クロスオーバーの調整

 オフ会に出品するスピーカーのクロスオーバーを調整しました。
 120-full.jpg軸上0.7mで測定

 サブウーファーとウーファーのクロスは、測定結果から勘案してオレンジ色の120Hzが、聴感上も特性上も良さそうです。
 本来は、ウファーとサブウファーのクロスオーバーは、85Hz以下にするのが、原則です、相互性原則(subwoofer reciprocity principle)と呼ばれるもので、サブウーファーが再生する周波数帯域が無指向性の為に原則が成立します。サブウーファーの存在感を無くすテクニックとして、85Hz以下のクロスが理想です。
 オレンジ色の120Hzの85Hzが、平均的な音圧の80dBとほぼ同一なので、聴感上で優れているのが、うなずけます。

 目標は、サブウーファーの存在が解らず、ブーミングな低音にならない、しかしスケール感が出る設定です。
 低音をサブウーファーに頼り過ぎて、クロスの周波数を上げて、サブウーファーの低音を出しすぎると、ブーミングになります、又、逆に下げすぎると、中低音の歪みが増大します。
 取り敢えず、Near fieldで±5dB以内に納めて、中野ZERO会場が、W7.5m×D13.5m×H4mという、奥行きがあり、通路が左側にある、難しいコンディションなので、部屋の影響の補正等は、現場処理型で対処します。

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 残念なことに、120Hzのクロスは、綺麗な-6dBになっていません。
 80Hzまで下げれば多少は、良いのですが、そこまで下げると、サブウーファーの存在価値がなくなり、低音とスケール感が、少なくなります。
 サブウーファーに150Hzのノッチフィルターを入れるか、125Hzのベントの共鳴を、ずらすかの対処が必要ですが、一週間ではリスキーなので、今回は対処しないこととしました。
 共鳴周波数として40Hzが下限で、BOSEのサブウーファーは、少々物足りない感があります。
 最終調整は、町田のオフ会で行う予定です。

 

信楽焼スピーカーの測定

 信楽焼スピ-カーを暫定的に測定しました。

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 周波数毎の音圧測定結果ですが、当初サブウーファーとのクロスオーバーを、100Hzとしましたが、3吋のウーファーとして、少々低い方の負担が大きく苦しいので、120Hzに変更してみました。
 ウーファーとトゥーイータのクロスを3,080Hzとしましたが、少々低いようで、トゥーイータの歪が聞こえます。当初3,960Hz予定でしたが、音は良いのですが、繋がりが良くないので、3,520Hz辺りが、落とし所かと思います。

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 周波数毎の歪特性です。
 125Hzの歪特性が悪いですが、これは、サブウーファーの短いベントの共振点に相当します。聴感上でも良くないので、クロスオーバーを低くして、125Hzを避けるのが好ましいのですが、低くすると、ウーファーが持たないので、当初の100Hz以下の方が、音が良いので、悩ましい問題です。
 125Hz側のベントにエアーフロー・レジスターとして、アペリオデック・ベント(Aperiodic Vent)を装備して、出力を下げるのも有りかと思います。
 取り敢えず、短いベントにタオルを突っ込んで、調整してみることとします。

 音の印象は、高音は出ていますが、安っぽいです。艶やかで美しい音が出ると良いのですが、1,000円のトゥーイータでは、無理の様です。テキスタイルのトゥーイータの方が好ましいと思います。
 サブウーファーの方は、車載用の臭さが取れて、何とかいけそうです。
 
 

信楽焼のスピーカーの調整を始めました

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 信楽焼のスピーカーにサブウーファーを加えて、音だしを始めました。
 サブウーファーは、2.1chの0.1chに相当して、モノラール接続とします。
 オリジナルのBOSE501の接続は、ステレオ接続で左右の共振点が75Hzと125Hzと異なり、変則的で、150Hz以下は、モノラールと同じである、と割り切った仕様です。

 それを更に初めから、モノラール0.1chとして、サブウーファーは、逆相のタンデム接続で、二つのスピーカーが、互いに加速し合う仕組みにしてあります。

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 逆相のタンデム接続時のサブウーファーのインピーダンス特性です。
 
 信楽焼きのスピーカー本体は、100Hzから20kHzを担当して、0.1chのサブーウーファーは、30Hzから100Hzを担当します。
 早速、クラシックを聴きましたが、低音が出すぎで、凄い迫力です。
 低音のピークは、40Hzですが、出来たら、40Hzから100Hz迄をフラットにしたいところです。
 だめもとで、PEQで調整してみますが、40Hz~60Hz前後は、迫力を醸し出す部分なので、深追いは避けることにします。
 
 当初、パッシブ・ネットワークで、低音と高音を分割していましたが、今回から、PCチャンデバでデジタルで分割する方式に変更しましたので、4.1ch(高音左右+低音左右+サブウーファー)になりました。
 パソコンとAVアンプの接続は、HDMI V1.4aケーブル一本で接続して、音質の向上を目指したことと、サブウーファーのスピーカー・ケーブルのコネクタとして、スピコン(ノイトリック製)を採用しました。
  

 いよいよ最終コーナーに近づきつつ有ります。


 

信楽焼スピーカーのパッシブ・ネットワーク

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 信楽焼スピーカーのパッシブネットワークをリファインしました。
 ネットワークの設計は、FRD、ZMAデータをSpeaker Work shopに取り込んで、シミュレーションを行い、調整と試聴の繰り返のクローズドループで作製しました。
 3kHzのFirst Orderで、周波数特性は、ほぼ5dB以内に収まりました。
 高音の固定抵抗を差し替えて、音圧の調整を可能として、聴く部屋の規模により、バッフルステップ補整値を選べるようになっています。
 インダクターの真ん中の黒い部分は、固定用のプラスチックです。
 キャパシターをオーディオ用では無く、工業用製品で作りましたが、高級な金銀のコンデンサーで聴いてみたいです、しかし、どうやっても、マルチアンプシステムには、音質的に敵わないので、何時か余裕の有るときに行ってみます。

陶器スピーカーの再調整

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 二年ほど前に、初めて作成したスピーカーの再調整を行いました。
 測定は、Omnimicを用い、FRDデータ(周波数毎の音圧のデータ)と、ZMAデータ(周波数毎のインピーダンス)を用いて、そのデータを、SpeakerWorksopに取り込み、ネットワークの再考察を行いました。
 ネットワークの作成も初めてでしたので、耳を頼りに、コンデンサーの値をカットアンド・トライで行ったのですが、今、改めて測定すると、結構フラットで良さそうです。
 今回は、少し賢くなって、高域のレベル調整を、固定抵抗で調整出来るように改良しました。
 音は、制作当初(二年前)の新鮮さが、だいぶ失せて、少々物足りませんが、これで良しとしょましょう。
 町田のオフ会で、鳴らし終えたら、納戸行きの予定です。