注目されているダイポールタイプで大型ですが、更に大型のダイヤフラムを採用した受注生産品のLazy Ribbon 9が有るそうですが、歪み特性は好ましく無い様です。
https://www.madisoundspeakerstore.com/ribbon-tweeters/raal-lazy-ribbon-9-ribbon-tweeter/

裏面
 裏面もそっとお見せします、ダイポール特性ですので、裏面も表と同様にディフューザーがあります、フムフムなるほど・・・
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肝心な音
 極めて自然で、主張が控えめな為に一寸物足りない印象になりがちですが、低歪みで静かな音です。特にクラシックの弦を聴くと素晴らしくリボントゥーイータのもう一方の雄であるハイルドライバーと聞き比べると、遥かに上品で、素晴らしいトゥーイータだとおもいました。中域はFPS社のFPS2030M3P1R、低域はAudioTechnology社10c77 2510KAP (Flexunit)で、今まで聴いた事が無い素晴らしい音で、団塊世代御用達の古典的なJBL、ALTECのホーンとは対極的な音です。クラシックが聴きたくなるスピーカーに仕上がってました。

ケンさん宅から、Takeさん宅への梯子のオフ会

 午前中にケンさん宅に集合して、新型の「入力I2S化のDCX2496改」のデジタルチャンデバを聴かせていただきました。午後からTakeさん宅に移動して、PCオーディオの競演を行い楽しい一日と、高い技術レベルの情報交換を行わせていただきました。
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6台のパソコンを持ち込み、合計7台のパソコンで再生

i2S化のDCX2496改
 全チャンネル入出力をi2S(LVDS)化して高音質をねらった改造で、全世界で唯一のDCX2496です。まあ、S/PDIF出力に改造したDCX2496は、手軽に入手できますが、入力をLDVS(hdmi)としたDCX2496は、極めて珍しく、入手もかなり困難です。又、i2S化を実現するには、SRCチップの換装等、高い知識と技術力が必要です。それにより得られた音は、今までに無いDCX2496の音で、音量を上げてもうるさく無く、素晴らしい音です。今度、LDVS(hdmi)出力のSDメモリープレーヤーで音出しを試みたいと思います。

SDメモリープレーヤー(現在ケーシング中)
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PCオーディオの特徴
 今回は、ケンさんとN氏設定のJPLAY、Takeさん設定のfoobar2000の競演を行いました。同じソフトでも、当然の事ながら、音の傾向が全く異なり、どの方式が良いか中々難しい判断です。そこで、確実に言える事は、ノイズ対策、クロックの対策が改めて大切である事を再確認しましたが、その為には、広範囲の電気、電子理論等の専門的な知識をベースとした対策が必須です。

PCオーディオの音質
 ハッキリ言える事は、PCオーディオで高音質化を望む場合、ソフトその物の違いより、それを稼動させるハードの構成と、環境に対して的確なノイズ対策とクロックの確度向上を行う方が遥かに効果的であると思いました。

N氏宅訪問 その2

 N氏宅にI氏、T氏と訪れて5Wayシステムを聴かせていただきました。
 丁度、昨年の四月頃にお邪魔して、一年ぶりです。天気に恵まれて、美しい森(トトロの森)のいぶきを感じながらのオフ会です。
 システムは5Wayシステムですが、部屋のレイアウト変更とキャビネットを新しく作られ、又、再生ソフトもJPLAYに更新されて、音は劇的に良化していました。
 N氏は、常日頃から研究熱心で、高度なPCオーディオにチャレンジしており、今回はその成果の一端を聴かせていただくのが目的で、お邪魔させていただきました。
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システムの概要
 システムの簡略化した概要図は、以下のとおりで、インターネットのゲートウェイPC、データを準備するPC等は含まれません。又、PCの操作は、リモート・ディスクトップを用い、音楽再生はiPAD airからKazooを用いて行っています。

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聴かせていただいた音
 聴かせて頂きました音は、調整を入念に行われた事もあり、バランスが良く、クッキリ、スッキリとしていながら、とても聴きやすい音です。
 又、低域を磁気コイルセンサーによるMotional Feedback (MFB)で制御されており、低歪の為、音圧を上げても煩く感じません。今まで積み上げてこられた、対向の抑振スピーカー等のノウハウ等を生かした、素晴らしい音です。

JPLAYについて
 最近注目されている、PCオーディオの再生ソフトで、音を出すにあたり、不要なCPU負荷を極限まで無くして高音質を狙ったソフトです。要求されるリソースが贅沢で我がままで、環境を整えるまで、ハードルが高そうです。

率直な感想
 最近、聴き応えが有り、優れたシステムを聴く機会に恵まれませんでした。しかし今回は、久し振りに、目の覚めるような魅力的なシステムに出会えました。これからも、更なる発展が楽しみです。