PARCサウンド鑑賞会 第7回目

 今年のPARCサウンド鑑賞会は第7回目となり、本日5/27(土)に開催されました。PARC製ユニットを使った自作スピーカーシステムを持ち込んで、鳴らしてみんなで楽しむPARCファンの集いです。コンテストでも無く、自由な発想の基に一人20分の持ち時間でスピーカー作成の成果を楽しく発表するのが主旨です。今回は9人によるスピーカーシステムの発表が行われました。
その詳細はここです。

出品作品
 スピーカーの出品の詳細は、別のサイトからの発表を、待つこととします。

冨宅代表の話
 ドリームクリエーション(PARC)の冨宅代表による、ソニー在職中に設計開発の旗振りをされていた、業務用ホーンドラーバーSUP-T11や対抗機種であるTADのTD4001ドライバーを聴き比べました。聞き比べは、ホーンを外してドライーバーの素の音で行われて、振動系の材質、構造の違いが、どの様に音質に影響をもたらすのか等、専門家当事者でしか知り得無いディープな話が聴けました。又、ドライバーとホーン(ベル)との関係、歪等、貴重なお話とQ&Aが行われました。
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測定結果を基に考察と、音質の関係を説明されているところです。

Iridium17さんによるシミュレーション
それから、『自作スピーカー 測定・Xover設計マスターブック』の著者である、Iridium17さんによる、パッシブ・ネットワークのSpeaker workshopによるリアルタイム・シミュレーションが行われました。スピーカーの長岡式ヤッツケ工法ではなく、ARTAの測定データから音響工学に基づく正攻法の設計説明が行われました。
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The Sound of Taketomi Island -Okinawa

RME Premium Recordingsの配信開始プレスリリースに参加してきました。
5月17日にmEx-Lounge(東京都港区赤坂2-22-21 5F )で、「日本のルーツミュージックシリーズ」第一弾として「The Sound of Taketomi Island -Okinawa」というハイレゾのタイトルがリリースされました。DSD11.2MHz版と、今話題のOTTAVA RecoedsからMQA-CDが同時リリースされました。前回、4月28日(金)に神南のロックオンという音響機器販売店とRMEのソールエージェントであるシンタックスジャパンのセミナーは、今回のリリースを控えた地ならし(フィジビリティスタディ feasibility study)であった様です。
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居並ぶプレス関係者の前で、中央の方が、ゲストスピーカーで演奏者の高木忍氏、右がシンタックスジャパンの代表取締役社長の村井 清二氏、左の方が、取締役エンジニアリング ディレクター齊藤征幸氏、写真に写ってませんが、総合司会は、取締役ジェネラル マネージャー 三橋武 氏です。

肝心な音
 前回のセミナーのときは、フランス製フォーカルのスピーカーを適当に配置して、空調機の音がする、劣悪の環境で試聴しましたが、今回は、シンタックスジャパンのレコーディングスタジオで、ドイツ製KSデジタルの高速モニターを5.1chで配置して、本格的なサラウンドを聞きことが出来ました。又、素晴らしい事に演奏者が、遠路はるばるこの日の為に、竹富島から東京に来られて目の前で、生演奏を行い比較演奏を聴かせていただけました。素晴らしい演奏ですが、録音も正しい環境で聴くと、素晴しいパースペクティブで、言葉で表すことが出来ません。過去に聴いた録音でベストだと思いました。
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ハイレゾの録音
 ハイレゾの録音についてレコーディングエンジニアのMick沢口さんと、お話する機会が得られました。Mick沢口さん曰く、「録音する場合20Khz以上をキャプチャーできるマイクロフォンを使わないと、ハイレゾとは言えない」と仰ってました。又、20Hz以下と20Khz以上の音の成分が、聞こえる他の帯域に強く影響すると言ってました。そして話の内容は、録音テクニックの話ではなく、録音の趣旨、サンドスケープの意義等の録音に対する理念の話で、とても充実した内容でした。
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レコーディングエンジニアのMick沢口さんです。マイクロホンはサンケンCO-100Kを用いたとの事です。

帰り道
 最後に沖縄のオリオンビールと沖縄のお菓子で乾杯して終了しました。港区赤坂二丁目は、南北線の六本木一丁目駅に近く、テレビ朝日のある六本木ヒルズのお膝元です。折角六本木まで来たので、ほろ酔い気分で夜の帳が落ち始めた久国神社に行き、落ち着いた都会の夕暮れを楽しむことができました。
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シンタックスジャパンについて
 シンタックスグループは独、英国、米国、香港、中国に支社をもつドイツRME製品開発製造販売元で、日本の現地法人がシンタックスジャパンです。

