後藤浩二 La Rencontre 2015.3.21 アルバム発売記念コンサート

 後藤浩二さん-めぐり逢い-La Rencontreというアルバム発売記念(3月21日予定)のピアノ・ソロコンサートに行きました。
 場所は、芝浦のウオーターフロントにある、FAZIOLI PIANOFORTI(ファツィオリ・ピアノフォルテ)のお洒落なショールームで行われました。

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 演奏曲目の殆どが後藤さんのオリジナル曲で、一曲のみビル・エバンスの”We will meet agein"がフューチャーされた渋くて、メローな演奏会です。
 オリジナルの曲は、常にメローで素晴らしい曲ばかりで、ファツィオリのピアノにぴったりです。ピアノ・ソロというと、とかくカクテルピアノ風になりがちですが、一寸シャイに構えたお洒落な感じでとても好感触でした。
 リスニング・ポジションに椅子を配置して、リモコン・ボリュームをかたわらに置いて聴く曲ではなく、プレゼンスを意識しないで気軽に聞ける曲で私は大好きです。

ピアノについて
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 イタリアはピアノを初めて発明したクリストフォリが生まれた国です。
 このピアノの工房であるファツィオリは、200年程の伝統を持つピアノ・メーカーの中では、極めて新しい会社です。
 創立は1978年で新進の世界的に最も注目されているピアノ・メーカーでり、三日前に逝去されたアルド・チッコリーニ、アルフレッド・ブレンデル、マルタ・アルゲリッチ、ウラディーミル・アシュケナージ、ラザール・ベルマン、ニキタ・マガロフ、ミシェル・ベロフ、アニー・フィッシャー、ルイ・ローティ等のピアニストたちがファツィオリのピアノを弾くようになり、それにより集客力の有るコンサートホールがファツィオリを購入し始めました。

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 世界で最も高額なピアノとして知られているファツィオリのピアノは、独立アリコート方式や「第4ペダル」など特殊な設計でも知られており、現時点で世界最長サイズF308モデルが特に有名です。ジュリアード音楽院では米スタインウェイしか学内への持込を許可しませんでしたが、2010年に時代遅れを恐れて、ファツィオリを認定楽器としてファツィオリの導入を開始しました。日本国内には、80台ぐらい輸入されている様で、スタインウェイ、ベヒシュタイン、ベーゼンドルファーに比べると少なく希少価値があります。

 金色の塗装ではなく、本当の金を塗っているそうです。
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演奏曲目について
 お洒落な曲で構成されています、例えで言うと失礼になりますが、アンドレ・ギャニオン(André Gagnon)風の曲を、帝国ホテルのフォンテンブローでピアノを演奏していたピエール・ビュゾン(Pierre Buzon)風に演奏した感じです。この様な曲は、工房で好きなアンプ作りながら聴くのにぴったりですね。しかし、ファツィオリの魅力を十分出しているかと言えば、はっきり言ってノーだと感じました。

RMEのfirefaceについて
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 今回は、独RMEの日本ソール・エージェントであるシンタックスジャパン主催でこの様なチャンスに恵まれたのですが、firefaceのユーザーに対するサービスの一環ですが、今回のコンサートでとても得した感じです。
 最近シンタックスでは、RME Premium Recordingsというレーベルを立ち上げて、録音からハイレゾのレコード販売を始めました。そこで、演奏、録音共に良いハイレゾが極めて少ない現状で、シンタックスジャパンには大いに期待したいところです。