新譜プレス発表会に行ってきました

昨日(6月20日)は、東京赤坂にあるシンタックスジャパンで発表会を行われRME Premium Recordingsのプレス発表会に行ってきました。シンタックスジャパンはRMEの日本の現法です。今回は南北線の六本木一丁目から、レンタル・サイクル(電動アシスト)で楽しみながらエクスカーションにお邪魔しました。

港区自転車シェアリング(BE FREE Tokyo)
 六本木ヒルズに近い地下鉄の出口にあります。150円/30分、又は、2,000円/一ヶ月ですが、短期間は結構高いですね。
 詳細はここ
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今回の新譜リリース 情報
『Contigo en La Distancia』~遠く離れていても~  喜多直毅 x 田中信正
 初めて聞いた時に感じる不協和音(ザラツキ感)が、ヴァイオリンでは無く、和楽器それも尺八、琵琶の様な音がして、聴いている自分の鼓動が早まっているのに気が付きます。聴いていて「死」を感じる不思議なバイオリンの音色。RME Premium Recordings の11 作目となるアルバムは、そんな不思議な力を持った作品です。その(ザラツキ感)の正体は、ガット弦で羊や牛の腸を使っており、古来あらゆる弦楽器の弦として広く使われてきたものですが、温度や湿度の影響を受けやすく伸びやすいため、時間の経過とともに変化して、チューニングが難しく、弦自体の寿命も短いので、次第にスチール弦やナイロン弦に置き換わり、現代のクラシック音楽では余り使用されることがなくなりました。しかし、独特のあたたかみと肉声のような絶妙なハスキー・トーンが、得も言われぬ表現力を与え聴くものを魅了します。
 魂のヴァイオリニスト 喜多直毅と、比類なきピアニスト 田中信正が奏でる、ラテンアメリカ珠玉の名曲集。 ピアソラ、ジョビンを始め、ブラジル、アルゼンチン、キューバ、メキシコの新世界クラッシックが、現代のクラシック音楽ではあまり使用されないガット弦による独特なヴァイオリンの音色を楽しむ事が出来ます。

ヴァイオリニスト 喜多直毅さん
 演奏者の喜多直毅さんと、ピアノ調律師の三ケ田美智子さんのお二方で、ピアノとピアニスト 田中信正さん、ガット弦のヴァイオリンについてのコアな話をしていただきました。今回使用したピアノは、敢えてニューヨークスタインウェイーを選んだとのことです。それは、ドイツのスタインウェイーに比べて、肉声、ヴァイオリンとの組み合わせに良く合うとの事です。
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 左が調律師の三ヶ田美智子さん、右がバイオリニスト喜多直毅さんです。三ヶ田さんは調律師の枠を超えて、音楽に係わる様々な方々の出会いを実現される方です。
喜多直毅さんの公式サイトは、ここ

音楽を口三味線で表すと
 摺動音、打音、炸裂音と言った感じで、琵琶の音が近いと思います。
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録音
 録音は、昨年の11月29日から30日に三鷹芸術文化センターで行われて、Mick Sawaguchi氏が担当されました。
 ワンポイントステレオマイクで行われ、音場感をキャプチャーするた為にサンケンのCO-100K( 20Hz~100kHzの広帯域収音)を離れた場所に用いています。小音量の時は、綺麗なプレゼンスを感じますが、フォルテシシモになると、ヴァイオリンとピアノが交じり合い分離が悪くなり音場がコンパクトになった錯覚を起こします。又、鮮烈なヴァイオリンの音にピアノが負けてしまい、被った音で、一寸残念です。各マイク毎に録音のチャンネルを割り当て、マイク間のタイムアライメントの調整を不要としていますので、マスタリングで改善可能かと思います。

Mick沢口さん
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2017年夏お寺大会

 手作りアンプの会主催の2017年夏お寺大会が、6月17日(土)17時から開催されました。「B電源にスイッチング電源を使用した真空管アンプ大会」に、作製した6AB8プシュプルのアンプを出品しました。今回は出品者が20人と多く、一人辺り割当時間が5分程度です。この5分間に真空管アンプの持ち込み、セティングから音出しのチェック、アンプの説明、音出し、撤収を行います。5分とは半導体アンプでも少ないのに、フィラメントを熱して音がでる真空管アンプの場合は、限界で一発勝負です。フォミュラー1のピットインの様で、前のアンプの撤収が終わる前に、次のアンプが運び込まれます。同日ルマン24の決勝が行われていましたが、さながら田舎の収穫祭といったところです。
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結果
 音の良し悪しとか、再生する音源の良し悪し等関係なく、音が出るか否かが最大の問題です。20人の内、聴くに耐えられる音のアンプは、3~4台で、他は球のウオームアップ不足で、バズ音が聴こえたり、歪んだりで製作者が気の毒です。最近には珍しくベテランの作成した音の出ない6BM8SEアンプもありました。やはり、直熱管の場合ウオームアップが短時間で完了するのでかなり有利です。私のアンプは ハッキリ言って産廃同様で、玉砕状態でした。

