消音パソコン(クワイエットパソコン)へ移行 その2

 PCのストレージのバックアップを検討しました。
 通常、ミュージック・ソースは、1TBのSSDに格納して、定期的に、MirroringのSSDにキャプチャーしますが、それだけでは心配なので、外部記憶媒体に定期的にバックアップを取得する事にします。
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外部記憶装置
 今回はUSBのポートをbiosレベルでインヒビットしますので、Firewireでフックアップ可能は装置をえらびました。音楽を再生しない時に、内蔵のSSDから、Firewirでハードディスクにセーブします。
 最近、firewire(Thunderbolt™)とUSBからアクセス可能な外部記憶装置が少なく、調べた結果、ソニーの放送・業務用レコーディングメディアの高信頼・大容量のハードディスクを選択しました。
 詳細は、以下 https://www.sony.jp/products/Professional/ProMedia/goo/psz.html

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USB3.0とFirewire800(IEEE1394b)のフックアップが可能です。

PSZ-HA/PSZ-SAシリーズ
 この媒体は、放送用に作製したデジタル・コンテンツのバックアップとロジステック(車送)様に存在する高信頼の媒体で、筐体全体がシリコン・ゴムで保護された構造です。価格的には実勢価格で、バッファロ、アイ・オー・データ機器等の同容量の4~5倍程の価格ですが、開示されている諸元内容の明確さ、対振動等からバックアップに用いる媒体して相応しいと判断して、選択しました。

消音パソコン(クワイエットパソコン)へ移行 その1

 かねて懸案事項でした、静かなパソコンへの移行を行います。
 パソコンの筐体は、ファンレス・シャシーを用い、CPUは、音楽再生に特化して、それ程パワフルではなく、可能な限り発熱が少ないモデルを選びました。マザーボードは、サウンドシステムが無く、ASIOによる出力限定にしました。

ファンレス・シャシー
 ゴンザエモンさんのホームページを参考にさせていただきまして、英国の Streacom FC9 ALPHA を採用しました。電源は、スイッチング電源で、12V/160VAの強力なものがバンドルされています。収納可能なマザーボードのフォームファクタは、Mini-ITX、 Micro-ATXで、拡張性とサイズのバランスが優れています。シャシーは、フルアルミニュームで、極めて軽量で放熱効果が優れています。
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Manufacturer Product Code:
ST-FC9S-OPT-ALPHA

Chassis Material:
All Aluminium(6063), 4mm Thick Extruded Panels

Motherboard Support:
Mini-ITX and Micro-ATX

Number of Drives:
Maximum 3x 3.5" and 3x 2.5"

Expansion Slots:
3x Low Profile

USB Ports:
2x USB3.0, Left & Right Side

Cooling Systems:
Heatpipe Direct Touch 4 Pipes (MaxmunTDP95W)

Socket Compatibility:
Intel LGA1151 and AMD FM1/2, AM2/3/4

Dimension : w348 x d89 x h100mm

Power Supply:
Streacom ZF240 or Nano PSU

CPU
 CPUは、限りなく発熱しない Xeon E3-1240L V5(Skylake) 2.1GHz TDP25Wが希望でしたが、価格が4万円を超えるので、今回は、手始めにCORE i3-6300T(Skylake) 3.3GHz TDP35Wを選びました。

マザーボード
 マザーボードは、サウンド・システムを搭載してない機種を選びました。

プラットフォーム
 プラットフォームは、アミューズメントに関するタスク等、百害あって一利無しのサービスがアクティベートされない、「Windows Server 2012 R2 Essentials」にしました。Windows Server 2012 R2 Essentialsは以前に購入して、未使用でしたので、今回活用できそうです。

ハードウェアーの構成図
図をクリックすると拡大されます。
 ハイライトは、サウンド・チップが搭載されてないマザーボードの採用で、自前のオーディオ・インターフェースで音を出します。PCと、そのオーディオ・インターフェースをフックアップする方式は、USBではなく、IEEE1394a(Firewire400)だけです。バックアップ用の外付けディスクも、IEEE1394b (Firewire800)を用意しました。緊急時はUSB3.0が使えるモデルです。音楽再生時はノイズ源のUSBは、バイオスレベルで無効とします。
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ソフトウェアーの構成図
図をクリックすると拡大されます。
 サウンド・システムのチップが無いマザーボードで、サウンド・ドライバーはASIOのみです。選曲は、MonkyeMote 4 foobaer2000を基調として、ipad Pro 12.9から選曲と、再生のデマンドを行います。RME TotalMIXの操作等、キーボード操作を伴うWindowsの環境の調整は、必要な都度リモートディスクトップから行います。
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CPU attachment
 接続機構は、ノイズの総合商社といえるUSBを用いず、レガシーなIEEE1394a (Firewire400)のみを用います、又、バスパワーを用いず、インターフェースへの電源供給は、トランス式のドロッパー電源を用います。
以下がIEEE1394a(Firewire400)専用基板です。
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今後の予定
 パーツが揃ったので、時間を見て組み立てを開始します。パソコンを組み立てる場合、プラモデル同じで、道具としてドライバーのみなので、気楽です。問題は、ソフトの設定とチューニングです。

