昨日は第49回町田オフ会に参加してきました。

  今回は、聴かせていただくだけで、作品の出品は行いませんでした。
 町田オフ会は、スピーカーに基軸を置いた会ですが、アンプ、DAC等、広範囲に渡っての出品があります。会場は防音を施された音楽室で、試聴と測定を繰り返して納得いくまで調整できる環境にあります。又、スピーカーに高負荷を与える事が出来るので、音響的に優れているテスト環境環境でもあります。

今回の作品
 以下の写真の様に、工芸品の様に美しい仕上がりのスピーカーばかりで、音も中々の物でした。
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スピーカー以外
 STマイクロ社製のLM12パワーオペアンプを使ったアンプと、その等価近似回路をディスクリート部品で組み上げたアンプを比較しました。
 LM12方は、音が静かと言った感じです、それと比べてディスクリートアンプは、パワーオペアンプに較べると高域が明瞭で、高情報量に感じられました。リニアリティーの差を混じましたが、音質の相違点は少なく、個人的には、この差の範囲でしたら合理的なLM12の方が好みです。

LM12等価ディスクリート・アンプ(左)とベースのLM12・ICパワーOPアンプ(右)
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 アルテックとクラウンのアンティークアンプを聴きましたが、ナローで耳に優しい音ですが、鈍重といった感じで、近代的な音楽を聴くには、レンジが物足り無く、又、時々歪とクリップが生じていて不調の様でした。加齢とともにナローなアンプの音が好みに変わって行く様です。真空管アンプの様にトランスの音がしました。

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十分に聞けなかったのですが、アトゥールIN200を聴く事が出来ましたが、中々爽やかな音で、只者ではないと言った感じで、凄く気になりました。しかし、外見は、キッパリ言わせていただくと、機能面の美しさではなく楕円の窓、丸いロゴ等、無駄なデザインが多く私の好みでは無いです。でもアキュフェーズの仏壇色のアンプに比べると、断然好感触です。

RAAL 140-15D dipole amorphas

先日、目白のminnさん邸を訪れてRAAL DIPOLE 140-15D DIPOLE TRUE RIBBON DRIVERを聴かせていただきました。

RAAL 140-15D dipole amorphas-1
 通常のリボントゥーイータは、リボンの付け根部分にストレスが集まり、歪が集中しますが、それを上下のディフューザー(異形のスポンジ)で吸収消音するという合理的な設計です。この方法は他のリボントゥーイータに応用できそうです。
 大きさは 242mm(H) × 194mm(W) × 67mm(D) で、リボン特有いの低域と振幅を確保するためのコルゲーションが存在しません、この辺がノウハウの様です。

140-15D DIPOLE TRUE RIBBON DRIVERは、以下のURLで参照
http://www.raalribbon.com/

RAAL 140-15Dのブローシャ
http://solen.ca/wp-content/uploads/DIPOLE140-15D.pdf

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RAAL advanced loudspeakers d.o.o.
 RAALのスピーカーは、セルビア東部のZajecarを拠点とする、1993年に創業の若い会社です。
 RAALのリボンツィーターは、注文時にトランスに限り仕様選択が可能な仕組みとなっています。通常トランスの一次インピーダンスは8Ωですが、高インピーダンスとすることが出来ます。又、トランスのコアー材もより高級なアモルファスにすることも可能で、聴かせて頂きましたトゥーイータは、その仕様でした。Dipole 140-15Dは、最近注目されているダイポールタイプで大型ですが、更に大型のダイヤフラムを採用した受注生産品のLazy Ribbon 9が有るそうですが、歪み特性は好ましく無い様です。
https://www.madisoundspeakerstore.com/ribbon-tweeters/raal-lazy-ribbon-9-ribbon-tweeter/

裏面
 裏面もそっとお見せします、ダイポール特性ですので、裏面も表と同様にディフューザーがあります、フムフムなるほど・・・
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肝心な音
 極めて自然で、主張が控えめな為に一寸物足りない印象になりがちですが、低歪みで静かな音です。特にクラシックの弦を聴くと素晴らしくリボントゥーイータのもう一方の雄であるハイルドライバーと聞き比べると、遥かに上品で、素晴らしいトゥーイータだとおもいました。中域はFPS社のFPS2030M3P1R、低域はAudioTechnology社10c77 2510KAP (Flexunit)で、今まで聴いた事が無い素晴らしい音で、団塊世代御用達の古典的なJBL、ALTECのホーンとは対極的な音です。クラシックが聴きたくなるスピーカーに仕上がってました。

ケンさん宅から、Takeさん宅への梯子のオフ会

 午前中にケンさん宅に集合して、新型の「入力I2S化のDCX2496改」のデジタルチャンデバを聴かせていただきました。午後からTakeさん宅に移動して、PCオーディオの競演を行い楽しい一日と、高い技術レベルの情報交換を行わせていただきました。
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6台のパソコンを持ち込み、合計7台のパソコンで再生

i2S化のDCX2496改
 全チャンネル入出力をi2S(LVDS)化して高音質をねらった改造で、全世界で唯一のDCX2496です。まあ、S/PDIF出力に改造したDCX2496は、手軽に入手できますが、入力をLDVS(hdmi)としたDCX2496は、極めて珍しく、入手もかなり困難です。又、i2S化を実現するには、SRCチップの換装等、高い知識と技術力が必要です。それにより得られた音は、今までに無いDCX2496の音で、音量を上げてもうるさく無く、素晴らしい音です。今度、LDVS(hdmi)出力のSDメモリープレーヤーで音出しを試みたいと思います。

