新リレー式アッテネーター attenuator その17 最終

 昨日は、手作りアンプのオフ会(三土会)に参加して、無事に稼動させる事ができました。途中、プレーヤーのボリュームを絞っている事に気づかずに、音量を上げても音が大きくならずに、冷や汗をかきましたが、特に問題なく発表を終える事が出来ました。

最後の改善
 帰宅してから最後の処理として、電源部からアッテネータ本体へのリンケージフラックスを避けるために、PCパーマロイ(IEC60404-8-6、1999:軟質金属磁性材料) のパネルで、仕切りそして、パーマロイのシールド板をフレームグラウンドに落として、シールド効果を高めました。SNRの測定を行っていませんが、何れ機会が有ったら行いたいと思います。今日測定して、SNRが悪い事が判明すると、落胆が大きいので、取り急ぎの測定は止めます。最大音量(0dB)、最小音量(-63.5dB) にしても、全くノイズが生じませんので、完成として良いと思います。

 電源部をPCパーマロイでシールドした様子です。
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 ※PCパーマロイは78-パーマロイにMo、Cu、Cr等を添加したもので、パーマロイの中で特に高透磁率の素材です。 

完成の記念写真
 完成の記念として、旧アッテネータ(3Way)と最新アッテネータ(4Way)の記念写真をとりました。
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 上が新アッテネータで、下が旧アッテネータです。容積比では、旧から新へ3分の1に縮小することができました。

製作を終えて
 今回、アッテネータを作りにあたり、手作りアンプの会のI氏には多大なるお世話になりなりまして、深謝いたしております。末永く大切に使いたいと思います。

新リレー式アッテネーター attenuator その16

 明日は、手作りアンプのオフ会(三土会:毎月第三土曜)ですので、最後の仕上げを行い、会場で音を出す予定です。三土会も、残すところ8回程で、200回の開催を迎えます。2000年の夏から、かれこれ18年間続いています。
三土会は、ここ 
http://kantou-sandokai.sblo.jp/

ケーシングと性能
 何とか、ケーシングを終えて、当初の目標でした小型化が実現しました。恐らく、バランス伝送4Wayのアッテネータとしては、世界最小であり、そして、左右等のバランス(ギャングエラー)も誤差0.1 % ±10ppmの抵抗を用いたので、オーディオ用として申し分ないと思います。
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電源のトラブル
 無い知恵を絞り、電源を作製しましたが、微妙に電圧と容量が不足して、安定稼動が出来ませんでした。当初予定のパワーパックで稼動させれば、問題なかったのですが、ドロッパー電源とシャーシーの高さに拘り、リレー基板の電源に無理をしてしまいました。そこで、設計者のI氏に専用の電源を用意していただきまして、事無きを得ました。

 以下が、電源の状態
 黄色 整流後の電圧
 水色 6Vライン(電源基板の出力)
 桃色 ドロッパレギュレータ(NJM2805)の入力の電圧
 青色 ドロッパレギュレータの出力の電圧(5V)
 
電源の電圧と容量が不足している状態で、PICへの電圧も不安定です。
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改善された状態で、PICへの供給電圧も安定してます。
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消音処理
 リレーを用いている為に、減衰値の変更時にリレーの動作音が生じます。可能な限り、消音処理を行いましたが、皆無にはなりませんでした。それでも切り替え音の高音成分を減らす事が出来たので、「チッ、チッ、チッ」 音から耳障りではない、小音量の「プッ、プッ、プッ」 音に抑える事が出来ました。この音も意識して減衰値を替えるときのみなので、特に問題になりません。アッテネータから6m程離れると殆ど聞えませので、消音は成功といえます。

左の黒いスポンジの箱が、手作りの消音カバーです。
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リレー部分に消音カバーを被せた状態です。
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今後の予定
 PCパーマロイ(Ni-Mo,Cu-Fe)パネルの入手が出来たので、電源部とアッテネータ部をパーマロイで隔離する予定です。現在でも、ハム等のノイズが聞えないので、特段必要なかったように思えますが、この加工で、このプロジェクトの最終にしたいと思います。

消音パソコン(クワイエットパソコン)へ移行 その2

 PCのストレージのバックアップを検討しました。
 通常、ミュージック・ソースは、1TBのSSDに格納して、定期的に、MirroringのSSDにキャプチャーしますが、それだけでは心配なので、外部記憶媒体に定期的にバックアップを取得する事にします。
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外部記憶装置
 今回はUSBのポートをbiosレベルでインヒビットしますので、Firewireでフックアップ可能は装置をえらびました。音楽を再生しない時に、内蔵のSSDから、Firewirでハードディスクにセーブします。
 最近、firewire(Thunderbolt™)とUSBからアクセス可能な外部記憶装置が少なく、調べた結果、ソニーの放送・業務用レコーディングメディアの高信頼・大容量のハードディスクを選択しました。
 詳細は、以下 https://www.sony.jp/products/Professional/ProMedia/goo/psz.html

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USB3.0とFirewire800(IEEE1394b)のフックアップが可能です。

PSZ-HA/PSZ-SAシリーズ
 この媒体は、放送用に作製したデジタル・コンテンツのバックアップとロジステック(車送)様に存在する高信頼の媒体で、筐体全体がシリコン・ゴムで保護された構造です。価格的には実勢価格で、バッファロ、アイ・オー・データ機器等の同容量の4~5倍程の価格ですが、開示されている諸元内容の明確さ、対振動等からバックアップに用いる媒体して相応しいと判断して、選択しました。

