新リレー式アッテネーター attenuator 最終+オマケ

 リレー式アッテネーターの話が終わったのに、リレー式アッテネーターのマルチチャネル・ボリュームとしての音質の評価を失念していました。
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音質の評価
 今まで、2チャネルで抵抗の選別等の評価を行ってきました。得られた結果は、想定した以上に抵抗の素材、方式により音が異なる事が解りました。そして、現時点で価格対性能で、最良と思われる抵抗を実装して、マルチチャネルに投入して、音を聴いてみました。結果としてマルチチャネルで聞くと相乗効果が有るのか、2チャネルの試聴時以上に音質の差が顕著な事が判明しました。

肝心な音
 今まで使用していたリレー式のアッテネータと比べて、以下の評価となりました。試聴を重ねて地道に抵抗の選別と改良したきた成果が得られたのだと思います。そして、恐らく Vishay SFERNICE Foil resistor の採用が功を奏しているのではと想像できます。

 優しい音色
 それに反して、過渡特性が優れている。
 SNRが高く、静けさの再現性が向上
 低音の音階が明確になった

 と言った変化で、劇的な変化では無いですが、理論に基づき、試聴と測定を繰り返す改善は大切だと思います。

新リレー式アッテネーター attenuator その17 最終

 昨日は、手作りアンプのオフ会(三土会)に参加して、無事に稼動させる事ができました。途中、プレーヤーのボリュームを絞っている事に気づかずに、音量を上げても音が大きくならずに、冷や汗をかきましたが、特に問題なく発表を終える事が出来ました。

最後の改善
 帰宅してから最後の処理として、電源部からアッテネータ本体へのリンケージフラックスを避けるために、PCパーマロイ(IEC60404-8-6、1999:軟質金属磁性材料) のパネルで、仕切りそして、パーマロイのシールド板をフレームグラウンドに落として、シールド効果を高めました。SNRの測定を行っていませんが、何れ機会が有ったら行いたいと思います。今日測定して、SNRが悪い事が判明すると、落胆が大きいので、取り急ぎの測定は止めます。最大音量(0dB)、最小音量(-63.5dB) にしても、全くノイズが生じませんので、完成として良いと思います。

 電源部をPCパーマロイでシールドした様子です。
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 ※PCパーマロイは78-パーマロイにMo、Cu、Cr等を添加したもので、パーマロイの中で特に高透磁率の素材です。 

完成の記念写真
 完成の記念として、旧アッテネータ(3Way)と最新アッテネータ(4Way)の記念写真をとりました。
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 上が新アッテネータで、下が旧アッテネータです。容積比では、旧から新へ3分の1に縮小することができました。

製作を終えて
 今回、アッテネータを作りにあたり、手作りアンプの会のI氏には多大なるお世話になりなりまして、深謝いたしております。末永く大切に使いたいと思います。

新リレー式アッテネーター attenuator その16

 明日は、手作りアンプのオフ会(三土会:毎月第三土曜)ですので、最後の仕上げを行い、会場で音を出す予定です。三土会も、残すところ8回程で、200回の開催を迎えます。2000年の夏から、かれこれ18年間続いています。
三土会は、ここ 
http://kantou-sandokai.sblo.jp/

ケーシングと性能
 何とか、ケーシングを終えて、当初の目標でした小型化が実現しました。恐らく、バランス伝送4Wayのアッテネータとしては、世界最小であり、そして、左右等のバランス(ギャングエラー)も誤差0.1 % ±10ppmの抵抗を用いたので、オーディオ用として申し分ないと思います。
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電源のトラブル
 無い知恵を絞り、電源を作製しましたが、微妙に電圧と容量が不足して、安定稼動が出来ませんでした。当初予定のパワーパックで稼動させれば、問題なかったのですが、ドロッパー電源とシャーシーの高さに拘り、リレー基板の電源に無理をしてしまいました。そこで、設計者のI氏に専用の電源を用意していただきまして、事無きを得ました。

 以下が、電源の状態
 黄色 整流後の電圧
 水色 6Vライン(電源基板の出力)
 桃色 ドロッパレギュレータ(NJM2805)の入力の電圧
 青色 ドロッパレギュレータの出力の電圧(5V)
 
電源の電圧と容量が不足している状態で、PICへの電圧(青色)も不安定です。
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改善された状態で、PICへの供給電圧も安定してます。
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消音処理
 リレーを用いている為に、減衰値の変更時にリレーの動作音が生じます。可能な限り、消音処理を行いましたが、皆無にはなりませんでした。それでも切り替え音の高音成分を減らす事が出来たので、「チッ、チッ、チッ」 音から耳障りではない、小音量の「プッ、プッ、プッ」 音に抑える事が出来ました。この音も意識して減衰値を替えるときのみなので、特に問題になりません。アッテネータから6m程離れると殆ど聞えませので、消音は成功といえます。

左の黒いスポンジの箱が、手作りの消音カバーです。
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リレー部分に消音カバーを被せた状態です。
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今後の予定
 PCパーマロイ(Ni-Mo,Cu-Fe)パネルの入手が出来たので、電源部とアッテネータ部をパーマロイで隔離する予定です。現在でも、ハム等のノイズが聞えないので、特段必要なかったように思えますが、この加工で、このプロジェクトの最終にしたいと思います。

新リレー式アッテネーター attenuator その15

 今日は、天候が優れず、蒸し暑いので涼しい部屋で、マルチスネーク・ケーブルを作製しました。中国製の廉価なケーブルが有り、手間と材料代を考えると、作製が馬鹿々しくなります。しかし、最低2Mの物しかなく、コネクタの品質も程度が知れているので、自作しました。 値段に制限を付けなければ、ベルデン製、カナレ製等、高品質な物はいくらでも有るのですが、総て3M長から始まり、丁度良い長さが有りません。

4Way用のマルチスネーク・ケーブル
 右がRME Firefaceからアッテネータへの渡りのケーブルで、左がアッテネータからアンプに行くケーブルです。ケーブルは、ゴッサムオーディオの非メッキ・2重シールドケーブルで、コネクタは、ノイトリックと航空電子製で、品質には申し分ありません。
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2Way用、試聴用ケーブル
 アンバランス(RCAコネクタ)用にブレークアウ・トケーブルを作りました。
写真左のDB to RCAケーブル
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ピンアサインメント
以下の割付がデファクト・スタンダードです。 クリックすると拡大されます。
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ブレークアウト・パネル
RME製のブレークアウトパネルで1Uです。このパネルを使うと7.1チャンネルの音量調節が可能です。
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背面にDB(DSUB25)が備わっています。
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今後の予定
 明日から、アッテネータ基板の取り付けと、消音処理を行います。
 今日は、作製したケーブルを丁寧にチェックして、明日への鋭気を養います。

新リレー式アッテネーター attenuator その14

 今日は電源システムの改変を行いました。
 新リレー式アッテネーターは、5Vで動作する設計です。電源として、スイッチングのACアダプター(5V~6V)で安定稼動する様に出来ています。スイッチング電源でも全く問題ないのですが、EMIノイズ撲滅運動中の身としては、レガシーなトランス電源に拘っており、何とか実現すべく電源基板を増設しました。

追加の安定化電源
 トランスは、115V:6V/15VAのトロイダルです。そこから得られた電流を整流、平滑、そして安定化して得られた電圧が、6.01Vですので、ほぼ理想的な電圧と、容量(2.5A)を得る事が出来ました。
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