SDメモリープレーヤー(現在ケーシング中)
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PCオーディオの特徴
 今回は、ケンさんとN氏設定のJPLAY、Takeさん設定のfoobar2000の競演を行いました。同じソフトでも、当然の事ながら、音の傾向が全く異なり、どの方式が良いか中々難しい判断です。そこで、確実に言える事は、ノイズ対策、クロックの対策が改めて大切である事を再確認しましたが、その為には、広範囲の電気、電子理論等の専門的な知識をベースとした対策が必須です。

PCオーディオの音質
 ハッキリ言える事は、PCオーディオで高音質化を望む場合、ソフトその物の違いより、それを稼動させるハードの構成と、環境に対して的確なノイズ対策とクロックの確度向上を行う方が遥かに効果的であると思いました。

N氏宅訪問 その2

 N氏宅にI氏、T氏と訪れて5Wayシステムを聴かせていただきました。
 丁度、昨年の四月頃にお邪魔して、一年ぶりです。天気に恵まれて、美しい森(トトロの森)のいぶきを感じながらのオフ会です。
 システムは5Wayシステムですが、部屋のレイアウト変更とキャビネットを新しく作られ、又、再生ソフトもJPLAYに更新されて、音は劇的に良化していました。
 N氏は、常日頃から研究熱心で、高度なPCオーディオにチャレンジしており、今回はその成果の一端を聴かせていただくのが目的で、お邪魔させていただきました。
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システムの概要
 システムの簡略化した概要図は、以下のとおりで、インターネットのゲートウェイPC、データを準備するPC等は含まれません。又、PCの操作は、リモート・ディスクトップを用い、音楽再生はiPAD airからKazooを用いて行っています。

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聴かせていただいた音
 聴かせて頂きました音は、調整を入念に行われた事もあり、バランスが良く、クッキリ、スッキリとしていながら、とても聴きやすい音です。
 又、低域を磁気コイルセンサーによるMotional Feedback (MFB)で制御されており、低歪の為、音圧を上げても煩く感じません。今まで積み上げてこられた、対向の抑振スピーカー等のノウハウ等を生かした、素晴らしい音です。

JPLAYについて
 最近注目されている、PCオーディオの再生ソフトで、音を出すにあたり、不要なCPU負荷を極限まで無くして高音質を狙ったソフトです。要求されるリソースが贅沢で我がままで、環境を整えるまで、ハードルが高そうです。

率直な感想
 最近、聴き応えが有り、優れたシステムを聴く機会に恵まれませんでした。しかし今回は、久し振りに、目の覚めるような魅力的なシステムに出会えました。これからも、更なる発展が楽しみです。

minnさん宅にお邪魔しました(ウーファーの更新とFPS)

minnさん宅にお邪魔しました
 昨年の9月から半年ぶりです。ウーファーを評判の高いAudioTechnorogyの10C77_2510KAPに新調されてたとの事で、大いに期待してお邪魔しました。
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 以前のウーファーはATCの25mmを使われていましたが、歪特性を改善する為にAudioTechnorogyに交換されたとの事です。
 再生システムは、小さな改良を行っているものの、基本的にはRME fireface UCXを基本とした、foobar2000のデジチャン・コンポーネンツで、AMT1(元祖ハイルドライバ)をトゥーイータにミッドにはFPS2030M3P1Rを使われて、ダイポール型の音場を狙った仕組みです。
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 実は、foobar2000のチャンデバのコンポーネンツはminnさんが作られたものであり、凄いノウハウをお持ちの方です。

 又、前回からの改善点として、ウーファーを横置きにして、ミッド、ハイの中間がリスニングポイントの高さに合致する様に工夫されています。

聴かせて頂いた感じ
 前回フラットパネル・スピーカーを導入されてから3日位でしたが、今回は成熟度が上がり、ハイとミッドの繋がりが極めて自然で、聴きやすいです。
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 それにあわせて、ウーファーのAudioTechnorogyの低音が素晴らしく、低歪で低音が静かです、そして力強く上品で最高です。
 その筈、キャビネットは板厚24mmの積層バーチ材を二枚重ねして組まれたとの事で、全く箱鳴りがしません。
 firefaceの電源をスイッチング方式から、レガシーなトランス式(フィデリックス)に交換した事等の改善の積み重ねが効いてきていると思われます。

 minnさん宅を聴かせていただいて、自宅のシステムの音を聴くと、必ずガッカリするので、昨日から音出しをしていません。
 自宅のシステムもminnさん宅と同じでDA変換が一回ですが、なかなか同じ様な音は出ません。これから、クロスオーバーの遮蔽特性を調整して、一寸でも近づければと、無い知恵を絞ってみます。
 今回もケンさん、Takeさんとご一緒させていただきましたが、確かなオーディオの感性とノウハウをお持ちで、何時も勉強になります。