消音パソコン(クワイエットパソコン)へ移行 その1

 かねて懸案事項でした、静かなパソコンへの移行を行います。
 パソコンの筐体は、ファンレス・シャシーを用い、CPUは、音楽再生に特化して、それ程パワフルではなく、可能な限り発熱が少ないモデルを選びました。マザーボードは、サウンドシステムが無く、ASIOによる出力限定にしました。

ファンレス・シャシー
 ゴンザエモンさんのホームページを参考にさせていただきまして、英国の Streacom FC9 ALPHA を採用しました。電源は、スイッチング電源で、12V/160VAの強力なものがバンドルされています。収納可能なマザーボードのフォームファクタは、Mini-ITX、 Micro-ATXで、拡張性とサイズのバランスが優れています。シャシーは、フルアルミニュームで、極めて軽量で放熱効果が優れています。
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Manufacturer Product Code:
ST-FC9S-OPT-ALPHA

Chassis Material:
All Aluminium(6063), 4mm Thick Extruded Panels

Motherboard Support:
Mini-ITX and Micro-ATX

Number of Drives:
Maximum 3x 3.5" and 3x 2.5"

Expansion Slots:
3x Low Profile

USB Ports:
2x USB3.0, Left & Right Side

Cooling Systems:
Heatpipe Direct Touch 4 Pipes (MaxmunTDP95W)

Socket Compatibility:
Intel LGA1151 and AMD FM1/2, AM2/3/4

Dimension : w348 x d89 x h100mm

Power Supply:
Streacom ZF240 or Nano PSU

CPU
 CPUは、限りなく発熱しない Xeon E3-1240L V5(Skylake) 2.1GHz TDP25Wが希望でしたが、価格が4万円を超えるので、今回は、手始めにCORE i3-6300T(Skylake) 3.3GHz TDP35Wを選びました。

マザーボード
 マザーボードは、サウンド・システムを搭載してない機種を選びました。

プラットフォーム
 プラットフォームは、アミューズメントに関するタスク等、百害あって一利無しのサービスがアクティベートされない、「Windows Server 2012 R2 Essentials」にしました。Windows Server 2012 R2 Essentialsは以前に購入して、未使用でしたので、今回活用できそうです。

ハードウェアーの構成図
図をクリックすると拡大されます。
 ハイライトは、サウンド・チップが搭載されてないマザーボードの採用で、自前のオーディオ・インターフェースで音を出します。PCと、そのオーディオ・インターフェースをフックアップする方式は、USBではなく、IEEE1394a(Firewire400)だけです。バックアップ用の外付けディスクも、IEEE1394b (Firewire800)を用意しました。緊急時はUSB3.0が使えるモデルです。音楽再生時はノイズ源のUSBは、バイオスレベルで無効とします。
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ソフトウェアーの構成図
図をクリックすると拡大されます。
 サウンド・システムのチップが無いマザーボードで、サウンド・ドライバーはASIOのみです。選曲は、MonkyeMote 4 foobaer2000を基調として、ipad Pro 12.9から選曲と、再生のデマンドを行います。RME TotalMIXの操作等、キーボード操作を伴うWindowsの環境の調整は、必要な都度リモートディスクトップから行います。
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CPU attachment
 接続機構は、ノイズの総合商社といえるUSBを用いず、レガシーなIEEE1394a (Firewire400)のみを用います、又、バスパワーを用いず、インターフェースへの電源供給は、トランス式のドロッパー電源を用います。
以下がIEEE1394a(Firewire400)専用基板です。
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今後の予定
 パーツが揃ったので、時間を見て組み立てを開始します。パソコンを組み立てる場合、プラモデル同じで、道具としてドライバーのみなので、気楽です。問題は、ソフトの設定とチューニングです。

新リレー式アッテネーター attenuator その15

 今日は、天候が優れず、蒸し暑いので涼しい部屋で、マルチスネーク・ケーブルを作製しました。中国製の廉価なケーブルが有り、手間と材料代を考えると、作製が馬鹿々しくなります。しかし、最低2Mの物しかなく、コネクタの品質も程度が知れているので、自作しました。 値段に制限を付けなければ、ベルデン製、カナレ製等、高品質な物はいくらでも有るのですが、総て3M長から始まり、丁度良い長さが有りません。

4Way用のマルチスネーク・ケーブル
 右がRME Firefaceからアッテネータへの渡りのケーブルで、左がアッテネータからアンプに行くケーブルです。ケーブルは、ゴッサムオーディオの非メッキ・2重シールドケーブルで、コネクタは、ノイトリックと航空電子製で、品質には申し分ありません。
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2Way用、試聴用ケーブル
 アンバランス(RCAコネクタ)用にブレークアウ・トケーブルを作りました。
写真左のDB to RCAケーブル
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ピンアサインメント
以下の割付がデファクト・スタンダードです。 クリックすると拡大されます。
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ブレークアウト・パネル
RME製のブレークアウトパネルで1Uです。このパネルを使うと7.1チャンネルの音量調節が可能です。
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背面にDB(DSUB25)が備わっています。
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今後の予定
 明日から、アッテネータ基板の取り付けと、消音処理を行います。
 今日は、作製したケーブルを丁寧にチェックして、明日への鋭気を養います。