手作りアンプの会 「2015年 夏 お寺大会」

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 手作りアンプの会で「2015年 夏 お寺大会」が6月20日(土)から翌朝まで、女性ボーカルとギターの演奏と(非オーディオ?)真空管アンプ競作大会が行われました。

 非オーディオ管とは、オーディオに用いる定番の真空管を用いず、ラジオの送信、テレビの映像処理、電源の制御に特化した真空管です。厳密に言えば、真空管をスイングするバイアスを適宜に与えてドライブすれば、どの様な真空管でも、効率の良し悪しが有るにせよオーディオに使えない真空管は存在しません。
 そこで、個人的な判断基準としては、過去にアンプメーカーがその真空管を使って製品を販売したか否かで分類するのが単純だと思います。
 そうは言っても、レギュレーションの締め付けを強くする事による、出品数の減少を懸念して、真空管であれば、何でも可という大人の判断で落ち着きました。

 真空管アンプ競作大会の前に、ギターと女性ボーカルユニットの「Le Vonda」さんの演奏が行われました。
 素晴らしいヴォーカルと演奏でした、又、お二方のお話もとても楽しかったです。
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 肝心な真空管アンプ競作は、音の好みとは別に、完成度が高いものから、ノイジーなアンプまで様々でした。
 真空管アンプと言うと、直ぐにウオーム・トーンで、アジリティーの悪い音を連想しそうですが、二台ほど良く調整され素晴らしい音のアンプが出品されましたが、何れのアンプも入賞して安心しました。
 良い音のするアンプは、真空管、半導体に関わりなく自然な音がするものだと思います。

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 翌朝、お寺大会恒例の朝カレーを美味しくいただきました。 
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 オークションとオーディオ談義で楽しいお寺大会でした。
 主催者の方々と参加された皆さんお疲れ様でした。
 次回、冬のお寺大会のテーマは、無負帰還半導体アンプ(Non negative feedback)で、局所帰還は許されるとのことです。
 

第5回PARCサウンド鑑賞会 その6 本当の終わり

 第5回 PARCサウンド鑑賞会では、根性無くアクティブ・ネットワークで出品しました。 しかし、折角作り掛けたパッシブ・ネットワークなので完成して終わらす事としました。
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SpeakerWorkshopでの設計です。
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 出品の予定は、3次と2次で3,000Hzで、Qノッチフィルターが三個ありましたが、ウーファーのブレークアップの無効化とバッフルステップ補正(4.5dB)のみ残して一次フィルターに改造しました。
 一見良さそうですが、トゥーイータの下限のカットが甘く、歪っぽいです。やはり最低でも二次は必要です。
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周波数特性と位相特性は穏やかです。
バッフルステップ補正が、低域から800Hzまで3.5dBほど効いています。
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Wavelet Spectrogramは、パッシブでありながら、良く繋がっています。
これはウーファーにバッフルリングの下駄を履かせて、15mm(5.1ms)のタイム・アライメントを稼いでいる為です。
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Toneburst Energy Storage 5 Cycles (TES)
 何か変です、こんなに特性が良い筈が無いです。
 アクティブネットワークの時は盛大に数サイクルの残響が有ったのですが、パッシブだと生じないです。
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 肝心な音は、少々歪っぽさがありますが、低音も良く出ていて、まあ使えない事は無いです。
 後は、家族にスピーカー作製趣味の理解を得るために、キャビネットの処分を行い、来年の準備を行う事です。
 

第5回PARCサウンド鑑賞会 その6

 昨日、第5回PARCサウンド鑑賞会がおこなわれました。
 毎年、出品されるスピーカーのレベルが高く、今年も昨年以上にハイレベルでした。

 以下が、その午前中の風景で、開始と同時に満席の状態です。
 午後にも大勢の方がいらっしゃいました。
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 聞くことに専念して、皆さんの写真を撮り忘れましたが、PARC冨宅代表によるセンターキャップの構造による音に違いなど技術実験と貴重な説明を頂きました。
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 Mr. Hippo(A&Cオーディオ社の島津代表)による実験的デモがおこなわれました。
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 出品させていただきました、私のスピーカーの肝心な音は、全く駄目でした。
 根本的にドライバーの選定と形状を考え直す必要があります。
 次回は、ペーパーコーンのウーファーと、軽量ダイアフラムのトゥーイータ、フィンランドバーチで王道にチャレンジしたいと思います。

 それにしても、この会は素晴らしいですね、順位をつけない大人の会として、今後も続いて欲しいです。
 主催された皆さん、島津さん、冨宅さん、会場の九州工業大学、田中さん、出品者の皆さんに大感謝です(順不同)。