CDのリッピングソフトについて

CDのリッピングソフトの違いについて
 PCオーディオで音楽を楽しむ場合、CDをリッピングするCDリッパーは必需品です。リッピングの語源は「切り取る、かっぱらう、搾り取る、吸い出す」等を意味する英語「Rip」に由来しており、余り使いたくない言葉です。

比較の項目
取り込みの正確さ
 CRCの検証機能により、正しく取り込み、可能な限りエラーを読み飛ばさないでリトライするかが焦点です。エラーリトライは、処理速度に直結しますので、綺麗なCDは早く傷だらけのCDは、エラーリトライで遅いことは、仕方ないことです。
・評価として、厳格に読み取り、読み取れるまで、リトライするソフトをと判定。
・リトライを適当な回数で試しみて、適当なところで諦めるを
・速度を優先して、エラーリトライを行わないを×

CDDBのヒットの度合いと正確さ
 CDの情報を元に、CDDBからタグの情報を適切に作成可能か
・ヒット率が高く、文字化けが無いタグを作り上げるを
・ヒット率は、1%程度の不明を
・ヒット率が低く、たまに文字化けが生じるを×

アルバムアートの取得の度合い
 CDの情報を元に、アルバムアートを適切に取り込み事可能か
・殆どのアルバムアートを取得するを
・たまに見つからない事があるを
・殆ど見つからないを×

比較の仕方
 新品で購入したCDをデジタル化してデジタルデータとして保管します。そのあと、そのCDに擦り傷、手の油を付けた後にクリーニングを行います。
 ダメージを与えたCDを各ソフトで取り込みデジタルデータをバイナリー・ベースで比較します。

比較するソフト
Exact Audio Copy V1.1 from June 2015
dBpoweramp Release 16.1 [64-bit]
foobar2000 V1.3.10
iTunes 12.5.1.21
Windows Media Player 12

比較の結果
 バイナリーデータを比較した結果、ヘッダー部分が異なり、総て一致を見ることは無理でした。それでも、ヘッダーを除いたデータの相違の量の違いより評価することができました。
 比較した結果では、Exact Audio Copyが、一番正確にキャプチャーしていました。有料ソフトのdBpoweramp Releaseは、CDDBのヒット率は、特に優れていましたが、データの正確性では、フリーソフトのExact Audio Copyに及ばない結果でした。それ以外のソフトは、CDのリッピングには、残念ながら向いていません。総合的な評価としては、バランスの良いdBpowerampがベストだと思いました。
下の表をクリックすると拡大されます。
比較表

各ソフトの画面
Exact Audio Copy
CDのリッピングに特化したソフトで、それ以外の機能は優れていない。
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dBpoweramp
各機能のバランスが良く、GUIのセンスも良い。有償($39US),
Ripping Option(Ripping Method)でRecover Errorsを指定
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iTunes
使いやすい訳でもなく、リッピングの精度も高くない、GUIのセンスは中々良くタグの取得は素晴らしい。
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foobar2000
機能テンコ盛り、リッピングの精度も高くない。プレーヤーソフトとして使うべき
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Exact Audio Copyのアルバムアート取得
 Exact Audio Copyで、何とかアルバムアートのヒット率向上を行えないか、色々と調整しましたが、無理のようです。
 そこで、二度手間になりますが、flacのデータである前提で、Mp3tagというtag取得の専用ソフトを用いると、アルバムアート、タグの取得が出来て、美しい音源データベースの構築が出来ます。

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CDをリッピングした感想
 既に殆どのCDをExact Audio Copyで終えているので、今更ソフトを吟味しても仕方ないのですが、CD自体に問題があり、盤面が無傷であるのに拘わらずエラーとなったCDが、20枚程存在しました。その殆どがエイベックス製のコピーコントロール(コピーガード)が施されたCDで、音とびを起こす、途中で演奏が途絶えるものがありました。幸いにも子供と家内が所有するJPOPSのみで、CDに未練が無いとの事なので、そのまま夢の島に直行となりました。最近はアルバムごと購入しないて、好みの曲のみをダウンロードサイトから購入しているとの事です。

WAV VS flacの音
 flacのオフィシャルサイト(以下)を見ると、かなり詳細まで情報開示がなされています。
 https://xiph.org/flac/index.html
 開示されてiいる Source Codeを読んだ限りでは、デコードに要す処理ステップ数は大した事が無い事が解ります。それなのにWAVと比べてflacの音が劣るとの評価をWebで散見しますが、その時のデコードに要したハードの性能と環境が劣悪であったと思われます。ハッキリ言って、普通の環境下ではWAVとflacの音質の差は無いと言えます。