スイッチングB電源の難しさ
 ノイズ対策が非常に難しいことと、フィラメントが充分に温まる前に音が出始めることで、折角よく出来たアンプの本領が発揮出来ないまま終了となり残念です。

今後の課題
 この様な、バタバタと忙しない発表会は、如何なものかと思います。運営方法は今後改善されるべきであり、今後この様な流れが続くと、出品者はそれなりのアンプを出品するか、出品数が減少すると思います。
まあ〜、年二回お寺で行うお祭りなので、阿波踊り同様に出品して楽しむ事に意義有りですね。

兵どもの夢の跡
 深夜に渡り催されるので、帰宅しないでお寺に泊まる方が大勢いらっしゃいます。そして翌朝は朝カレーをいただいて、解散です。とても楽しい二日間でした。
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若き日の合宿の昼食を思い出します。

PARCサウンド鑑賞会 第7回目

 今年のPARCサウンド鑑賞会は第7回目となり、本日5/27(土)に開催されました。PARC製ユニットを使った自作スピーカーシステムを持ち込んで、鳴らしてみんなで楽しむPARCファンの集いです。コンテストでも無く、自由な発想の基に一人20分の持ち時間でスピーカー作成の成果を楽しく発表するのが主旨です。今回は9人によるスピーカーシステムの発表が行われました。
その詳細はここです。

出品作品
 スピーカーの出品の詳細は、別のサイトからの発表を、待つこととします。

冨宅代表の話
 ドリームクリエーション(PARC)の冨宅代表による、ソニー在職中に設計開発の旗振りをされていた、業務用ホーンドラーバーSUP-T11や対抗機種であるTADのTD4001ドライバーを聴き比べました。聞き比べは、ホーンを外してドライーバーの素の音で行われて、振動系の材質、構造の違いが、どの様に音質に影響をもたらすのか等、専門家当事者でしか知り得無いディープな話が聴けました。又、ドライバーとホーン(ベル)との関係、歪等、貴重なお話とQ&Aが行われました。
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測定結果を基に考察と、音質の関係を説明されているところです。

Iridium17さんによるシミュレーション
それから、『自作スピーカー 測定・Xover設計マスターブック』の著者である、Iridium17さんによる、パッシブ・ネットワークのSpeaker workshopによるリアルタイム・シミュレーションが行われました。スピーカーの長岡式ヤッツケ工法ではなく、ARTAの測定データから音響工学に基づく正攻法の設計説明が行われました。
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The Sound of Taketomi Island -Okinawa

RME Premium Recordingsの配信開始プレスリリースに参加してきました。
5月17日にmEx-Lounge(東京都港区赤坂2-22-21 5F )で、「日本のルーツミュージックシリーズ」第一弾として「The Sound of Taketomi Island -Okinawa」というハイレゾのタイトルがリリースされました。DSD11.2MHz版と、今話題のOTTAVA RecoedsからMQA-CDが同時リリースされました。前回、4月28日(金)に神南のロックオンという音響機器販売店とRMEのソールエージェントであるシンタックスジャパンのセミナーは、今回のリリースを控えた地ならし(フィジビリティスタディ feasibility study)であった様です。
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居並ぶプレス関係者の前で、中央の方が、ゲストスピーカーで演奏者の高木忍氏、右がシンタックスジャパンの代表取締役社長の村井 清二氏、左の方が、取締役エンジニアリング ディレクター齊藤征幸氏、写真に写ってませんが、総合司会は、取締役ジェネラル マネージャー 三橋武 氏です。

肝心な音
 前回のセミナーのときは、フランス製フォーカルのスピーカーを適当に配置して、空調機の音がする、劣悪の環境で試聴しましたが、今回は、シンタックスジャパンのレコーディングスタジオで、ドイツ製KSデジタルの高速モニターを5.1chで配置して、本格的なサラウンドを聞きことが出来ました。又、素晴らしい事に演奏者が、遠路はるばるこの日の為に、竹富島から東京に来られて目の前で、生演奏を行い比較演奏を聴かせていただけました。素晴らしい演奏ですが、録音も正しい環境で聴くと、素晴しいパースペクティブで、言葉で表すことが出来ません。過去に聴いた録音でベストだと思いました。
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ハイレゾの録音
 ハイレゾの録音についてレコーディングエンジニアのMick沢口さんと、お話する機会が得られました。Mick沢口さん曰く、「録音する場合20Khz以上をキャプチャーできるマイクロフォンを使わないと、ハイレゾとは言えない」と仰ってました。又、20Hz以下と20Khz以上の音の成分が、聞こえる他の帯域に強く影響すると言ってました。そして話の内容は、録音テクニックの話ではなく、録音の趣旨、サンドスケープの意義等の録音に対する理念の話で、とても充実した内容でした。
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レコーディングエンジニアのMick沢口さんです。マイクロホンはサンケンCO-100Kを用いたとの事です。

帰り道
 最後に沖縄のオリオンビールと沖縄のお菓子で乾杯して終了しました。港区赤坂二丁目は、南北線の六本木一丁目駅に近く、テレビ朝日のある六本木ヒルズのお膝元です。折角六本木まで来たので、ほろ酔い気分で夜の帳が落ち始めた久国神社に行き、落ち着いた都会の夕暮れを楽しむことができました。
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シンタックスジャパンについて
 シンタックスグループは独、英国、米国、香港、中国に支社をもつドイツRME製品開発製造販売元で、日本の現地法人がシンタックスジャパンです。

DSD/PCM収録&製作セミナー

 先日4月28日(金)に神南のロックオンという音響機器販売店とRMEのソールエージェントであるシンタックス・ジャパンの協賛で、DSD/PCM収録セミナーがあり、参加してきました。基本的にRME機器の販促ですので、録音機器はRME fireface UCXと、最新機種のADI2 Proを用いた録音方法とPCM(192kHz) と DSD11.2Mhzとの聞き比べです。
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録音技術者
録音をご担当されたMick沢口さん
1971年千葉工業大学 電子工学科卒 同年 NHK入局 ドラマミキサーを担当、現在70歳の現役フリーのレコーディング・エンジニア
UNAMASレーベル
http://unamas-label-jp.net/
サラウンド寺子屋塾 5.1 Surround Terakoya Lab
http://surroundterakoya.blogspot.jp/
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録音場所と音楽
 沖縄県の八重山諸島にある島で、沖縄県八重山郡竹富町、石垣島からは、高速船で約10分程の場所で、小柳ルミ子さんの「星の砂」という歌謡曲で有名な所です。そこで、BLUEのマイク2本(Bottle Rocket Stage One)とフィールドレコーダー、Pyramix編集機を用いて、竹富の民謡である「安里屋ユンタ」と、サウンドスケープの海の音をミックスして、環境音楽を創生しています。
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音の印象
 竹富の民謡である「安里屋ユンタ」は、素晴らしいの一言に尽きます。海の音も良いのですが、民謡を録音した民家のデッドな感じと、深夜の海岸の音とをミックスしたので、とても音場感において違和感があります。屋外の音が聞えながら、ソノリティーが良すぎます。例えれば、NHKの放送ドラマで解説と効果音がミックスされた時の様で、耳が詰まった様な感じです。レーモンド・マリー・シェーファー(Raymond Murray Schafer)の唱えるサウンドスケープの音響生態学としは、ミックスしない方が、価値として優れていると思います。

肝心な音質
 PCM(192kHz)とDSD11.2Mhzの試聴比較デモを聴きましたが、意識的にDSD11.2Mhzの音圧を6dB程高くして再生したので、正直のところ良く解りませんでした。冷静に聴くと、それ程の差が無く、DSD11.2Mhzの方が音が太く、PCM(192kHz)は繊細と言った感じで、PCMに比べてDSDの優位性は確認できませんでした。

ADI2 Proという機器
 アナログからデジタルに変化する装置で、PCMとDSDへの変換が可能な機器で、今までのRMEの機器とはことなり、コンシュマーユースを意識した機器で、この機器から、プロの音楽業界でのデファクトスタンダードである firewire (IEEE1394)のサポートが無くなっています。又、ヘッドホンアンプに力を注いで開発したとの事です。ハイライトとしては、RMEの命である、totalMIXのサポートが無く、何とも中途半端な機器で、短命に終わりそうな気がします。従前のfirefaceシリーズ等は、ミキシング・コンソールからMIDIインターフェースで、totalMIXをリモートコントロールが出来たのですが、その機能を捨てたと言う事は、スタジオで使われず、フィールドで使われる事を想定している様です。結果的に今回のデモで、fireface UCXの優位性を実証した様な結果になりました。
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 コンシュマー・ユースを想定した黒い機種は、日本国内で販売されません。

DSDは不便
 将来性と言っても、コンシュマーユースのDSDの場合です。今回のADI2 Proを用いてDSDをヘッドホンを用いて再生する場合、PCMに変換する事により、音量調整(ボリューム)が出来ます。DSDネイティブの場合、ボリュームが無効になり音量調節ができません。やはり、快適に聴くにはPCMに変換するしか無いようです。

今回のセミナーの印象
 この様なセミナーに主催者が慣れてないないのか、進行の上で以下の様な不手際が多々ありました。
 1.開始時間、集合時間がいい加減
 2.プレゼンツールのパワーポイントの操作が不慣れ
 3.録音機器の話が中心で、演奏者、竹富島、曲に纏わる紹介が無い
 4.Mick沢口さんの話が録音ソフトの話に終始していてつまらない
 5.再生音の比較の時にDSDの音量を意識的にアップさせていた